![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7c/306f418bda2c55747f1d0ef56fb60fbf.jpg)
日本公開からはやくも3週間。今週で上映終了する劇場もちらほら出てきています。
やっとこさ、感想を書く余裕ができましたです・・・
お盆先行上映で観たきりだったので、書こうにも新鮮さがうすれてしまって。
これではアカーンと、先日、2回目観てきました。
初回は3D、2回目はIMAX3D。まだ2Dでは観てません。
じつは、公開前に買ったムビチケ2枚、まだ使えてないのよね・・・なんのこっちゃ・・・
などというどうでもいい前置きはこのくらいにして、さっそく感想いってみようじゃないの。
かなり偏った内容になっとりますので、あらかじめあやまっておきます。
***以下、『スタートレック イントゥ・ダークネス』のネタバレを含みます。
TV版の「宇宙大戦争」は、結局まだ観ることができてません。トレッキーの皆様にははなはだ隔靴掻痒な内容になりそうです。あしからず&ツッコミor解説をぜひコメント欄でどうぞ!
とはいえ予習のため、唯一『スタートレックll カーンの逆襲』(1982)だけは観ました。これを観といたのは正解でしたね。だって、STIDは『逆襲』の前日譚ですものね。
いや、というか、まあこれはJ.J.エイブラムズも常に言ってるように、JJ版スタトレは、本家のau(アナザー・ユニバース)あるいはパラレル・ワールドなのですよね?
オリジナルでカーンを演じたのは、メキシコ人のリカルド・モンタルバン。八十年代に「ファンタジーアイランド」というテレビ番組のホストとして人気のあった人らしい。
わたしは、「ファンタジーアイランド」をパロディしたコントを以前に見ていまして、スタトレとこのコントがモンタルバンでつながるとは思ってもみなかった。びっくりしたのは、まずそこでした。ってそこかよ!(笑)
「ファンタジーアイランド」(本物)
リカルド・モンタルバン パロディ (カナダのコント番組「SCTV」より)
またまた前置きが長いな。つまり、ですね・・・
オリジナルのカーンは、インドあるいは中近東出身者という設定。演じたのはメキシコ人。つまり非白人が「優生人間」であるという点に、キャラクターの存在意義みたいなものもあった。
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ベネディクト=カーンが今度冬眠から醒めたらこうなってるってこと!?
それを、STIDでは、英国出身の白人のエリート校出のおぼっちゃんであるベネディクトが演じた。トレッキーのみなさん的に、その設定がややひっかかっているらしい、という印象は、ネット上の感想を読んでいて感じました。実際、はじめはベニチオ・デル・トロにカーン役がオファーされてたらしいし。(*ベニチオ・デル・トロの名前表記を誤っていました。訂正します。ご指摘ありがとうございました)
しかし、です。そんな熱心なファンのみなさんであっても、ベネディクトの演技そのものに対しては多くが称賛している。そのことを、ベネディクトファンダムのはしくれとして、非常に誇りに思うわけであります。
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話をシンプルにしましょう。
『スタートレック イントゥ・ダークネス』は、とてもおもしろい映画でした。
映画全体についての感想をまとめると、
・まず3Dがキレイだった。こんなにストレスレスで観られる3D映画は、初だったかも。
IMAXも良かったですが、正直それほどの感銘はうけなかったですね。IMAXの良さは、あのスクリーンのバカでかさなんです。もうそれだけでいいので、別に3Dにしてくれなくても、というのは、やっぱり思います。
・脚本がすばらしい。ハリウッドSF大作って、何も考えずに観られるのが普通ですけど、STIDは初回だけでは話がのみこめませんでした。ロボコップ提督ことピーター・ウェラーがいい人なのか悪い人なのか、実はいまだにちょっとわかってません(笑)
けど、わかりにくい、難解、というのではなくて、いろいろ考えさせてくれる快感があった。カーンにしても、彼の言葉がどこまで真実なのか、カークはすぐ信じちゃったけどほんとにいいのかよおい!とか(笑)
あれこれ“推理 deduce”させてくれた。そういう意味でも、STIDはハリウッド娯楽大作の新たな地平を開いたと言えるのかもしれません。
しかし、ともすればややこしくなりがちなプロットの中で、わたしが深く深く感銘をうけたこと。それは、
・カーンのモチベーションの明快さ。一貫性。
STIDに登場する人物たちの中で、カーンほどの強靭な意志をもち、明確な行動原理につらぬかれたキャラクターは、他にいません。《愛する仲間=家族を助ける》という意志があまりにも強いがために、いいかえれば、愛があまりにも大きすぎるがために、それをジャマ立てするものは容赦しねえ!となるわけ。シャーロックが言うように「愛はもっとも残酷な動機」なワケだ!
やっかいなのは、その純粋すぎる愛に、超人的な知性と体力が加わるもんだから、手がつけられないんですね。・・・と、このように、ベネディクト演じるカーンという人物は、複雑なようでいて、実は観客にはいちばんわかりやすい、理解しやすいキャラクターです。何があってもブレない。だからこそ、共感できてしまう。
それとは逆の方向性で、これまた共感を呼ぶキャラクターが、
・ジェームズ・タイベリアス・カーク。
お恥ずかしい話ですけど、わたしはクリス・パインという役者をちょっとみくびってました(パインナッツのみなさんごめんなさい)。いやあ~すばらしい。クリス・パインは本当にすばらしい役者だ!カークを完全に自分のものにしてますね。
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カーンと逆に、カークはブレまくることで愛される人。艦長なのに「どうしたらいいのかわからない」なんて素直に言ってしまう。でも、それがこの時点でのカークなんですよね。パイン君自身も言ってましたが、これはカークの成長の物語なんです。ただのやんちゃ坊主から、大人の男へと成長してゆく物語。
エンタープライズ号のクルーを家族のように愛することを、カークはすこしずつ学んでゆく。カーンからさえもカークは学ぼうとする。その素直さがカークの魅力なんでしょう。
STIDでわたしがいちばん好きなシーンが、これ。
マーカス提督の船へ侵入するため、カークとカーンが宇宙空間へ弾丸のように飛び出す。あちらの船にはスコティが待っていて扉を開けてくれるのだが、船と船の距離は遠く、扉はとても小さいので、針の穴を通るような正確さが求められる。
クリップでは切られてますが、飛び出す前にカーンが身を屈めて準備するのを、カークがマネする姿がとっても可愛い。カークとカーンのキャラが、ここに集約されてるという感じがするんです。
・ベネディクトのアクション!!
やーもうこれに尽きるっしょ。尽きるってことはないか。ないけど、アクションファンとして、ベネディクトがかっこいい立ち回りをやってくれたことが、すごくうれしかった。「うわ~ベネディクトがロボコップと闘ってるよ~!」とかいう感激がね(笑)
「シャーロック」のインタビューやコメンタリーを聞いてうすうす感じてたんだけど、ベネディクトは相当アクションが好きなんですね。映画俳優ならそうあるべきだと、わたしは思います。だけど、残念ながら「シャーロック」S1、S2では、ベネディクトのアクションは「まだまだ」でした。特にS1ね。正式な訓練をうけてなかったから、当然です。
それがどうでしょう。地獄の1日4000キロカロリー摂取と、ハリウッドフーのトレーニングのおかげで、こんなにかっこいいアクションスターになってくれた!
いつかぜひ、ユエン・ウーピンあたりに武術指導してもらって、がっつりアクションやってもらいたいものです。ベネディクトなら、“思想”のあるアクションをきっと見せてくれるはず・・・
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初めてこの画像を見たのはいつのことだったか・・・
・世紀の悪役
さっき、カーンは「わかりやすい」と書きましたけど、でもやっぱり複雑なキャラであるわけで。その暴力性よりも、あまりの知性の高さがわたしはこわかった。スポックと交渉してるシーンとかね。口喧嘩じゃ絶対勝てないなっていうか(笑)
でも、あとからよくよく考えたら、結局カーンは、マーカスにもカークにもスポックにも、いいように利用されただけなんですよね。せっかく愛する部下を取り戻せたと思ったら、実は中身を爆弾にすりかえられてたなんて、考えたらヒドい話でっせ。
そのまんま地球に落っこちて、さすがのカーンもびびりながら地上へ降りて行くシーンなど、その一途さがあわれにさえ思える。
映画を観たあとも、じわじわと胸にくるキャラクターを、ベネディクトは作り上げたんだなあ・・・
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最近、ベネディクトの役作りのメソッドに興味をそそられてます。来日時の記者会見などでもすこし話してくれていたけど、実際このカーンという役柄のために彼がどんな準備をしたのか、もっと知りたいですね。
映画のクライマックス、カークがエンタープライズ号を救って放射能を浴びて死んでゆくシーンは、『カーンの逆襲』と深い関係があるので、未見の方はぜひ『逆襲』をご覧になることをおすすめします。わたしはTV版「宇宙大戦争」のカーン登場回を観なくては。
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魅力的なエンタープライズ号のクルーたち。ヒカル・スールーは怒ると怖い。
エンタープライズ号の艦長代理に任じられたスールー。
ダイバーシティこそスタートレックの面白さ。
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このメイキング映像で、JJは率直にベネディクトをカーンにキャスティングすることのリスクを認めています。スタートレックファンや、JJ自身がイメージしていたカーンとかけはなれていたためだと言っている。
「でも、ベネディクトはすばらしかった。それがすべてだった」
@0:53のザッカリー・クイントは、まだベネディクトの名前さえ聞いたことがない様子(JJが「彼だって『ザッカリー・クイントってヘンな名だな』って言うぜ」とベネディクトを擁護している)。
あえてベネディクトに賭けたことが、大成功につながったのですね。
プラス、この動画ではベネディクトのマイケルダンスが見れる!!! 鼻血ブー。
そんな思いでうちの記事も紹介してくださって、こんなにうれしいことはありません^^
ファン激増とはいえ、まだまだ地下に潜伏してる感はありますものねw
「わたしもベネ好き!」なんて人に直で出会ったためしがないです・・・
がんばって広めていきましょう!
いや~私も確認しなくちゃと思ってはいるんですけど、ついつい疎かになっちゃうこともあって・・・ベネ君のことを知ってほしくて、いい記事を見つけると伝えたい想いが抑えられなくてって言い分けです、ハイ^^;
拙い文でお恥ずかしいですが、頑張って書きました。少しでも面白さが伝わって、興味を持ってくれる人がいたらいいなあと・・・んじゃネタバレしちゃダメじゃん(笑)
娘はメンクイじゃないんですよ~いいことなんだけど、孫の容姿が心配です。マジで
リンクをどうもありがとうございました!
いろいろ言いましたけれど、最近はリンク許可をわざわざ尋ねてくれる方って少ないから
(わたしも前科はありそうです・・・)
こうしてゆきさんがていねいに対応してくださるのが、とてもうれしいです。
すばらしいスタトレレビューですね!楽しく読ませていただきました。
スコティとスールー押しの娘さん、シブい!かっこいいわあ^^
ほんと、スクリーンにベネディクトが映ってると、なかなか冷静に見られないですよね~
むしろ、原文を尊重してそのまま載せてた感覚でしたが、自粛します><
今回は短すぎて肩透かしかもしれませんが、引用させていただきましたね。
ありがとうございました^^
うれしいコメントをありがとうございます!
わたしも最近全然更新できてなくって、あせりつつも筆が止まってる状態です。
来て下さる皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
長い目で見守っていただけることを願うばかり。
スタトレバッチは本当にすごかったですね。
オリジナルの持つ深みとかインテリジェンスを、ベネディクトが一番体現してた気がしました。
『インディ・ジョーンズ』の元ネタ小説の映画化に主演するなんて噂もありますし、
まさかのアクションスター街道まっしぐら!?
ところで、こちらも返事が遅くなりましたが、記事の引用、どうぞどうぞ。ありがたいです。
引用元のリンクさえしっかりしていただければ、ウチとしては問題はないです。
まあ、そうですね、できれば全文転載より部分的な引用にしていただくほうが、
こちらにとんできてくれる人が増えるかなという気もしますが^^
通常「リンクをはる」というと、URLを記事中に貼るだけというイメージはあるから、
人によっては全文掲載はちょっとびっくりなさるかもしれませんね。
正直わたしも最初はちょっとだけびっくりしました(笑)
だけどまあ、リンク先にとぶかとばないかの違いだけですしね。
リアルな話、ブログで利益を得てるわけでもないですし。
しかし人によって考え方は違うでしょうから、難しいところですよね。
いつもあたたかいお言葉をありがとうございます!
monさんがSTIDをめいっぱい楽しまれたのがびんびんつたわってきました^^
ザッカリー君にはふれられなかったですが、スポックもステキでしたね~
スポックとカークのケミストリーをもうちょっとまったりと(笑)描いてほしいなあというのが
唯一の不満といえば不満だったんですけど、これからなんでしょうね。
>あの変な動き、マイケルなんですね!?
そうだと勝手に思っております(笑)
エンタープライズ号のあのセットが、マイケルの「スクリーム」のMVとそっくりだからかなあと。
スタートレック、そろそろ終わりでしょうか・・・名残惜しいですね。
お祭りの後のような、寂しい気持ちになっています(TT)
こちらのブログはやっぱり充実してますね。
自分もそろそろ書かなくちゃ・・・拙い文しか書けないですけど^^;
ベネ君はやっぱり素晴らしかったですね~
予想をずっと超えていました!
クリスが役を自分のものにしていたっていうところ、同感です。
自分のブログで引用してもいいですか?
許可いただいてたかもしれないけど、最近ちょっとトラブって確認は厳重にしないと気になってしまって・・・
よろしくお願いします。
スタートレックのレビュー、とっても楽しく読ませて頂きました!私はあまり予習せずにいたので、カーンの事はこちらの記事で初めて知りました^^;スタートレックは奥が深いんですね、すっかり愛着が湧きました。それもベネディクトのファンになって、ファイアーさんのブログに出会えたお蔭です☆今ではエンタープライズ号もカッコ良く見えてきたし。私は映画を観終えた感想は「スポック素敵U+2661」でした。カークがカーンからも学ぼうとする姿も、仰る通り素直で素敵ですね!
さてベネディクト=カーンですが、アクション、カッコ良かったですね~。残酷なシーンもありましたがホント引き込まれてしまいました。そして知的なセリフの時は「来た!」と思って、ニヤニヤしながら観てしまいました。
でも…「せっかく愛する部下を取り戻せたと思ったら、実は中身を爆弾にすりかえられてたなんて、考えたらヒドい話でっせ。」ファイアーさんのこの記事を読んで、膝を叩いて笑いました!この部分は流石にカッコ悪い悪役っぷりでしたね、良い意味で!
最後に添付されてたメイキングの動画、面白かったです!あの変な動き、マイケルなんですね!?拘束室の中で何をしてるねん!ってツッコミたくなりますね(笑)ベネディクト、かわいい~(´∀`=)
台風お見舞いありがとうございます。
京都の嵐山など、いつもはおだやかな桂川が氾濫して、大変な状況でしたよ。
今年は日本は竜巻もものすごく多いです。
テキサス州に住んでた時に、竜巻の卵の雲を見たのをよくおぼえてます。
さて、ようやくSTIDを観て、やっとkuwachannさんのレビュー記事を読めました!
こちらですね。
http://d.hatena.ne.jp/kuwachann-2_0/20130527/1369716008
映画のいろいろな要素にふれつつコンパクトにまとめておられて、すばらしいレビューですね!
だらだら書いてる自分のエントリーがお恥ずかしいかぎりですが・・・
カーンがバイロン的ヒーローというの、大納得です。
もっともバイロンにはなじみがないのですけど、この機会に読んでみたくなりました。
と、思わせてくれるのがベネディクトの素敵なところですよね♪
映画『スタートレック2 カーンの逆襲』はむしろ哲学的な映画で、
メルヴィルの『白鯨』への言及がモチーフになっていたりして、すばらしい作品です。
スタトレにはそういう要素がもともとあるのでしょうから、
ベネディクトのカーンこそオリジナルにも通じるキャラクターだったのかもしれないですね。
>あの姿勢の良さ、喋る時のアングル、舞台みたい
本当にそうですね。意識してやってるのでしょうか。
トロント映画祭はファンにとってもお祭りでしたね♪
そのへんはまたまとめて記事にしたいと思ってます。
Third Starは来月日本で劇場公開されます。
『僕が星になるまえに』というちょっと赤面なタイトルで(笑)
毒ですか!それは楽しみです!^^
お忙しい中アップ有難うございます。実は米国でredoxというレンタルムービー自動販売機がありまして、それにSTIDが入っていましたので、昨日借りてもう一度観ました。
映画で観た時は画面が大きくて圧倒されたのですが、我家のしょぼいTV画面で見ると俳優さん達(特にペイン)の隈取り化粧がすごく目につき『Make Belief」の映画なのだとしみじみ感じました。
最初映画を観た時はJJの最初のスタトレをすっかり忘れていたので、もう一度見直しました。で、今回もう一度みたら話は分かり易すぎるぐらいにシンプルでした。
自分のブログでも申し上げましたけれど、この映画の中でのカーン/ベネディクトはバイロン的ロマンチック古典的ヒーロー。絶滅種の孤独と悲哀をもつアンチヒーロでした。(2度目を観て思ったのですが、あの姿勢の良さ、喋る時のアングル、舞台みたいですね。)
ここ1、2週間はトロント映画祭の記事やビデオを追っていました。Fifth Stateのインタビューの中で語っている知性に改めて驚きました(ガーディアンが間違って引用したのに抗議し、コメントを入れているものを含めて。)
ところでブログにも書きましたが、Third Starを観ました。この演技の中で彼は時々毒を見せます。それがたまらないです。
来年の3月にはアカデミーに出席(少なくとも12 years slaveで)するのでしょうか。楽しみです。