ビルボード・チャート日記 by 星船

70年代、80年代から最新までビルボードのヒットチャートにあわせて名曲を紹介します。
(最新チャートはお休みします)

Manfred Mann's Earth Band - Runner(1984年の洋楽 Part12)

2020-03-26 20:20:33 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart12はManfred Mann's Earth Bandの"Runner"。
最高位は3月24日の第22位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Manfred Mann's Earth Bandですが、バンド名から分かるようにリーダーのManfred Mannを中心にイギリスで結成された、元々はプログレッシブ・ロックグループ。
デビューは1972年にリリースした『Manfred Mann's Earth Band』。まずは母国イギリスではなく、アメリカで多少人気が出ます。

急にメジャーになったのは70年代半ば、ポップス色を強めた彼ら6枚目のアルバム『静かなる叫び - The Roaring Silence』です。
このアルバムからのシングルカット曲"Blinded by the Light"「光に目もくらみ」がチャートを急上昇、なんと全米No.1を記録します。
この曲は Bruce Springsteenの曲であり、名曲です。特にライブはかっこいいのです。今でも大好きな曲です。
翌年の1977年に"Spirits in the Night"が40位を記録しましたが、その後ヒットが途絶えてしまいました。

そして1984年になって久し振りにTop40に彼らの曲が登場してきたのがこの曲"Runner"です。
彼ら11枚目のアルバム『Somewhere in Afrika』からのシングルカット曲。
曲の作者はカナダのシンガーソングライターIan Thomas。
実はIan Thomasさん、私のブログにも一回登場しています。Santanaの1982年のヒット曲"Hold On"の作者なのです。
こちらをご覧ください→→→

さてこの曲"Runner"のボーカルですが、Chris Thompsonです。
「光に目もくらみ」のボーカルも彼Chris Thompsonが務めています。
そのChris Thompsonですが、この人も私のブログには何度か登場しています。
ソロ活動の中でNightというロックグループを結成、1979年に最高位18位を記録した"Hot Summer Nights"と17位を記録した"If You Remember Me"の2曲のTop40ヒットを持っています。
こちらをご覧ください。 →→→

この曲のリリースは1984年、ちょうどロサンゼルスオリンピックの開催の直前です。
そんなところからこの曲がヒットしたのかもしれません。


こちらが原曲のIan Thomasバージョンです。
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ビルボード 全米 Top40 1984年3月24日付 Van Halen - Jump

2020-03-22 21:08:21 | 1984年ビルボードTop40
1984年3月24日付ビルボード All American Top40、5週目の1位の年度を代表する大ヒットになりました、Van Halenの"Jump"。Van Halenですが、初めてのヒット"You Really Got Me"以来この曲で5曲のTop40ヒットがありますが、これまでの最高が12位を記録した"(Oh) Pretty Woman"、初めてのTop10ヒットでついに1位獲得です。

2位は3位からアップ、Rockwellの"Somebody's Watching Me"。Rockwellですが、モータウンの創業者ベリー・ゴーディの息子なのです。そのRockwellのデビューシングルがついに2位まで上がりました。バックにMichael JacksonとJermaine Jacksonが参加しています。
3位は2位からダウン、残念ながら"Jump"を抜けず2位止まり、 Lauperの"Girls Just Want to Have Fun"。Cyndi Lauper、この曲がメジャーデビューシングルで、初めてのヒットが2位まで上がりました。
4位は5位からアップ、Kenny Logginsの"Footloose"。「Footloose」ですが1984年公開の大ヒットアメリカ映画。映画のヒットとともにサウンドトラックも大ヒットしました。Kenny Logginsとしては1978年のStevie Nicksとのデュエット"Whenever I Call You 'Friend'"以来のTop5ヒットです。
5位は8位からアップ、Eurythmicsの"Here Comes The Rain Again"。Eurythmicsですが、アメリカでの初ヒットでNo.1を記録した"Sweet Dreams (Are Made of This)"以来2曲目のTop5ヒットです。

この週5週目の1位、Van Halenの"Jump"。5週間の1位で年間チャートは6位の年度を代表する大ヒットとなりました。

Van Halenですが、ご存知炎のギタリスト Eddie Van Halenをリーダーに、弟のAlex Van Halen、ボーカルのDavid Lee Rothらにより1972年に結成されたハードロックグループ。
デビューアルバムは結成から6年後の1978年にリリースした『Van Halen』。邦題は『炎の導火線』。
そのアルバムからのファーストシングルカット"You Really Got Me"が最高位36位を記録。これが初めてのTop40ヒットでした。
この曲のオリジナルはキンクス。アッメリカでは小ヒットに終わりましたが、この曲でEddie Van Halenのリードギターの超絶テクニックと、David Lee Rothの迫力あるボーカルは大きな話題になりました。日本でもロックファンの間ではヒットしましたね。

その後、"Dance the Night Away"が15位、"(Oh) Pretty Woman"が12位のヒットとなるなどヒットを積み重ね、1984年にリリースした彼らの6枚目のアルバム『1984』からのシングルがこの曲"Jump"です。
プロデューサーはデビューアルバムからのTed Templeman。Ted Templemanといえば、The Doobie Brothersをはじめ数々のアルバムを手掛けた名プロデューサーですね。Van HalenのデビューもTed Templemanの目に留まったことから実現したものでありました。

"Jump"ですが、メンバー4人の共作。
Eddie Van Halenがもちろんギターソロに加え、シンセサイザーのソロも務めるなど大活躍。もちろんボーカルはDavid Lee Roth。彼の底抜けに明るい陽気なボーカルに、Eddie Van Halenのカッコイイギターが加わって大ヒットに結びつきました。
この曲を応援していましたので、この大ヒットはとてもうれしかったです。


今週 先週 song / artist
1 1 JUMP / VAN HALEN
2 3 SOMEBODY'S WATCHING ME / ROCKWELL
3 2 GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN / CYNDI LAUPER
4 5 FOOTLOOSE / KENNY LOGGINS
5 8 HERE COMES THE RAIN AGAIN / EURYTHMICS
6 7 I WANT A NEW DRUG / HUEY LEWIS & THE NEWS
7 4 99 LUFTBALLONS / NENA
8 12 AUTOMATIC / POINTER SISTERS
9 13 ADULT EDUCATION / DARYL HALL & JOHN OATES
10 11 GOT A HOLD ON ME / CHRISTINE MCVIE
11 6 THRILLER / MICHAEL JACKSON
12 20 AGAINST ALL ODDS / PHIL COLLINS
13 14 THE LANGUAGE OF LOVE / DAN FOGELBERG
14 21 MISS ME BLIND / CULTURE CLUB
15 19 HOLD ME NOW / THOMPSON TWINS
16 10 NEW MOON ON MONDAY / DURAN DURAN
17 26 HELLO / LIONEL RICHIE
18 36 EAT IT / WIERD AL YANKOVIC
19 9 NOBODY TOLD ME / JOHN LENNON
20 22 BACK WHERE YOU BELONG / 38 SPECIAL
21 18 GIVE IT UP / KC
22 23 RUNNER / MANFRED MANN'S EARTH BAND
23 15 WRAPPED AROUND YOUR FINGER / POLICE
24 16 KARMA CHAMELEON / CULTURE CLUB
25 28 RADIO GA-GA / QUEEN
26 27 LET'S STAY TOGETHER / TINA TURNER
27 30 COME BACK AND STAY / PAUL YOUNG
28 29 NEW SONG / HOWARD JONES
29 32 GIRLS / DWIGHT TWILLEY
30 34 THEY DON'T KNOW / TRACEY ULLMAN
31 31 LIVIN' IN DESPERATE TIMES / OLIVIA NEWTON-JOHN
32 17 LET THE MUSIC PLAY / SHANNON
33 39 LOVE SOMEBODY / RICK SPRINGFIELD
34 40 TONIGHT / KOOL & THE GANG
35 45 DON'T ANSWER ME / ALAN PARSONS PROJECT
36 37 RED RED WINE / UB40
37 41 LEAVE IT / YES
38 38 DON'T LET GO / WANG CHUNG
39 46 YOU MIGHT THINK / CARS
40 42 THE KID'S AMERICAN / MATTHEW WILDER
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K.C. - Give It Up(1984年の洋楽 Part11)

2020-03-19 22:24:01 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart11はK.C.の"Give It Up"。
最高位は3月17日付の第18位。年間チャートは75位。K.C.久々のヒットでした。

K.C.ですが、そう、ディスコファンならご存知ですよね、70年代ディスコを代表するグループKC and the Sunshine BandのリーダーHarry Wayne CaseyことK.C.です。

ちょうど私が洋楽を聞き始めたころ、70年代中頃ですが、KC and the Sunshine Bandの人気といえばホント凄いものでした。
初めてのNo.1ヒット"Get Down Tonight"に続き、全世界のディスコで大ヒットした名曲"That's the Way (I Like It)"が特に有名ですよね。日本でも大ヒットしました。
続いて"(Shake, Shake, Shake) Shake Your Booty"、"I'm Your Boogie Man"の1位、そして"Keep It Comin' Love"の2位と大ヒットを連発、私にはみんなおんなじ曲に聞こえましたが(失礼!)、特大のヒットを続けました。

その後、しばらくヒットが途絶えたと思えば、まさかのバラード曲"Please Don't Go"で1979年再びの1位を記録し、さらにTeri DeSarioとのデュエットバラードソング"Yes, I'm Ready"が2位と、連続の大ヒットを記録しました。

その後またまたヒットチャートから消えていましたが、久し振りに「K.C.」の名前で復活したのがこの曲"Give It Up"。
曲の作者はHarry Wayne Casey自身とDeborah Carterという人の共作。プロデューサーはHarry Wayne CaseyとバンドメンバーのRichard Finchです。
この曲、70年代のKC and the Sunshine Bandを思い出す懐かしい雰囲気のディスコソングです。


さてついでに名曲"That's the Way (I Like It)"を紹介します。
1975年12月20日付、1週間だけですが1位を記録、曲のプロデューサーはHarry Wayne CaseyとRichard Finch、"Give It Up"と同じですね。

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ビルボード 全米 Top40 1984年3月17日付 Cyndi Lauper - Girls Just Want To Have Fun

2020-03-15 17:34:46 | 1984年ビルボードTop40
1984年3月17日付ビルボード All American Top40、4週目の1位の大ヒット、Van Halenの"Jump"。Van Halenですが、初めてのヒット"You Really Got Me"以来この曲で5曲のTop40ヒットがありますが、これまでの最高が12位を記録した"(Oh) Pretty Woman"、初めてのTop10ヒットでついに1位獲得です。

2位は前週と変わらず、Cyndi Lauperの"Girls Just Want to Have Fun"。Cyndi Lauper、この曲がメジャーデビューシングルで、初めてのヒットが2位まで上がりました。
3位は5位からアップ、Rockwellの"Somebody's Watching Me"。Rockwellですが、モータウンの創業者ベリー・ゴーディの息子なのです。そのRockwellのデビューシングルがTop3ヒットとなりました。バックにMichael JacksonとJermaine Jacksonが参加しています。
4位は3位からダウン、Nenaの"99 Luftballons"。Nenaですが、ドイツ出身のロックバンド。ドイツでは2曲目のヒットですが、アメリカでは初めてのヒット。珍しいドイツ語のヒット曲です。
5位は9位からジャンプアップ、Kenny Logginsの"Footloose"。「Footloose」ですが1984年公開の大ヒットアメリカ映画。映画のヒットとともにサウンドトラックも大ヒットしました。Kenny Logginsとしては1978年のStevie Nicksとのデュエット"Whenever I Call You 'Friend'"以来のTop5ヒットです。

この週連続の2位はCyndi Lauperの"Girls Just Want to Have Fun"。最高位はこの2週間の2位。残念ながら"Jump"を抜けず2位止まりでしたが年間チャートは15位。デビューシングルにして大ヒットを記録しました。

Cyndi Lauperですが、アメリカ出身のポップス歌手。デビューは1983年、ファーストアルバム『She's So Unusual』をリリース。
そのアルバムからのファーストシングルカット曲がこの曲"Girls Just Want to Have Fun"です。

"Girls Just Want to Have Fun"ですが、曲の作者はRobert Hazardというアメリカのミュージシャン。
この曲、元々はRobert Hazard自身が歌ってレコーディングした曲でした。なんとブルーススプリングスティーンバリのロックだったのです。
その曲をポップスにアレンジし、Cyndi Lauperの特徴的な歌声で大ヒットに結びつきました。

この"Girls Just Want to Have Fun"がチャートを上がってきたときには驚きましたよね。ポップでダンサブルではありましたが、その特徴的なハイトーンボイスと、独特の歌い方、「この曲がヒットするのか?」と思っていると、スルスルとチャートを上がり、ついに2位を記録しました。癖になる、覚えやすい楽しい曲でありました。


こちらがオリジナルのRobert Hazard です。ちょっと聞くとまったく違う曲に聞こえます。


今週 先週 song / artist
1 1 JUMP / VAN HALEN
2 2 GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN / CYNDI LAUPER
3 5 SOMEBODY'S WATCHING ME / ROCKWELL
4 3 99 LUFTBALLONS / NENA
5 9 FOOTLOOSE / KENNY LOGGINS
6 4 THRILLER / MICHAEL JACKSON
7 7 I WANT A NEW DRUG / HUEY LEWIS & THE NEWS
8 8 HERE COMES THE RAIN AGAIN / EURYTHMICS
9 6 NOBODY TOLD ME / JOHN LENNON
10 12 NEW MOON ON MONDAY / DURAN DURAN
11 14 GOT A HOLD ON ME / CHRISTINE MCVIE
12 15 AUTOMATIC / POINTER SISTERS
13 17 ADULT EDUCATION / DARYL HALL & JOHN OATES
14 16 THE LANGUAGE OF LOVE / DAN FOGELBERG
15 11 WRAPPED AROUND YOUR FINGER / POLICE
16 10 KARMA CHAMELEON / CULTURE CLUB
17 13 LET THE MUSIC PLAY / SHANNON
18 20 GIVE IT UP / KC
19 24 HOLD ME NOW / THOMPSON TWINS
20 34 AGAINST ALL ODDS / PHIL COLLINS
21 27 MISS ME BLIND / CULTURE CLUB
22 28 BACK WHERE YOU BELONG / 38 SPECIAL
23 29 RUNNER / MANFRED MANN'S EARTH BAND
24 26 THE POLITICS OF DANCING / RE-FLEX
25 25 ALMOST OVER YOU / SHEENA EASTON
26 37 HELLO / LIONEL RICHIE
27 30 LET'S STAY TOGETHER / TINA TURNER
28 35 RADIO GA-GA / QUEEN
29 31 NEW SONG / HOWARD JONES
30 32 COME BACK AND STAY / PAUL YOUNG
31 33 LIVIN' IN DESPERATE TIMES / OLIVIA NEWTON-JOHN
32 38 GIRLS / DWIGHT TWILLEY
33 18 AN INNOCENT MAN / BILLY JOEL
34 42 THEY DON'T KNOW / TRACEY ULLMAN
35 19 JOANNA / KOOL & THE GANG
36 59 EAT IT / WIERD AL YANKOVIC
37 41 RED RED WINE / UB40
38 40 DON'T LET GO / WANG CHUNG
39 49 LOVE SOMEBODY / RICK SPRINGFIELD
40 45 TONIGHT / KOOL & THE GANG
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Sheena Easton - Almost Over You(1984年の洋楽 Part10)

2020-03-12 20:59:17 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart10はSheena Eastonの"Almost Over You"。
最高位は3月10日と17日の25位。年間チャートは圏外でした。

さてSheena Eastonの"Almost Over You"、名バラードです。あんまりヒットしなかったですが、彼女の曲の中でも私の最も好きな曲であります。
Sheena Easton、改めていい声していますし、歌うまいです。

Sheena Eastonですが、イギリス出身のポップス歌手。
デビューは1980年で、デビュー曲"Modern Girl"がイギリスでヒット、その後アメリカでは"9 to 5 (Morning Train)"の方が先にヒット、なんと初ヒットでNo.1を記録して大人気歌手となります。
その後も1983年にKenny Rogersとのデュエットソング"We've Got Tonight" が6位を記録するなどヒットを続け、1983年にリリースした彼女4枚目のアルバム『Best Kept Secret』アルバムのプロデュースはGreg Mathiesonと Jay Graydonが務めています。

"Almost Over You"の作者はJennifer KimballとC. Richardsonという人の共作。
「哀しみ色に染めて」という素敵な邦題もついていました。
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