南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

通販的生活のすすめ

2007-05-28 00:26:44 | Weblog
深夜になってTVチャンネルを回し続けると複数のチャンネルでやってるのがTVショッピングの番組だ。 
特に最近有名なのが黒人がゴムひも引っ張りながらやっている「ビリーズ・ブートキャンプ」とかいうダイエットDVD。
7日間集中してやれば誰もがTVの中で踊っている人たちの腹筋になれるというふれ込みで今凄い話題になっている。 
要するにあれを買った人は、家の中の畳1畳ほどの場所で両手にゴムひも持ってDVDを観ながら来る日も来る日も踊り続けなくてはいけない。 
想像しただけで暗くなってくる。 
何が楽しくて7日間もそんなこと続けられるのか僕には理解できない。 
結局どんないいものであっても続けられないと意味がないように思われる。 
ましてや、たった一人であの動きをやるのは辛いし、いったい俺はどこに行こうとしているのかとふと我に返り自問しかねない。 
短期間で体を鍛えて祖国を守る兵士みたいな確固たる目的意識でもあれば別だけど、単なる個人的美容目的ならその肩の荷は重過ぎやしないかい。
深夜にあのCMを観る度ついつい思ってしまうのである。

TVショッピングといえば「ジャパネットたかた」であるが、あの番組はなんと言っても高田社長のあの喋りに尽きる。
高田社長の、あのハイトーンボイスにジャパネットの大躍進の秘密が隠されているように僕は思う。 
我が家でも10年ほど前にジャパネットたかたのラジオショッピングでソニーのハンディカムを購入したことがあるが、映像がないラジオで売ってしまう高田社長には恐れ入った。 
実はその昔僕がサラリーマンをしていた頃、高田社長とは仕事で一度会ったことがある。 
その当時は佐世保のただのカメラ屋さんでしかなかったわけで、まさかこの人が「D!V!D!」と叫びながら全国に名前をとどろかすミスター通販社長になるなんて誰が想像しただろうか。 
ジャパネットの番組は観ているだけでも面白くて本当に欲しくなってしまうが、TVショッピング番組のそのほとんどはみんな視聴者の購買意欲を掻き立てるのがうまい。 
巧みなテクニックについつい乗せられて購入してしまうのであるが、最初だけ使いはするものの、すぐ使わなくなるものも結構ある。 
ビリーズ・ブートキャンプで使うあのゴムひもは飽きたらいったいどんな使い方があるんだろうね。



 
 
 
 


女もすなる岩盤浴というものを

2007-05-24 23:39:17 | Weblog
最近よく聞く言葉に「デトックス」てのがある。 
いわゆる解毒のことらしいが、これにかなり効果的なのが岩盤浴である。
僕も最近ではすっかり岩盤浴のとりこになってちょくちょく出かける。

岩盤浴の特徴、それはあからさまに女尊男卑の世界である。 
ほとんどの店が女性専用で男性は入れない。 
そりゃあ美容やダイエットは女性のものかもしれないけど、ここまで男性の客をないがしろにしている業界も珍しい。 
長崎に限ってのことなのかよく分からないが、長崎の岩盤浴では男性の使える岩盤床の数は全店舗合わせてもほんのわずかである。
男性はイメージ的に、サウナに腕組んで入り玉の様な汗をかき、カバの様に水風呂に飛び込むというのが確かにありはするが、僕から言わせるとあんなくそ熱い小部屋に少しの時間もにいる気はしない。 
サウナによく通う世のオヤジたちの中にはサウナで出てくる汗で毎日飲んでいる酒や煙草の悪い成分が排出できると本気で信じ込んでいる者もいる。(あんたの額から飲み過ぎたビールが出てくるはずがない)

そもそも岩盤浴で出る汗はサウナの汗とは全く異なる。 
だからもちろん入浴後に水風呂に飛び込むなんてことはしない。 
不思議なことに岩盤浴の汗はべとべとしないし、乾いても汗臭いにおいもしないしさらさらすべすべでとても気持ちいいのだ。 
肌はツルツルピカピカなるし女性が気に入らないはずがない。 
おまけに体重や体脂肪率も落ちるとなるとやみつきになるはずである。 
それともうひとつ岩盤浴には癒やしの効果がある。 
薄暗い静かな空間で癒やしのBGMを聴きながらα波を感じながら日頃のストレスを取り除ける。 
おそらく会社での不満ストレスを取り除いているOLなんかも多いと思うけど、これからは団塊の世代の夫を持つ奥様方にこそ必要になってくるのではないだろうか。
今、注目を浴びている「亭主在宅症候群」は定年退職した夫が毎日家にいることで引き起こされる病気だが、こんな時こそ岩盤浴に通ってストレスを解消し美しく若返ってはどうだろう。 

僕の友人は佐世保で岩盤浴を経営しているが今まで4床あった男性専用の床を改装して女性専用にしてしまった。
おかげで僕は入ることが出来なくなったし、もちろん社長である友人も入れなくなり自分自身が一番残念がっている。 
さきほどはサウナを散々こき下ろしたが、サウナのいい所は入浴後のビールが美味いというところは認める。 
その点、岩盤浴を出た後のビールはさほど美味くない。
というのも僕の場合、入浴しながら相当な量の水を飲むから、出た頃には腹の中は水腹になってビールをおいしく感じないのである。
もちろんビールをおいしく飲むために岩盤浴に行くのではないが、こういう意外と気づかないところが男性床減少の原因になってるのかもしれない。 
 

 
 

ペーロン大会

2007-05-13 22:31:36 | Weblog
長崎にはペーロンと呼ばれるボート競漕がある。 
もともと中国のボートレースが長崎に伝わり、独自に発展していったものである。根っからお祭り好きの長崎の人間はペーロンが大好きで、いろんな地区でそれぞれのペーロン大会が行われている。 
毎年7月には長崎港で夏のお祭りに合わせて長崎県ペーロン大会が行われる。
たかがボート競漕なのになんでそこまで熱くなるのって思うが、そこがペーロンなのである。 

今日は僕もこのペーロンに生まれて初めて乗り、漕ぎ手として競漕に参加した。
競漕といっても今日の大会は地元の中学校の毎年恒例のペーロン大会で、PTAチームとして参加したのである。 
日頃使っていない筋肉を使ったものだから流石に疲れてしまい、折り返し地点からの後半はもうばてばてであった。 
しかし、他の舟7隻と海の上での力と力の競争は確かに熱くなるものがある。 
なんかペーロンに熱くなる長崎の男どもの気持ちが少し理解できるかも。 
このペーロン、漕ぎ手の他には船上で太鼓とドラを叩く者が必要になる。 
こういう所は中国ならではって感じであるが、我々の舟の太鼓の担当した人が初心者だから仕方ないといえばそれまでだが、聴くに耐えないリズム感なものだから全員の呼吸が合わないのなんのって、これが原因で4位にしかなれなかったという噂もある。
やっぱ何事も前もって少しは練習が必要であるのに、ぶっつけ本番てのはこの事である。 
たぶん明日は筋肉痛との戦いが待っていると思う。 
 
 

 

子供たちの笑顔

2007-05-11 18:14:41 | Weblog
今日はある児童養護施設に訪問してきました。
ここは私が住む地元にある児童養護施設で、今年で60年の歴史がある所です。 
昨年私たちはこの施設へ自分たちが働いた収入の中から仕事仲間とみんなで寄付を行いましたが、直接園長先生や子供たちにも一度会いたいと思っていたことがやっと実現できました。 
ここには乳幼児から高校生まで77人の子供たちが生活しています。 
この子たちは親から虐待を受けたり、養育を放棄されたりといろんな事情で養護されていますが、そのほとんどが親の方の事情でやむを得ずここで育てられているのです。
園長先生から児童養護施設の現状をいろいろ聞かせていただきましたが、運営も国の補助金だけではなかなか足りず、寄付にしても年間でやっと100万円ほどがいただけるそうです。 
今回の私達からの寄付はかなりの額で、多大な寄付に園長先生はじめ他の先生方も心から感謝し喜んでおられました。 
園長先生が園の中を案内してくれて各部屋の子供たちに会いに行きました。
「みんなー、この人は●●の●●さんだよ!」と園長先生は一人一人に僕を紹介してくれたのですが、どの子供たちも明るい笑顔で僕に挨拶してくれました。
その素直な笑顔と礼儀正しさには感心してしまいました。 
中には3歳くらいの子供たちが人懐こい笑顔で近寄ってきましたが、こんな小さな子供でさえそれぞれの事情を抱えているんだなと思ったら、その笑顔がとてもいとおしく思えてしまいました。
 
今回の寄付では10人乗りのワゴンカーの購入やスポーツ用具の購入、旅行費用などに使わせていただいていますとのことで、わざわざ私達の会社専用の大きなファイルを見せていただき、その使いみちの細部に至るまでの説明を受けました。 
私たちの寄付を大事に大事に、本当に子供たちのために使っていただいていることが手に取る様に分かりました。
毎年お正月だけは子供たちも半数以上は親と過すため帰省したり、親戚の家に泊めてもらいに行くそうですが、それでも虐待などを受けている子供たちは帰れないし、親がいない子供もお正月も園で過ごしていたそうです。 
しかし今年は私達からの支援で、園に居残りする子供たちを熊本の温泉に泊まりで連れて行くことが出来ましたと写真を1枚1枚見せていただきましたが、そこには輝くような子供たちの笑顔が写っていました。
 
私が登録している会社の社会貢献の理念の一つに「受益者の見える社会貢献活動」があります。 
私たちの社会貢献活動が、めざすところ。
それは、「助けを必要としている人に、直接寄付が届けられ、その結果、喜んでいる相手の顔が見られる」こと。
さらに、「エージェントの皆さんからお預かりした寄付が、どんなところに届けられ、どういう貢献ができたかが具体的に見える」こと。
自分が寄付したことで、誰かが、どこかで、感謝の気持ちを持っていてくれると感じられたときの感動。
この感動が、社会貢献活動の意義の理解につながり、自分自身を高めることへつながっていくのです。
 
そして今後は金銭的な支援だけじゃなく、直接訪問して交流を図ったり、私たちが出来ることがあれば喜んで加勢させてもらおうと思っています。 
今までは決まり事で毎月コミッションから寄付をしているんだというくらいの認識しかありませんでしたが、こうして自分たちの寄付が、目の前で僕に抱きついてくる幼いこの子供たちのために使われているんだとう実感と、子供たちからの「ありがとう」という感謝の言葉を直接聞かされたら胸の中に熱いものを感じられずにはいられませんでした。
私自身この感動が自分自身を高めていくんだという意味がやっと分かったような気がしました。 
今の仕事のお陰で社会貢献に参加させていただけている喜びを感じた1日でした。

生活必需品

2007-05-09 01:25:44 | Weblog
生活必需品といえば家電である。 
テレビ、冷蔵庫、洗濯機に関しては昭和初期から家庭で御馴染みだからあえて取り上げないけど、今の我が家での家電の三種の神器といえば温水便座、食洗機、そしてディスポーザーである。
特にディスポーザーはもう17年以上も使っているが全く壊れもしないしたいしたものだ。 
この神器のお陰で我が家には生ゴミは一切存在しないわけで、水洗台所でいやな生ゴミの臭いもせずに快適で衛生的な生活が送れている。 
うちの子供などは生まれた時からディスポーザーを見ており、日本中の流しにも当然付いているものと思い込んでいたらしく、ほとんどの家にはディスポーザーが付いてない事実を知った時の衝撃はかなり大きかったらしい。 
「えーっ!それじゃ生ゴミはどうしてるの?」
「あんな臭いものと一緒に生活してるの?」
「アメリカでは全ての家庭に付いてるのに何で日本はないの?」
僕にしたってディスポーザーなしの生活なんて考えられない。 
先日、友人が映画『不都合な真実』を見て大いに考えさせられたと電話をかけてきた。 
「これからは地球の環境のために自分たちが出来ることから始めよう」と言うのだ。 
特にゴミ問題に以前から関心があった彼も僕とほぼ同じ時期からディスポーザーを使っている。
家庭から出る生ゴミを少しでも減らしゴミ焼却場から排出されるダイオキシンなどを削減するためにも、ゴミ回収車から排出されるCO2を削減させるためにもディスポーザーを使っていて本当に良かったと2人の意見は一致した。 
家の中の生ゴミの臭いは本人が我慢すればそれで済むかもしれないが、地球のことを真剣に考えるならディスポーザーを使って欲しいと願うものである。 
トイレでお尻だって温水で洗い、ウンコを水で流しながら、何故、食べ物を口にする一番衛生的な場所でなければならない所を水洗にもせず昔の汲み取り式便所みたいなことをしているのか不思議でならない。 
映画『不都合な真実』の製作者ゴア氏の家でも当然ディスポーザーは使われている。
 

大人のための音楽

2007-05-06 21:42:17 | Weblog
80年代の最初の頃、気に入って密かに聴いていたのが濱田金吾。 
当時はすごい宝もの見つけた気がして友達にも教えてやったけど、「それ、浜田省吾の間違いじゃないの?」とあまり相手にされなかったのを覚えている。 
僕的にはかえって誰もかれもに聴いて欲しくなかったからそれはそれでよかった。
これぞAOR、これぞ都会の音楽、洗練されたかっこいい音楽との出会いに僕は酔いしれていた。 

今回25年以上ぶりになんか急に濱田金吾を聴きたくなってアマゾンで検索し、早速注文して取り寄せた。 
久しぶりに聴いた濱田金吾はやっぱり素晴らしい。 
夜のドライブを楽しみながら聴くには涙が出るほどよく似合う。 
「PIANOMAN」「JAZZSINGER」「海風通信」今聴いても全く色あせることない最上級のAORなのである。 
最近のJポップにはここまで完成度の高いアルバムを作り出せるアーチストははっきりいって見当たらない。 
濱田金吾の音楽は多くの人に売るための音楽ではなくて、本当に分かる人だけのために作っている音楽のような気がする(褒め過ぎ?) 
今回購入したアルバムには入ってないけど「横顔のタクシードライバー」や「ビリーホリデーに背を向けて」とかの名作も久々に聴きたくなった。 
最近大人の聴く音楽がないと嘆いている人がいれば是非教えてあげたいのが濱田金吾だ。  
買って絶対後悔しないことは100%保証付きである。 
早速僕も昨年出たばかりのゴールデンベストを注文することに決めた。