ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

ロック史上最高のギターバトル!Lynyrd Skynyrd - Free Bird (Live 2003) Full version - best audio

2019-06-29 16:37:53 | サザン・ロック

Lynyrd Skynyrd - Free Bird (Live 2003) Full version - best audio

高校時代の友人からリクエストがあったので、この曲を選びました。

リクエストありがとうございます。この場を借りてお礼を申し上げます。

このブログでは、2017年7月8日にこの曲(1976年8月21日のライブ)を取り上げているので、2年ぶりの登場です。

また、この曲「フリー・バード」に影響を受けた曲を何曲か過去に取り上げているので、興味ある人は「サザン・ロック」のカテゴリーで探してみてください。面白いかも。

さて、この曲の説明に入る前に、このバンドの立ち位置を明らかにしておきたいと思います。

このバンドはサザン・ロックを語る時に必ず挙げないといけない2つのバンドの一つです。

もう一つは言わずと知れたオールマン・ブラザーズ・バンドです。

どちらが人気あるかと言うと、難しいのですが、どちらかと言うと、オールマンが通好みのバンドであるのに対し、レーナードの方はポップス・ファンに親しまれるバンドだったかなという気がします。オールマンにもポップな曲はありますが、レーナードの方が、聴きやすい感じがするんですよね。また、レーナードは、ハードロックファンに非常に人気があります。というかハードロックバンドにかなり影響を与えています。特に、この「フリーバード」の曲後半のギターソロはハードロック・ファンが涙を流して喜ぶドラマティックでスリリングな激しいソロなのです。ロック史上、最高のギターソロと言っても過言ではないと思います。

レーナードはイギリスとかヨーロッパでも人気があります。オールマンより人気の裾野が広いバンドなのではないでしょうか?

さて、「フリー・バード」についてですが、ファースト・アルバムに収められており、彼らのライブでも最後の方で演奏される彼らの代表曲です。若くして死亡した故デュアン・オールマンに捧げられた曲として有名です。ゆったりとしたバラードから、後半の3人のギタリストによる激しいソロバトルはまさに聴きもの。同時期のサザン・ロック・バンドや後輩のサザン・ロック・バンドに大きな影響を与えていて、曲の構成をけっこう真似されています。

今回アップした動画は2003年の再結成時のものですが、冒頭の部分で、飛行機事故で死亡したキャシー・ゲインズ、スティーブ・ゲインズ、ロニー・ヴァン・ザント、若くして死亡したアレン・コリンズ、レオン・ウイルクソンの絵が出てきて、ジーンと来てしまいます。また動画の中で、フラッシュ・バック的に全盛期のビデオが挟まれたりして、やはり懐かしさでいっぱいになります。なかなかの演出です。

ライブに出演しているメンバーで、オリジナル・メンバーはゲイリー・ロッシントンのみ。イントロのスライド・ギターは昔からゲイリーの担当でした。私は、初来日の時に中野サンプラザホールで、彼が火のついたタバコを指で挟みながらこの曲のイントロを弾いていたのをはっきりと覚えています。

彼が生きていて、今だにこの曲のイントロを弾いているからこそ、この再結成レーナード・スキナー度の価値が重くなります。

ゲイリー、よくぞ頑張って生きてくれた!と言いたくなります。

歌を歌うのはロニーの弟のジョニー・ヴァン・ザント。声が似てます。

3人のギタリストの内の一人、リッキー・メドロックはデビュー前のレーナードでドラマーだったそうです。デビュー前に脱退し、ブラック・フットというハードロック系のサザンロックバンドをけん引していたことはサザン・ロック・ファンの間では有名です。

そして、キーボードはこの曲のイントロを考えたというビリー・パウエル。彼は結成時はローディだったという逸話があります。この曲での貢献により正式メンバーになったそうです。彼も、2009年には天に召されてしまいました。

レーナード・スキナードは解散は発表してませんが、2018年最後のツアーを実施しています。

さあ、歴史的名曲をじっくり楽しみましょう。

 

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6 コメント

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ロック史上に残る名曲 (星船)
2019-06-29 20:48:30
こんばんは。
この曲はまさにロック史上に残る文句なしの名曲です。当時海賊版でこの曲のライブを初めて聴いて感動したものでした。
大好きなこの曲をもつLynyrd Skynyrd、1977年の飛行機事故の訃報は当時はもちろんネットはありませんのでラジオで聞きました。ショックでした。今でも思い出します。彼らがギターがうなりを上げるサザンロックの原点でしょうか。
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サザンロックというジャンル (golden_70s)
2019-06-30 11:09:09
飛行機事故のことはAT40の放送の中で知りました。
当時、レーナード・スキナードの名前は知っていましたが、
彼等の曲はチャート・インしていた「What's Your Name」しか聞いたことがありませんでした。

その程度でしたが、ここ数年で1stアルバムから「Street Survivors」までを購入し、
私の車の中ではかなりの頻度で再生されてます。

この曲は、デレク&ドミノスの「いとしのレイラ」と並んで、
後半のインスト部分が醍醐味の曲ですね。
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星船さんへ (ミュウ)
2019-06-30 12:09:43
悲劇のロックバンドですが、まさか21世紀の今でもバンドが続いているというのはすごいですね。この名曲のこのギターソロがあるから、多くのファンを掴んだと思います。感動しますよね。
海賊盤、当時は流行りましたねー。
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golden_70sさんへ (ミュウ)
2019-06-30 12:13:34
ファーストからストリートサバイバーズまで購入なされましたか?それなら、渋い曲もご存知ですね。
ハードな曲から、のどかな曲、ブルースっぽい曲まで、色んなタイプのアメリカンロックが楽しめます。
当時の最高のライブバンドですから、購入される気持ちがわかります。
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Unknown (ローリングウエスト)
2019-07-18 22:44:15
レーナードスキナード最高ですね!米国南部カントりーの泥臭さと哀愁を帯びた壮大なサウンドが実に魅力的、そして「トリプル・リードギター」という特徴ある編成で迫まるギタープレイはまさに圧巻!小生が最も愛するのはやはり「フリーバード」、10分近くに及ぶこの長い曲は「いとしのレイラ」(エリッククラプトン)のような雰囲気をもつロック史に輝く名曲ですね。哀愁の静かなアコースティックと渋いボーカルから始まりゆったりとしたバラードが続き、途中一転してアップテンポに泣きのギター、ここから3本の官能的なスライドギターのテクニカルな競演バトルが繰り広げられ、クライマックスを迎えます。この壮大なる名曲はいつ聴いても唸らされそして魅せられます。「スイートホーム・アラバマ」も素晴らしいですが、デビュー盤の重厚なトリプルギターが炸裂する「アイ・エイント・ザ・ワン」や哀愁を帯びた泣き節ギターが印象的な「チューズデイズ・ゴーン」、ロックの王道を行くような「ギミー・スリー・ステップス」どカッコいい曲が多くて実に名盤だと思います。特に「シンプルマン」は「フリーバード」と並ぶスケールの大きい名曲ですね。
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ローリングウエストさんへ (ミュウ)
2019-07-20 14:48:28
コメントありがとうございます。
クラシックロックファンというか、70年代洋楽好きの人みんなが好きな曲ですものね。
泣きのメロディとギター・ソロの応酬はファンが多く、オールマンよりレーナードの方が世界的に人気があるんじゃないかなって勝手に推測してます。
こういう曲ばかり紹介すれば、ネットをチェックする人は喜ぶんでしょうけど、そうは行きません。やっぱりマニアックな曲の紹介をしたくなるんですよね^^;
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