もうダメ…かな

学生時代はずっと家庭教師のアルバイトをしていた。バイト先の親は異口同音に「高校生にもなるともう教えられないので」と言い訳していたのが印象的。そのころ「よ～し、俺は自分の子どもが高校生になっても教え続けられるようにしよう」と決意した。

でも決意の理由は別にある。家庭教師とはいっても、子どもにほとんど勉強を教えなかった。ほとんどがムダ話。このブログのようなものだ。トランプしたり、ミカンを何個食べられるか競争したり…遊びまくって高い高い高い高いバイト代をふんだくっていただけ。バイト代は高めにふっかけた方が親のウケはよかった。私がそうだったので、世の中の家庭教師なんか子どもに勉強は教えていないと思い込み「そんな家庭教師に金は払わないゾ」という決意した方が正しい。

はてさて、自分がその歳になってみると、確かに教えにくいのである。かなり忘れてしまっている。数学とか物理とか、昔は得意だった分野の基礎的なところを聞かれたら教えられるカモ知れない。でも受験問題ともなるとお手上げだ。しかもいろいろと変わっている。かなり前にショックを受けたのは、私が勉強していた時代は熱量の単位はカロリーだった。でも今はSI単位のジュールになっている。0℃の水1gを1℃にするために必要な熱量は1カロリーだとか、0℃の氷1gを溶かすのに必要な熱量は80カロリーなんて覚えたのにジュールに換算が必要だ。