ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

何とエンジェルが復活してた。悪くはない。Towr (Re-Recorded)

2023-08-19 12:45:06 | HARD ROCK
Tower (Re-Recorded)

1970年代、悲劇の来日公演で知られるアメリカのハードロック・バンド、エンジェル。2019年に『Risen』 という作品で何と復活してたんですね。驚きです。気づきませんでした。このたび復活2作目、『Once Upon A Time』 が4月にリリースされていたことで、やっと気づいた次第です。
しかも、ヴォーカルのフランク・ディミノとギターのパンキー・メドウスがいるというじゃありませんか?多分70才くらい?
当時の人気アーティストの訃報が相次ぐ中、復活というところになんか嬉しさを感じてしまいます。

当時(1975年頃)、クイーン、キッス、エアロスミスがすごい人気となって、日本ではロックのアイドル化現象があったのですが、その中で、強引に日本のマーケットで彼らに続くアイドル・ロック・バンドで売り出したのが、エンジェルでした。
元は、キッスのジーン・シモンズに見いだされたようです。
正直言って、クイーンのような高度な音楽構築能力があったわけでもなく、キッス、エアロスミスのような類まれなセンスもなかったのですが、正当的なハード・ロックにポップなメロディがあり、グレッグ・ジェフリアのプログレっぽいキーボードが加わって、ちょっとおもしろいバンドだったのです。
ファースト・アルバムはそこそこのセールスを上げて、盛り上がりそうだったのですが、結局、大成功せず、ぽしゃった感じでしたね。
でも、デビュー作でのマスコミの騒ぎ方(特に、雑誌「音楽専科」の入れ込み方)はいまだに記憶に残っています。

復活作『Risen』にはデビュー作の「タワー」を再録していて、復活にかける意気込みを感じます。

『Risen』から、もう1曲、ご紹介します。
Don't Want You to Go  
ちょっと線の細いメロディアス・ハードロックですが、メロディ・センスは悪くないかな。
しかし、今の時代によく、こうした音楽で復活できたものですね。
やはり、インターネットの時代だからかもしれませんね。
1国のヒットチャートには出なくても、世界中のファンがネットで聴くことにより成り立つのかな。幅広く、浅い人気がバンドを支えるみたいな・・・

そして、新作『Once Upon A Time』です。
アルバム・タイトルというか、デビルマンみたいな悪魔が描かれているアルバム・ジャケットの内容を歌っていると思われる「Once Upon a Time an Angel and a Devil Fell in Love (And It Did Not End Well)」が、ちょっと聞きごたえがあるので、この曲を選びました。

Once Upon a Time an Angel and a Devil Fell in Love (And It Did Not End Well)


次に、ポップで可愛い感じの曲をご紹介しましょう。「Let It Rain」

Let It Rain

1970年代、「ミュージック・ライフ」や「音楽専科」で、一生懸命かっこいいロック・バンドを探していた中学生時代。エンジェルはその時に日本のロック・ビジネスに登場してきました。しばらくたって、エンジェルはこけてしまい、変な売り方をされてしまい気の毒だったなーって思ってましたが、50年もたって、再会できるとは!
不思議な感動があります。
正直言って、現在の作品を評価してくれるリスナーは少ないかもしれないけど、人生最後の方でもがんばっている彼らには勇気をもらえるような気がします。

次はこの曲にしましょう。「ロック・スター」。
彼らがロック・スターとして輝いた時期は短かったかもしれませんが、でも当時のロック・ファンに強烈な足跡を残しました。
だからこその復活だったのでしょう。

Rock Star  



最後に1977年の3枚目から「Telephone Exchange」。ポップですが、いい曲を作ってたんですね。

Telephone Exchange
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする