福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

夫の家事参加について(2)

2006年05月06日 | オピニオン
                寝る暇なく子育てに追われた頃・・・
                むすめはのんきに1歳、3歳、5歳


私たち夫婦の場合、結婚当初(15年前)は私が一人で家事をこなしていました。
長女の出産までの数年間は共働きでしたが、家事を負担に考えたことはありませんでした。

私の夫も世の男性と全く同じで、
 男は仕事一筋
(あの頃は、仕事や付き合いで午前様帰宅が多く、休日も仕事で家を空けることがほとんどでした。)
 女は家庭が基本
という考えを持つ男性でした。

今でこそ大抵の家事をこなそうとする夫ですが、最初から家事を手伝ったわけではありません。


夫が家事に関心を持つようになったのは、3人目の子どもが産まれる少し前からです。
当時、3歳の長女と1歳の次女の面倒のほとんどをみながら、大きなおなかを抱えていた私の姿を見かねて、「大人なんだから自分のことぐらい、自分でしよう。」と思ったのが始まりだそうで・・・(気付くのが遅いくらいですかね? でも変ってくれたんですから良しとしてます。)

その後は少しづつ、家事に理解のある旦那さんに変貌を遂げました。
私が心掛けたのは、失敗してもそれを責めないことと、大きく感謝の意を表すことでした。

私達の場合、家事に対する基本的な考え方が、出産を境に、たまたまうまく合致しましたが、もともとそうした素養を夫が持ち合わせていたことが、私にとっては幸いでもありました。


そのひとつが、夫が結婚前の6年間、東京で一人暮らしをしていたことで、掃除、洗濯、買い物、調理、洗い物、片づけ、そのほかにも生活上の雑用を自ら経験していたこと。

また、学生時代のアルバイトで、調理(包丁を握る)の経験があること。

そしてなんといっても夫が育った家庭環境です。
両親が共働きであり、看護婦として夜勤も多い母親に代わって、父親が料理などの家事を当たり前のようにこなす後ろ姿を見て育っていること。

夫にとって、男の家事は忌避するものではなかったわけです。
結婚前に、ひととおりの家事マインドを持ち合わせていたということです。

そんな夫でしたので、男性が家事をする理由はいくらでも見つけてくれました。
夫の口ぐせは、「大変そう」「可哀そう」「悪いなあ」「ありがとう」です。

家事は、どちらがやってもいいと思います。「その時に時間や体力があるほうが家事をしたらいい」が夫の持論です。


「女だから家事をやる」という考えは、いつからか我が家にはなくなりました。


ホームページ http://www.f-chie.jp