歌え!だらリーマン

買った、使った、感想、評価

東京・大阪移動の経済学

2010年08月24日 | 雑談
今年に入ってから東京・大阪間を移動する機会が多い。以前はあまり何も考えないで新幹線ばかり使っていたが、飛行機も意外に安いことに気付いたのでよく使っている。東京・大阪間を移動する交通手段を比較した長所・短所のメモ。

東京駅から大阪梅田まで移動する場合。飛行機はANAだけ。

■新幹線のぞみ号
 運賃:通常期14050円、閑散期13850円、繁忙期14250円。金券屋で回数券を買えば13000円強。
 駅までのアクセス運賃:0
 所用時間:2時間半ほど、アクセス時間と待ち時間を加えると約3時間。
 頻度:日中10分に1本
 最終:夜9時ぐらい
 備考:必ずしも予約しなくても良い。駅に着いた時点ですぐ乗れる席を買うか、自由席に乗ることができるので自由度は高い。

■飛行機
 運賃:通常運賃22600円または24700円。ただし旅割や特割を使うと9000~14000円ほどと、新幹線より安くなることも多い。
 空港までのアクセス運賃:東京側600円程度、大阪側400円程度で合計1000円。
 所用時間:1時間5分ほど、とはいえアクセス時間と待ち時間を加えると約3時間。
 頻度:1時間に1本
 最終:羽田発19:20、実質東京18:20ごろ。伊丹発20:20、実質梅田19:20ごろ。
 備考:あらかじめネットで予約。格安運賃の場合、乗り遅れたりするとキャンセル料が高い。はやめに空港に着いても予約の便まで待たなければならない。時間通りに行動しなければならない。28日以上前からの予約ならば旅割が使えるのですごく安い。

■深夜高速バス
 運賃:3列シートで5000円~9000円ほど。
 バスターミナルまでのアクセス運賃:0
 所用時間:7~8時間。
 頻度:夜9時~12時ごろまで何本かある
 備考:とにかく安い。夜の9~10時に出発して朝5時ごろ到着する便や、夜12時ごろ出発して朝7~8時ごろ到着する便など、選択が可能。バスの中で眠れたらラッキーだが、眠れなかった場合は地獄。とはいえ、眠れたとしても疲れは溜まりそう。シートを倒して眠るのでとにかく狭い。3列シートなら隣の人がトイレに行くために起こされる、などの心配はない。夜遅くまで仕事または飲み会などがあって、その後出発して翌朝早く到着できるのは良い。ただ、出張で乗るのなら、バスにして運賃を節約しても個人的にはメリットがないので使わない。私用での移動なら真剣に検討する。

■まとめ■
特に便を予約せずに駅に着いたら乗れるという自由度の高さから、従来は新幹線を使うことが多かった。「梅田に午後1時」であれば、従来はこんな風に考えた。東京駅を10時ぐらいに出発すればピッタリぐらいだから、30分の安全見て9:30ごろ東京駅を出る新幹線に乗ろう……などと、時刻表を確かめることなく、アバウトな感覚で新幹線を使った。例えば1時間早く着いたら1時間早い新幹線に乗って、梅田当たりで1時間時間をつぶしていた。

昔は時刻表を調べるのが面倒だったせいもある。しかし今ならネット検索で実に簡単に発着時間が分かる。乗る便を決めたら予約して、発車時刻に合うように駅に向かえばいいのである。

ネットで予約するとなると、飛行機の方が断然楽である。新幹線のEXPRESS予約というものは何やらハードルが高い。あらかじめみどりの窓口で買うというのも面倒だし。

というわけで飛行機をよく使うことになった。ただ、大阪での用事が終わるのが夜で、それから帰りたいという、出張でよくあるパターンの場合は新幹線になる。飛行機だと梅田を19:20ぐらいに出なければならないのに対して、新幹線なら20:30ぐらいまでなら梅田にいられる。仕事が終わった後に、軽く懇親のために飲んだりする場合、20:30ならなんとかなるが、19:20だとちょっと厳しい。