歌え!だらリーマン

買った、使った、感想、評価

涙小町

2008年03月01日 | 雑談
涙なしには読めない感動巨編。電車男を超える涙小町。

前編
後編

映画化してほしいよ。

追記:映画になったときの広告コピーを考えた。

私の命は誰のためにあるのか。生きる意味を発見した人間が選んだ道とは。あのとき読売小町が運命を変えた。親子愛と家族愛に満ちあふれた21世紀最大の人間ドラマ。

除夜の鐘の刑

2008年03月01日 | 雑談
到着した電車に先に乗り込もうとした子どもをその親が「降りる人が先ですよ」とたしなめていた。それを見て20年ぐらい前のことを思い出した。

その日私は混んだ電車のドア付近に立っていた。隣には重そうな段ボールの箱を携えた人が立っていた。電車が止まってドアが開いたとき、私も隣の人も降りようと動き出した。その途端、ホームにいた子どもが電車に飛び乗ってきた。子どもの感覚としては降りる人と人の間に飛び込めば先に乗れると思ったのだろう。不幸にもそこには重そうな段ボール箱が待ちかまえていたのである。

あたかもお寺の鐘が太い突き棒で打たれるように段ボール箱と子どもの顔が正面衝突した。除夜の鐘の刑である。降りる方向に動いていた箱に子どもは顔から飛び込んだのである。混んでいたので箱をよけられなかったのは仕方ない。

スローモーションのように子どもはその場に倒れた。箱を持っていた人が「ボク大丈夫かい?」と優しく声を掛けていたら親がやってきて黙って手を引いて電車に乗って行った。降りる客を待たず割り込み乗車しようとした行為に対して…もちろん口には出さなかったが「ザマぁ見やがれこのクソガキ!」と思った。

そのクソガキも今はきっと20代後半だろう。除夜の鐘の刑に懲りて整列乗車を心がけているだろうか。それとも相変わらず割り込み乗車をしているのだろうか。