この魚に出会ったのは4年前の夏でした。
渇水気味の状況でとても苦労して出会えた一本で
いまでもよく覚えています。
サイズは36cmで充分満足なんですが、
それよりも魚体のあまりにも美しい姿が
目に焼き付いて離れません。
鼻曲がりの精悍な顔に、
本流育ちでありながら、とても綺麗なパーマーク。
夏の暑い日差しの下でキラキラと宝石のように輝いていました。
この魚が年を越せば、いったいどうなるのでしょうか。
そんな思いを抱きながら、名残り惜しみながらも
元の流れに返してあげました。
私がこの魚をある意味で王座にしているのは、
サイズだけではなく、どんな苦しい状況での出会いか、
そして、手にした時の感動の大きさ、
そして、やはり見て美しい魚体、
これらを全てを兼ね備えているのが王座です。
その証拠に、今でもマイパソコンを開くと3枚目の写真が
いつでも迎えてくれます。
魚に楽しませてもらっている事を改めて感謝します。


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