早いものでもう11月に入ってしまった。
プロ野球では巨人が日本シリーズを制し日本一になった。個人的には栗山監督に共感するものが多くて日本ハムに勝たせてあげたい気持ちもあったが、なかなか就任1年目で優勝、日本一ってのも難しいかなとは思う。巨人の選手や巨人ファンが喜ぶのは分かるんだけど、巨人という球団が喜ぶのが許せない気持がする。いい加減引退すりゃいいのにあの渡辺オーナーの顔が浮かぶからというのもあるが、巨人という球団の体質がどうも僕は嫌いだ。
原監督は優勝監督として胴上げ、そしてインタビューに応え、そのすがすがしい人物ブリを全国の茶の間に披露したわけだけど、僕なんかからすると「女性不倫問題のもみ消しのために元暴力団に1億円もの大金を払った人」というイメージの方が強烈でどうしてもそんな目で見てしまう。原監督と言えどもやはり男なんだなというどこか許せる気持ちと、自分を守るためには反社会勢力にも金という手段を用いる汚さにはしっくりこないものがある。どうどうと俺だって男だ!不倫ぐらいするわ!その上で誤まりを認め詫びるくらいの態度でいて欲しかった。その方がよっぽど世間の目も冷たくないと思う。巨人は確かに優勝して日本一になったしこの歓喜の中では原監督に敢えて苦言をさすことはされない。しかし、じゃあ原監督が年末のNHK紅白歌合戦のゲスト審査員になれるかというとそれは絶対にあり得ない。不倫という身勝手な行為がばれて社会的に高い評価と信用がなくなるであろうかわいい自分を守るために、暴力団という反社会的勢力に1億円という到底庶民の力では作り出せない金額のお金で口封じを図った男は公共放送のしかも国民的番組の審査委員席には常識では座らせることは出来ないだろう。
日本シリーズ中いつも気になって見ていたのが日ハム代打の切り札二岡選手。二岡といえばモナとの不倫騒動で有名になった選手だがあの時だって週刊誌に記事が出るのを当時の年俸の半分の1億円くらい使ってもみ消す相談をそれこそ原監督に相談すればよかったかもしれない。代打二岡が場内に告げられるたびにどうしてもモナのイメージ写真がバックスクリーンに映し出されるような気がするのが不思議だ。いつまでたっても二岡とくればモナの相手というイメージは拭えない。同じことは民主党の細野豪志大臣にも言える。彼がどんなに偉そうに大臣としての仕事をしながらテレビに出ていてもモナ男としてのイメージが強すぎて笑いすら出てくる。人間にとって一度付いたイメージというのはそう簡単には消せないものなんだな。原監督ももう開き直ってさわやかだの、若大将だののイメージはやめるべきで、これからはありのまま、腹の立つまま、自然に振る舞ってもいいんじゃないだろうか。最後に読売巨人軍日本シリーズ優勝おめでとう。