THE STALIN / 仰げば尊し
友人のK君からのリクエストがありましたので、アップします。
伝説のバンド、ザ・スターリンで一番有名な曲です。
ザ・スターリンは遠藤ミチロウのバンドというかプロジェクトのような感じですね。
彼の経歴を見て、まず驚いたのは、日本のパンク・バンドのカリスマなのに、1950年生まれだったこと。享年69才?で2019年にお亡くなりなっていますが、年齢の割にパンクなんだって、驚きました。例えば、頭脳警察のパンタの場合、パンクという音楽が誕生する前から、パンクだったのに対し、遠藤ミチロウの場合、明らかにセックス・ピストルズの影響を受けて始めたわけで、それにしちゃ年齢が高いなと感じました。セックス・ピストルズの影響を受けたパンク・バンドはふつう彼より10才くらい若いわけです。遠藤ミチロウは20代後半で、パンクに走ったんだなという事実が判明しました。うーん、遅咲きだったんだなあ。
でも、そのパフォーマンスは日本のロックの歴史に残るほど過激で、全盛期ははじけ切ってましたね。今の時代では、全くできないことばかりでしょう。
さて、この曲、誰もが、「シド・ビシャスのマイ・ウエイを思い出す。」と言うんだと思います。
私も、そう思いました。真面目で、しっとりした曲をパンクにするというのが、なんとも言えない不思議な雰囲気を作ります。賛否両論はあるでしょうが、彼の仕事として、大きく輝いた事は事実です。
スターリンらしい曲もアップしましょう。
The Stalin - アレルギーα
江頭の様なかっこと、忌野清志郎のようなメイクが強烈です。
THE STALIN スターリン ロマンチスト 遠藤ミチロウ
彼は、山形大学出身のインテリでもあったんですね。素顔は静かで知的な人だったといいます。
しかし、マグマのような情熱と発信力が彼を動かし、日本のロックの歴史に爪痕を残したのでしょう。