南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

NEWパナ坊

2008-01-29 22:57:21 | Weblog
松下電器産業の社名変更により、ナショナル坊やの時代が終わっちゃうこと書いたばかりだが、なんと新しいナショナル坊や、いや『パナソニックボーイ』が誕生しそうだ。
今やゴルフ界の新生としてオバサマたちのハートをも虜にしている石川遼クンが松下電器産業と所属契約を結んだのである。
5年で5億円という金額だが、少なくとも5年間はCMにも登場するだろうし、『ハニカミ王子』から完全に『パナ王子』へと企業戦略は組まれているはずだ。
特に今年の10月には社名変更のシンボル的存在が欲しかった松下電器にとっては、ドラフト会議で全球団指名の超人気選手を獲り当てたのと同じくらい嬉しいはずである。
一方でヨネックスとも用具契約を結んだ遼クン。
ここも契約金は5億円。
こんだけもらえば5年間は『ヨネ遼』と呼ばれても文句は言えない。 
石川遼クンが今後『パナ遼』と呼ばれるのか『ヨネ遼』と呼ばれるのかは気になるところだ。
遼クンの場合、でしゃばって前面に出てくるマネージャーママみたいのがいないからいいよね。
セッチーこと和泉元弥の母親和泉節子みたいのがいたらそりゃ大変だ。 
狂言界のプリンスも今や『金欠王子』らしいものね。
 
でも息子がこれだけ突然稼いだらどんな親だって気がおかしくなりかねないわけで、その点遼クンの親はどんな感じてるんだろうね。
若干16歳の坊やがいきなり食費として10億円家に入れたりすると、その親は何と言って受け取りばいいのだろう。
「おまえ、いつもすまないねー」
おそらく石川家では来年から子供がもらう「お年玉」なんていう言葉はたぶん死語になってしまう。 
サラリーマンのお父さんの生涯賃金をはるかに超える金額を稼いでしまった遼クンは、しばらくはパナソニックボーイ『パナ坊』として世界戦略の旗を振らされることになるが、幼い頃ナショナルキッドになるのを夢見ていた遼クンのお父さんにしてみれば、その夢を果たしてくれた息子の晴れ姿を特別の思いで見ているにちがいないのである。

 

メタボ検診義務化

2008-01-19 21:39:08 | Weblog
日本国民の三大義務は労働・納税・教育そして今年からはメタボ検診が加わることになる。
そう今年の4月からついに特定検診が始まるのだ。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)いわゆるメタボと診断され、改善が見られなかったらペナルティーとして健康保険料の負担増とか大変なことになってしまう。
市町村や企業の収益にも影響するし、メタボのレッテルを貼られた人間は医療費の負担も5割や10割負担にもなりかねない。 
しかし国の医療費がここまで膨らみこのままだと破綻しかねないものね。 
4月からは一斉に「メタボ狩り」が行われ、その予備軍まで入れると2000万人とも言われる人々は、恐れおののいている、というか意外とこの事が知られていないから恐ろしい。 
ある日いきなり「お前はメタボだ!」と認定されてしまうと、どこに行こうがそのレッテルからは逃れることができない。 
今からできることはダイエットに励み、適度な運動をして、食生活を改善するしかない。
今までは「オレはどうせメタボだし」くらいで済んでいたのが済まなくなってしまうのだ。 
そうなると嬉しいのは国家的メタボ狩り景気に沸くその業界である。 
ダイエット食品、健康器具、スポーツジム、今や3兆円市場とも言われる業界にとってはこんな追い風はない。
地デジに移行して今までのテレビが見られなくなるからチューナーや新しいテレビが黙っていても売れてしまう業界に通じるものがある。 
誰が言い出しっぺでこんなのが義務化されたのだろう。
柔道の試合みたいに手をグルグル回されてあげく、指まで指されてメタボの指導を受けるとそこには指導料まで発生することになる。
横暴といえば横暴かもしれないが、国の決めたことには何びとたりとも逆らうことは出来ないのである。 
オリンピックの年でもある2008年は、記念すべき「メタボ狩り」元年の年でもあることを胴回り85cm以上脂肪肝に銘じよう。


ナショナルキッド・フォーエバー

2008-01-11 21:30:46 | Weblog
家電メーカーの松下電器産業の『ナショナル』という名前がついに消えてしまうらしい。
ナショナルや東芝といったら生まれて初めて洗濯機や冷蔵庫を僕に教えてくれた電器屋さんだった。
それぞれ「明るいナショナル、明るいナショナル・・・」「ひかーる、ひかる東芝・・・」とどんな子供でも毎日のように口ずさんでいた。 
特にナショナルは松下電器が単独スポンサーとして「ナショナルキッド」というヒーローものをテレビで放送していた。 
当時の幼稚園児だった僕らには月光仮面と並んで憧れのヒーロだったのがこのナショナルキッドであった。
昔はよく単独スポンサーでテレビ番組が作られていたようで、そういった場合にはそのドラマの中やテーマソングにまでスポンサーの名前が入れられていた。
「少年忍者風の藤丸」は藤沢薬品で、テーマソングのラストの部分には「フジサワー、フジサワー、フジサワヤクヒーン♪」となっていたから僕ら子供も何のためらいもなくその部分もちゃんと歌っていた。
その最たるのがナショナルキッドだ。
だって主人公の名前がもろナショナルである。
もちろん松下電器産業の本当のマスコットはナショナル坊やで、不二家ではペコちゃん、ナショナルはナショナル坊やと店頭に並んでは皆に愛されてきたわけだ。
最近はパナ坊の出番も増えてはいたが、元祖は何と言ってもナショナル坊やだったのだ。
しかし、これも時代の波なのか今年の8月でナショナル坊やも完全に遠い思い出になってしまう。 
創業者であり、経営の神様でもある松下幸之助の松下という名前も社名から完全に消え去ることになる。
日清と明星が合併することで「チャルメラおじさん」の行く末を案じたのもついこの前のことであったが、そういう風に長年親しんできたものがいつかは祇園精舎の鐘の声である。
ナショナルという名前は消えてもその昔、子供たちの心を虜にしたヒーロー、ナショナルキッドは3丁目の夕日の中ではいつまでも輝き続けるのである。



 


今年はオバマで元気がでる!!

2008-01-09 18:41:04 | Weblog
アメリカの大統領民主党候補の争いが熱くなってきている。
今まで優勢に見られていたヒラリー候補がここにきてオバマ候補に負けそうで必死みたいである。
元大統領であるクリントン氏も妻の応援に借り出されているが、あの作ったようなオシドリ夫婦ぶりは24時間テレビ「愛は地球を救う」の臭いがしてなならい。 
いわゆる、昨年の漢字一文字の「偽」を絵で書いたような仲のよさなのだ。
選挙に勝つためには何だってやるというヒラリー氏は確かに凄いとは思うが、あの前代未聞のホワイトハウス不倫劇は何だったのだろう。
おそらく選挙が終わりもしヒラリーさんが落選しようもんなら、手のひらを返したようにクリントン氏の影は抹殺されそうでそれが心配である。 
だってヒラリーさんのイメージはどうしたってアメリカの人気テレビ番組『プリズンブレイク』の中に出てくる女性のキャロライン大統領とかぶってしまうのだ。
昨日はニューハンプシャーの民主党予備選でオバマ氏に負けそうで、涙まで見せていたが、プリズンブレイクを見た後は普通の涙としてはとらえきれないところがある。 
もしこのままオバマがアメリカの大統領になったら「オバマ」という名前が世界中に広がるわけだ。 
そうなると一番嬉しいのが長崎県にある小浜(オバマ)温泉の人たちである。 
雲仙の近くにある小浜温泉は夕日が綺麗で良い温泉なのに、近年は活気がなくなり何とか温泉街の町おこしで必死になっている。 
その昔、『天才たけしの元気が出るテレビ』でも取り上げられ一時的には全国的に話題になったこともあるのだ。 
しかし、そんなことも遠い昔の話。 
そんな時、アメリカの大統領がオバマにでもなろうもんならそりゃあ町は大騒ぎさ!
もうそうなれば温泉のキャッチフレーズも「大統領温泉」とか「プレジデント・オバマ温泉」となりふり構わずオバマ大統領人気に便乗するしかない。
経済効果にしたって現在、町が全力で取り組んでいる「小浜チャンポンで客を呼び込もう!」の効果どころではない。 
町おこしとしてこれ以上絶好のチャンスはない。
小浜温泉としては何がなんでもオバマさんに大統領になってもらいたいにちがいない。
たぶんもうすぐ「アメリカ大統領選挙はオバマに投票しよう!」なんてわけの分からない看板まで登場しかねない。

アメリカも大きく変わるためには黒人初の大統領オバマ氏に政権を任せてみるのもいいかもしれない。 
アメリカも今のままではいいことはないのである。
オバマ氏も選挙戦の最後には「アメリカバドケンカセントイカン!」と叫んでみてはどうだろう。
この言葉に関してはその著作権を持つ東国原さんから許可をもらい、是非演説会ではオバマ氏にこの言葉を言わせようではないか。 
アメリカも小浜温泉もこのままではいけない「どげんかせんといかん!」
そういった意味では今回のアメリカ大統領戦を最も注目しているのは小浜温泉なのである。 
今年はオバマが熱い!そう小浜温泉の熱量(105度)は日本一なのだ。

市立図書館一番乗りへの道のり

2008-01-08 10:27:53 | Weblog
長崎市に待望の図書館がやっと完成オープンした。
今までは近くに県立図書館があったもんだから「それで間に合わせちょけ」くらいの感覚で長崎市には作らなかったのか定かではないが、県庁所在地の市に図書館がなかったというのは恥ずかしいような事実である。
1月5日の午後1時にオープンというから30分早く図書館の専用駐車場に到着したら1時からしか入れてくれないというので入り口で待つことにした。
そしたらここで待たれては交通の妨げになるから移動して1時に来るように係員に指示されたので仕方なく図書館の周りを1周して入り口にやってきたら当然同じ事をまた言われた。 
そしてまた1周して戻りゲートのところで先ほどの係員が近づいてきたのでとっさに鳴ってもいない携帯を取り出して電話に出るふりをして田舎芝居を試みた。
電話中の僕にはさすがの係員も声をかけにくく、と言うか必死で口パクで喋りまくる僕が話しかけるスキを与えなかったのである。
そうこうしていたら僕の後ろには入館を待ちわびる車の長蛇が出来ていた。 
こうなれば数の原理による圧力で係員もゲートに戻って行った。 
そして午後1時と同時に駐車場に第一号として入ることができた
無事車を地下駐車場に停めて1階のロビーに階段を駆け上がって行ったら、そこには誰もいないではないか。
何故?1時オープンじゃないの?
すると玄関では、オープンセレモニーの市長の話が時間内に終わらずに開館が遅れてしまっていたのである。 
なんだか不思議な優越感に浸りながら図書館カウンターへ行き、貸し出しカードの登録を済ませた。
当然1番の登録になった。
たいしたことじゃないかもしれないが正月早々なんだかツイてたな。
それから数分後には図書館内は来場者の波が怒涛の様に流れ込んできたのである。

よくニュースなんかでいろんな施設のオープンする時に必ず1番乗りする人を見かけることがあるが、今日もそんな人はたぶんいたのかもしれない。 
でもまぎれもなく長崎市立図書館に一番乗りしたのは僕だったのだ。

お正月の楽しみ

2008-01-03 22:35:39 | Weblog
謹賀新年。
年が明けたと思ったらもう三賀日も終わり。
お正月ムードもあっというまに過ぎてしまいそう。 
今日まではテレビもお正月特番でいいかげん飽きてき始める。 
どれもこれも似たような番組で、出演者もほとんど同じ顔ぶれ。
昔は生番組の場合、その事を強調するために暮れのNHK紅白歌合戦でのハプニングなんかを取り上げて喋ったりしたものだが、最近ではその紅白の視聴率も低く、話題性にも乏しいので口にもされなくなった。 
それでもなんのかんの言いながらも紅白を一応観ていた僕ではあったが、はっきりいって昔ほど面白くなくなった。 
今回の紅白で印象に残ったのは寺尾聡。
しかし生で聴くとつくづく歌の下手さが伝わってくる人だ。
しかもギター抱えて歌えばいいのに、へたにボーカリストっぽく手ぶらで歌おうとするから外人が困った時にする両手を挙げて肩を上げるポーズを歌の間じゅう繰り返すもんから観ているこっちが疲れて同じポーズしてしまう。 
他では米米クラブのカールスモーキー石井。
途中サングラスを取った瞬間、その顔はまるでジャガー横田そっくり。
あまりの酷似に思わずここでは噴出しそうになった。 
あとは紙吹雪に使った正方形の白い紙が石川さゆりの頭に乗ったままだから、それが気になって気になってしょうがなかったし、すぐ次に歌った五木ひろしが自分の歌の時に使ったものでもないのに、津軽海峡冬景色で使われた正方形の紙の残党に乗られてしまい、何とも妙なワンポイントアクセントとなってしまった。 
紅白だからとばかりに特別紅白バージョンで歌ったり、何曲かをメドレーで歌うのが最近流行りみたいだが、かえって中途半端な短さでしか聴けないためにつまらなくなってしまう。 
おまけに美川憲一の「蠍座の女2007年」は新鮮さも何もない。
あ応援団では「蠍座のおかま2007」でもよかったのでは。
和田アキコの「あの鐘を鳴らすのはあなた」ももういい加減やめて欲しい、さだまさしだって今年はさすがの「案山子」はやめたんだから。 
でもこの分で行くと秋川雅史は来年も「千の風になって」やらないわけには行かない。 
前回の紅白ではDJOZMAの裸騒動が世間を賑わせたもんだが、あんな珍事くらいないと今のままじゃ紅白は話題にもあげらなくなる。 
今回、森進一が封印されている「おふくろさん」を予告なしに歌ったりしたら面白かったかもしれない。 
生放送だし、歌ってしまえばこっちの勝ちだしなんてくらいのことを森進一がやらかしてくれれば瞬間最高視聴率はそこで決まりだっただろうね。
ただし翌日からはNHKとあの大作曲家との大バトルが始まるのは避けられない。

視聴率合戦では昔程の神通力はもうないかもしれないがされど紅白歌合戦、やはり一番観られている番組には変わりないし消えることはない。
大晦日は紅白というスタイル、そして紅白のあらさがし、個人的にはお正月の楽しみのひとつである。