福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

市議会本会議で 一般質問 ~ 市長の政治姿勢 高齢福祉行政 子ども行政 保育行政 教育問題

2009年09月09日 | 活動報告

◆本日、本会議での5度目の一般質問に臨みました。

一昨日から今日まで、一般質問で12人の議員が質問に立たれましたが、何れの議員も当面する宇都宮市政の課題を取り上げながら、それぞれ実のある議論が展開されました。

◆今回、私の質問論旨の大きな柱としたものは、

「国政の政権交代が直近の民意であることを加味した市政運営を」ということ、

そして、世界的な経済危機に直面した今日、これから本格化する来年度の予算編成作業に臨むにあたっては、財政の健全化と真に市民目線の行政の実現を目指して、

「宇都宮市政(財政)にも、最小の負担で最大の利益を という経営的感覚を徹底して持ち込むべき」

といった2つのテーマです。

◆それらを前提に、今回の質問項目は、
1 市長の政治姿勢について
2 高齢福祉行政について
3 子ども行政について
4 保育行政について
5 教育問題について
6 デートDV防止のための対策について

の6項目を、限られた時間の中で、取り上げさせていただきました。

◆「市長の政治姿勢」では、無駄遣いをなくすこと、LRTなど不要不急の事業を見直し中止することなど、
今を正念場と捉えた財政運営の改善への取り組みを早急に行うべきことを 今回も訴えました。

赤字公債の増発や基金の取り崩しによる財政のやりくりにストップをかけて、市民の皆様の血税の使い道を真剣に考え直すこと、そして、旧態依然とした事業選定の構造と体質を今こそ改めるべきではないかと質しました。

◆特に「LRT整備計画」については、
「新たな公共交通整備でおそらく街の姿が変わる…」
「そのために仮に多少の赤字が出ても仕方ない…」
といった大いなる不透明さを抱えたままでは、今後一歩も前に進めるべきではない大規模公共事業であり、
本来基本としてなされなければならない「宇都宮市の将来の公共交通のあり方をどうするか」といったビジョンが明確に見えないまま、
また、導入効果があいまいすぎるこれまでの議論の結果をみても、

民間のシビアな事業経営計画の視点を持てば不採択事業であるだろうということ、
そして市民の半数近くが積極的な賛成意見を持ち得ていない現状を重く受け止めて、今新たなハコモノが必要なのかを慎重に議会なり市民の皆さんに諮るべきだと強く指摘しました。

◆また、今の財政難の時代に今更ながらの耳を疑うようなハコモノ整備が本当に必要なのかどうかを考え直すべきであるということと併せ、

その引き換えとして、
行政が市民に対して為すべき優先順位がより高いと思われる 「高齢福祉行政」 「子ども行政」 「保育行政」そして「教育問題」の充実・改善について真っ先に取り組み、
「福祉都市宣言の街 宇都宮」を名実ともに実現させることを、これからの行政運営の核とするべき、不退転の覚悟でのぞむべき、と訴えました。


◆それぞれ市長並びに執行部の所管部長などからは、おおむねで、
真摯に受け止め前向きに取り組む、あるいは改善にむけた検討を早急に行うといった答弁がありましたが、

念を押す意味で行った再質問でも、
肝心な部分で、 そもそも必要性に自信がないからではないか、あるいは問題先送りで認識が希薄ではないか と感じる内容の答弁もあり、一部あいまいで不満足なものも感じられました。

◆これからも今回の質問・提言で投げかけた問題については、行政の所管部局との一体化と連携協働を図りながら、会派一体となって実現に取り組んでまいりたいと思います。

◆議会でのやりとりは、宇都宮市議会ホームページ [本会議の録画映像]からご覧いただけます(直近の映像のアップには多少時間がかかりますのでご了承ください)。

また、これまでの会議議事録は
宇都宮市議会会議録検索システムで閲覧できます。

◆今回も事前に一般質問のご案内をしていたところ、たくさんの方々に傍聴に来ていただきました。
応援団に見守られているようで、大変心強く感じながら質疑応答をすることができました。本当にありがとうございます。
さて、明日からまた気持ちを新たにして頑張ろう。


 「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp