南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

ドリームガールズ

2007-02-24 02:42:35 | Weblog
歌よし、顔よし、スタイルよし、踊りよし、すべてにおいて今人気、実力供に最高のビヨンセの魅力を十分過ぎるくらいに堪能できる映画である。
特にラスト近くにソロで熱唱する「Listen」は圧巻である。 
と、ここまではビヨンセに尽きる感じがするが、実はこの映画で主役のビヨンセを完全に食った新人がいる。 
そう、アカデミー助演女優賞にもノミネートされているジェニファー・ハドソンである。  
4オクターブを超える圧倒的歌唱力と迫真の演技はビヨンセさえも飲み込んでしまう存在感である。 
25歳にしてのスクリーンデビューとは思えないほどの大物ぶりはおそらく映画界に激震を走らせたと思う。 
この彼女、先日はTBS朝の情報番組「はなまるマーケット」のインタビューコーナーに出演していたが、映画をまだ観る前の僕は、あれほどの歌唱力の持ち主だとは知るよしもなかった。 

ショービジネスの世界で夢を追い求める上で起こる様々な栄光と挫折、そして映画の中でドリームガールーズの3人が喧嘩をするシーンがあるが、そこはミュージカル、3人の喧嘩も全て歌仕立て。 
歌仕立てと言ってもそんじょそこいらの歌唱力じゃない3人が繰り広げる歌喧嘩はまさに圧巻。 

脇を固めるという狭い表現ではとても無理がある素晴らしい歌と演技を見せてくれるのがエディ・マーフィ。 
彼がここまでの歌唱力を持つ人間だとは、ただただ驚かされた。 
それからジェイミー・フォックスと、もうもったいない程の豪華出演者によるこの映画は、近年まれにみる最高のエンターテイメント作品である。 
映画、音楽、ドラマ、エモーションと全ての要素で楽しめるこの映画は必ず映画館で観るべきだと思う。 
特にモータウンサウンド好きにはたまらないはずである。  

この映画のために10キロの減量をしたビヨンセ。 
先日のグラミー賞授賞式で「Listen」を披露した時も本当に美しかったが、来週のアカデミー賞の授賞式の会場でも是非歌って欲しいものである。

暖冬なごり雪

2007-02-23 23:05:19 | Weblog
「東京で見る雪はこれが最後ね」と寂しそうに君がつぶやく♪

今年は記録的な暖冬の影響で、東京には雪のない冬になってしまった。
昨年東京のカラオケ屋さんで歌った「なごり雪」の歌詞が、ある意味現実になってしまった。 
もしかしたら来年も再来年も東京にはもう雪は降らないかもしれない。
たぶんあれが最後の雪だったんだねってならないように祈りたいものだ。

この暖冬は動物たちにとっても大変な事態が起きている。 
本来なら冬眠中のクマやタヌキたちも起きるはめになるし、ダム作りの名人のビーバーはせっせと冬ごもりの準備に追われているらしい。 
可哀そうなのは、灰褐色のノウサギは、すでに白色の冬毛に生えかわったものの、雪がないためにかえって目立つ存在となり、ぼやいているとか。 

もうとっくにウグイスは鳴いているし、もしかしたら蝉だって暑さに耐えかねて脱皮の準備に入っているかもしれない。
どっかの雪まつりでは雪合戦大会が雪不足のため、急きょ使用したのはお手玉だったというが、そこまでしてやるか雪合戦。 
あーこんな冬ってあっていいのだろうか。  
本来の冬の仕事をしない今年の冬は、はっきり言ってふざけている! 

ふざけ過ぎた季節のあとで 
今春が来て君はきれいになった。 
去年よりずっときれいになった♪

完全にはまってしまったアーチスト

2007-02-21 17:39:59 | Weblog
コリーヌ・ベイリー・レイ。 
新人ながらも今年のグラミー賞に3部門もノミネートされ、その授賞式でのパフォーマンスで完全に虜になってしまった。 
ギターを弾きながら歌う「Like a star」もいいし、ドレス姿で少し踊りながら歌う「Put your records on」も魅力的な表情でいい。 
ジャージーでソウルフルな歌声は心の底まで癒やされるような気がする。 
一度聴いたら彼女の虜になってしまうのはもはや誰も避けられない。 
先日来日した際の恵比寿でのライブ映像を見たが、出来ることなら行って生で見たかったものだ。 
ルックス的には「17歳の頃」のジャニス・イアンを彷彿させるものがあるし、囁くように歌う曲によっては似ているかも。
同じ肌色でもビヨンセの持つ美しさとは部類が違うが、歌う時の表情の美しさ、特に瞳の魅力は見る人を引きつける。 
 
運転中に聴くCDが、スガシカオからコリーヌ・ベイリー・レイに変わってしまっているが、スガシカオも相当彼女にはメロメロらしい。  
 


 

東京マラソン

2007-02-20 00:50:42 | Weblog
東京で初めてのマラソン。 
せっかくの記念すべき第1回東京マラソンだったが雨の開催となり、見ているこっちまで寒く感じてしまった。 
銀座の目抜き取りを全部封鎖して大群のランナーが走る様は凄かったが、印象的だったのは銀座の不二家が完全にシャッターが閉まった状態でテレビに映っていたことだ。 
銀座には不二家があるし、もしかしたらと思った瞬間、マラソン参加者のバックにはドーンと閉店中の不二家の映像が狙ったように流された。  
きらびやかな銀座のブランドショップとは対照的な映像だった。
 
今回のマラソン参加人数は一口に3万人とはいうが、スタートの際の上空からの映像には圧倒された。
人間が3万人も一同に集まればこんなにいるんだ。 
その3万人という数字は日本で年間に自殺する人の数と同じなんだと、不謹慎かもしれないが瞬間頭をよぎった。 
3万人の健康で参加費の1万円も払える人がいる一方で、病気やお金のことを苦にして自殺してしまう3万人の人がいるのが、これも今の日本の現実かもしれない。

東京にオリンピックを誘致するためのもくろみもあるんだろうけど、結構いい企画のマラソン大会ではなかったかと思う。 
でも警備の人たちが大変そうな大会であることは確かだ。


 



ランタン祭りと桃カステラ

2007-02-18 13:14:48 | Weblog
今日から長崎ランタン祭りが始まる。 
長崎の冬の一大イベントのこの祭りでは町中に15000個のランタン(中国提灯)やオブジェが飾られ、それはそれは幻想的で素敵なお祭りだ。 
今日から3月4日までの15日間は長崎は完全に古き良き中国になり、蛇踊りや中国雑技も町中のいたる場所で毎日見られる。
 
長崎在住の華僑の人々が、中国の旧正月(春節)を祝うための行事として始めたもので、もともと「春節祭」として長崎新地中華街を中心に行なわれていたが、いまや長崎くんちに負けないくらいのお祭りになってしまった。 
長崎観光するならおくんちもいいけど、この時期は絶対にお勧めである。 

そしてその時の長崎土産には、『桃カステラ』がいい。 
長崎といえばカステラだが、この桃カステラは長崎だけにしかなく、しかもこの時期だけしか長崎でも買えない。  
桃を尊ぶ中国文化と、ポルトガル伝来のカステラの異文化をコラボレートさせできた長崎ならではのお菓子が桃カステラなのだ。 
カステラのうえに砂糖のコーティングをした桃カステラは甘いもの好きにはもうたまらないほど美味しい食べ物である。 

だいたいは初節句のお祝い返しの品に使われるものだが、雛祭りのこの時期になると有名老舗カステラ屋さんはもちろんのこと、ケーキ屋からお菓子屋からはたまたジャスコからコンビニにいたるまで長崎ではいろんなお店で売られている。
桃カステラならどこのも味は同じかというと、これがその店によって全然違う。 
長崎ちゃんぽんの味が店によって全く違うようなもんだ。 
どうせ食べるなら「万月堂」の桃カステラが一番最高だと僕は思う。 
大きさ的にもここのが一番大きいと思うし、ここの桃カステラ、しかも焼きたてなんか食べた日にゃあ、他の店の桃カステラを桃カステラなんて呼びたくなくなるってなもんだ。 
全国の人には意外と知られていない桃カステラなんだけど、知られていない理由が最近分かった。 
長崎の人間は雛祭りの時期には日本全国で桃カステラが当然売られていると思い込んでるという大きな誤解が存在していたのだ。 
桃カステラが長崎にしかない事実を多くの長崎人がまだ知らないということは、わざわざ宣伝する人間がいなかったのである。 
ゆえに桃カステラ愛好家として今日ここに声を大にして訴えている次第であります。あしからず。

春一番に乗って

2007-02-15 23:17:28 | Weblog
春一番が長崎にも吹いた。 
もうすぐはーるですねっと歌でも歌おうかと思ったら、春一番に乗って飛び込んで来たのは「長崎県庁裏金事件でついに一番目の逮捕者!」のニュース。 
春一番の次は二番だろうからこれから次々とやな逮捕者が出てくるのかな。 
長崎県庁は県民から騙し取った4億円をどう返還して行く気なんだろうか。 
これは裏金作りCEOであられる知事をはじめ県庁の全体責任として全職員で頭割りするしかないのではないか。 
しかも県民の血税である大事なお金なんだから分割で返還しようなんてことは神様が許しはしないと思う。 
それこそ職員おのおのが銀行から借りてでも即金で返還するのが筋ってものだろう。 
失業やリストラで生活が苦しくなりせめてもの生活費を借りようと銀行の窓口をたたいても、銀行というところはそんなに甘くない。 
本当に救いの手を差し伸べてあげなければいけない人々には決して金は貸してくれない。 
ところがそんな銀行が最も金を貸してくれるのが公務員なのである。 
長崎県庁の職員は紛れもなく公務員であるから「大切にしたい心と心」をキャッチフレーズとしている地元の地銀なんか喜んで貸してくれるはずである。 
その際、借入金書類の使途目的には「裏金返還金」という項目が適切じゃないだろうか。 
ニュースや報道記事を読む限りにおいてはその返還の仕方、責任の取り方で県民が納得するものは出ていない。 
たぶん知事や役職者たちが報酬を何パーセントか減額するという処分が、しかもほんの3ヶ月程度のものが報道されてごまかされかねない。 
あの人たちの高額報酬から数パーセントカットされたってへでもないはずだ。 
言葉では、県民の信頼を取り戻すため「全力で」という表現を使うからには県庁全職員の給与から3パーセントでいいから永久に寄付のための天引きを決定するくらいの誠意を見せて欲しい。 
毎月そうして積み立てられる寄付のお金で長崎県の福祉のために全額を使って欲しいものである。 
そんな時初めて長崎県庁は県民の信頼を取り戻せると思う。 
おそらくこれが実施されれば長崎県庁の職員になることを誇りに思う人は増えるであろう。 
だって全国初でしょう!県庁全員で毎月社会貢献の寄付を退職するまで実行している県なんて。 
日本を変えるのは長崎からかもしれない。
 
『災い転じて福となす』
一日も早くこんな春一番が長崎に吹くことを期待している。 
 

 
 

哀愁のバレンタイン

2007-02-14 18:45:42 | Weblog
今日はバレンタインデー。 
巷では多くの女性たちがチョコレートを武器に恋を仕留めたりお客をしとめたりする。
中でも後者で忙しいのは営業をしている女性たちだ。  
特に日頃から義理人情プレゼント(GNP)で仕事をしている保険屋のおばちゃん、いや失礼、生保レディの方々は、今日はカバン一杯に義理チョコを詰め込んで職域を徘徊しているはずである。 
不思議なことに今日ばかりは義理(G)がそのままプレゼント(P)になる。 
僕もまだ独身だった頃、たかが100円ぽっちのチョコを受け取ってしまったばかりに払い続けると1000万円を越す契約書に印鑑を押すはめになったことがある。 
ものがものだけにビターなバレンタインデーの思い出となった。 

バレンタインデーにぴったりの曲はやはり『マイファニーバレンタイン』
JAZZのスタンダードナンバーとしても有名なこの曲はいろんな人たちから録音されている。 
個人的にはマイルスの演奏ものが一番好きだけど、ボーカルものではチェット・ベーカーの歌が気に入っている。 
最近ではフィギアスケートの安藤美姫がフリーの曲で使用したことでもお馴染みであるが、4回転ジャンプを最大の武器とする安藤美姫にははっきり言って似合わない曲だ。 
要するに「マイファニーバレンタイン」では空中は飛べない。 
自分でもそれが分かったのか「蝶々婦人」に曲を変えたみたいだが、蝶なら飛べるという発想はあまりにも安易な発想だ。 
安藤美姫も本気で4回転を飛ぼうと思うなら天童よしみが歌う「田舎っぺ大将のテーマ」を強くお勧めしたい。 
空中キャット3回転で有名なニャンコ先生の力を今こそ借りるべきだ。  
そもそも「マイファニーバレンタイン」という曲はどうしても哀愁を帯びたイメージがするから華麗なジャンプを披露する選手には似合わないのである。 

今年のバレンタイン商戦には完全に影を潜めていた不二家のぺこちゃんであるが、哀愁を秘めた「マイファニーバレンタイン」は今年のぺこちゃんには最も似合うBGMだったかもしれない。

水洗式尻拭い機

2007-02-10 12:16:35 | Weblog
家電の中でも今やなくてはならない存在になってしまったウォシュレット。 
一昔前までは一種の贅沢品で、自分のしたことは自分で責任を持て的性格の人には非常識な存在であったしもってのほかの家電であった。 
我が家でも僕が欲しい言ってウォシュレット導入を家族に提案したら却下。 
それでもどうしても欲しくてこっそり購入し、ある日自分で取り付けた。 
記念すべき初の洗尻式を行った時の感動は今も忘れられない(少々大げさですが)家族は依然としてウォシュレット不要論を唱え続け使うことをしなかったものだから、我が家でしばらくは新参者のこの家電は「パパのウォシュレット」という妙な名前で呼ばれていた。 
ところが一度使い出したらウォシュレットの素晴らしさは説明するまでもなく我が家の必需品となり現在に至るというわけである。 
そして今ではかなりの家庭で使われているし、出張でいろんなホテルに泊まるがほとんどのホテルでは当然付いているし、公衆トイレでもちょっときれいな所では普通に付いている。 
しかし、ニューヨークやラスベガスはたまたハワイに行っても高級ホテルと言えどもウォシュレットは付いていないのである。
この前もテレビでやっていたけどハリウッドで映画スターが購入するような何十億円もする超豪邸ですらやっぱり付いていなかった。 
そういう意味じゃ日本のトイレ文化は世界ナンバーワンかもしれない。

ウォシュレットを使い出した頃一番疑問に思っていたのが「ビデ」というボタンの存在だった。
女性専用のものだということは知っていたが、男性ならいったいどの部分にお湯が噴射命中されるのか非常に興味を持ち続けた。 
気にはなっても男性の自分が使うことに妙な罪悪感と正義感が働きそのボタンに触れることはなかった。 
しかしある日、何でも自分で確認することは大事だと自分に言い聞かせ意を決して押してみることにした。 
あーっあーっ!なるほどここか!ここだったのか! 
僕の長い間の疑問はその日解決した。 
結論としてやはり男性は使わない方がよろしいみたいである。 
理由ははっきりいって意味もなく大事なところが濡れ過ぎるということ。 
そんなこんなで我が家の大事な家電ウォシュレットであるが、もう「パパのウォシュレット」なんて呼ばれることはありえない。

暖冬な日々

2007-02-08 00:42:37 | Weblog
ここんとこ暖かい日が続いている。 
暖冬といえば聞こえがいいがこれはひとつの異常気象である。 
寒いのは苦手な方だから冬でも暖かいにこしたことはないが、冬はやっぱ冬らしく素直に寒い方が季節感があっていい。 
こんな気候じゃもう雪が積もるなんてことは長崎ではないかもしれないね。 
子供の頃の冬、特に2月なんかとても寒かったように覚えている。 
だいたい軒下には氷柱ができていたし、近所の池もよく凍っていた。 
必ず一冬に何度かは積雪があり結構雪遊びができたものだった。 
それからすると今年の冬なんかあまりにも暖か過ぎる。 
それでも札幌では恒例の雪まつりが一昨日から開幕したみたいである。 
昨年は札幌雪祭りを見に行くために長崎空港まで行ったものの、千歳空港が大雪のために飛行機が飛ばず泣く泣く旅行カバン抱えて帰宅したものだった。 
長崎空港はギンギンの晴天だっただけに、飛行機の欠航がどうしても納得できなかったんだけど、飛ばないものは飛ばないと諦めるしかなく、キャンセル料でカニを食べに行った。 
本来なら北海道の毛ガニを食べるはずが、竹崎のカニに変わってしまった。 
今年は昨年のショックからか札幌雪祭り足が向かなかった。
 
明日もこの分じゃ暖冬な日々なんだろうけど、週末あたりには天気予報でお馴染みの言葉「この冬一番の」って肩書きの付いた寒気団のひとつくらいやって来ても、少しくらいなら歓迎してあげてもいい気分にはなっている。

オイラ田舎のミュージシャン♪

2007-02-06 23:44:21 | Weblog
長崎の郊外に黒崎という海のきれいな町がある。 
ドロ神父で有名な教会や遠藤周作記念館でも最近は人気が出てきた。 
その風光明媚な黒崎の山の上にスタジオがあるのだが誰も知らない。 
実は黒崎在住の友人M君が所有するスタジオなのであるが、立地が立地なだけにどんなに大音量で楽器を鳴らしても回りに気にすることはないところは最高だ。 
M君のドラムに僕のキーボード&ギター&ボーカルで演奏しまくった。 
気がつけば4時間ほどぶっ通しで歌っていたものだから声もずいぶんしゃがれてしまったが、大音量での楽器演奏は本当に気持ちがよかった。 
たまにカラオケに行くこともあるが、比べものにはならない快感である。 
こんな田舎に別荘を建てて、そこにスタジオ作るのも悪くないなと本気で思ってしまった。
長崎でも最も美しい夕陽が見られるという黒崎であるが、昨日も真っ赤な夕陽が海に沈んで行く様はそれはきれいだった。