ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

ネット時代だから人気になったのか? ユニークなプログレッシブ・ポップバンド Kestrel

2022-02-23 15:53:00 | ブリティッシュロック

Kestrel - Take It Away [Official Audio]

1975年リリースのケストレルの唯一のアルバムからです。

イギリスのバンドです。

まずご紹介するのは、日本のピチカート・ファイブのヒット曲「ベイビィ・ポータブル・ロック」を思わせるギターの「Take It Away」。

こちらの方が古いので、日本でパクった可能性ありですね。でも、全体の音の感触は全く違います。音圧が強いし。

このバンド、1975年にアルバムを出していて、私はリアルタイムにロックにハマっていた時期なのに、知らなかった(笑)。ネットの時代になって、知りました。当時、ラジオ、音楽雑誌をくまなくチェックしていたつもりでも、やっぱりメジャーでないと、聴く機会はなかったというのが現実。私と同世代の多くの人が同じだと思います。

ところがネット時代となり、このアルバムはけっこう人気です。特にプログレ・ファンに個性的なアレンジと音像が評価されています。

音の感触が、独特で、プログレ・ファンの心をくすぐるんです。ネット時代になり、世界中のロック・ファンが聴きだしたことは、当時の彼らには想像できなかったことでしょう。

 

この曲「In The War」なんかは、都会的な音なのにプログレって感じに、耳を持っていかれますね。斬新な音の連続には「おおっ!」と思わせるものがあるかな。

In The War [2013 Remaster]

やはり、最後の方に出てくる、メロトロンの音が気になりますね。

 

メロトロンと言えば、この曲も印象的です。

August Carol [2013 Remaster]

ふわーっというメロトロンの音に、プログレ・ファンは弱いんです。

この作品は、やはり、ギター&ヴォーカルのデイブ・ブラックとキーボードのジョン・クックの才能が結実した傑作です。当時、評価されず、1枚のアルバムで終わったのが残念ですが、時代が変われば、世に出るものなのですね。うーん、ネット時代になり、こうした作品が次々と発見されていくような気がします。

 

コメント (6)
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