『これマジ!？女体に【憑依】できる男は実在した！』 感想・見どころレビュー☆

「真実の物語」「ヤラセなし」
パッケージには、こうした文言が“堂々”居並びます。

結局『フィクションです』の一言が劇中、最後まで聴かれませんでしたけど‥‥このあたりは大丈夫なんでしょうか？
ほら、一応触れておかないと、たとえほとんど人が理解していたとしても、ＤＪ ＯＺＭＡ氏が紅白で引き起こした騒動のようなことが、まったくないとも言い切れませんから（＾＾；
いわばそれくらい、内容に真実味を持たせようと腐心した跡すらも窺える憑依の作品「これマジ!？女体に【憑依】できる男は実在した！」を、今回視聴いたしますた！






こんなタッチで描かれた作品を視たのは、初めてですね‥。
憑依を「特殊能力」ととらえた作品は数多くあれど、なにか「パフォーマンス」のごとく、ひとつの“見せ物”として憑依が展開されたのは。
しかも、プロっぽいナレーションまで付いて（笑）

まず、たまたま居合わせたＯＬの肉体を借りて、憑依のチカラを実証する男。
それが本物であるのを知った取材班は男の家にまで出向き、今度は彼の妹のカラダを使って、一絡み。
周りにはスタッフ数名がいて、また、あっけらかんとした男のキャラ性もあってか、緊張感のカケラもありませんｗ
（が、妹役に起用されたのがパッケージにある、愛らしい女優さんでした）

その後、いささか中途半端なレズを挟み、締めに定番の元の自分とのエッチ。
本来、元の自分のカラダに意識はないはずですが、なにやら“互換性”が働いて可能となったそうです（笑）


もし、これで終わっていたら‥‥筆者の評価が高いものにはなっていなかったでしょう。
本編を見終わったあとに気づいたのですが、実はさらに【初めての憑依】と題した、番外編のようなストーリーが追加でありました。


こ、これがエガッタ‥‥


「いいね」を5個あげたいくらいｗｗ
シーンは、隣に住むＪＫのカラダを乗っ取った男が、彼女の家に“侵入”する、雰囲気満点なところから。ここにきて流行りの「主観映像」の導入です。

私の以前のレビューが伝わったわけでは、もちろんないと思いますけど、主観用の小道具にビデオカメラを用い、鏡を使ったキャメラワークのおかげで、自分の“今の姿”をいちいち確認できるのが、嬉しいポイント。したがって、これまでに見られた首から下しか覗けない完全主観モノとは、少々勝手がちがいます。



これマジ! ?女体に【憑依】できる男は実在した! [DVD]より


‥うむ、この特典は大きかったし、だいぶ救われた部分もあったかも（＾＾；
個人的には、もう1チャプターくらい、こうした見せ物ではない憑依場面が欲しかった気はしました。でも全体的なアイデア、発想力は◎

《俺評価》★★★☆☆


※5月3日に発売決定！ THEボディジャック BEYOND [DVD]