南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

東日本復興を目指して「RIDE FOR PEACE」

2011-07-24 22:42:28 | Weblog
ボランティアセンター住田町基地元代表の南さんが陸前高田市の奇跡の一本松再生支援のために募金活動を行いながら、長崎から自転車で2500kmの距離を岩手に向かう。
本日7月24日に長崎をスタート、佐賀、福岡、山口、広島、兵庫、大阪、三重、愛知、静岡、神奈川、東京、千葉、茨城、福島、宮城、岩手を繋ぎ、8月20日にゴールする予定。
自転車の旅、募金活動、そのテーマソングには友人が作詞し僕が作曲した歌『約束を抱きしめて』を使っていただいている。
5月に単身岩手県の被災地を訪れボランティアセンター住田基地を立ち上げ被災地の後方支援に貢献した南さんは8月には再び来ると誓った正に約束を抱きしめて現地に向かう今回の旅を実現した。

約束を抱きしめて http://www.youtube.com/watch?v=KxySXdDAyew
愛唱歌(心あつもり住田町) http://www.youtube.com/watch?v=jmnYJpLNggw


この夏去り行くものたち

2011-07-23 20:54:28 | Weblog
いよいよ明日でアナログ放送が終了する。
生まれてからずっと見てきたテレビ放送が明日でなくなると思ったらなんだかよく分からないけど妙に寂しいものがある。
別に地デジがあるからいいんだろうが、子供の頃テレビの中の真空管を見て感動したことや、カラー放送が始まりまたまた感動したことなどが脳裏に浮かび今までお世話になってきたものとの別れの寂しさが隠せないのである。
今まで生活してきた故郷がダムの底に沈んでしまいその景色が遠い思い出になってしまうのにどこか似ている。
時同じくしてこの夏に惜しまれながらもその幕を閉じるものたちがいる。
まずは大関魁皇。
今場所前人未到の大記録を樹立し日本中を沸かせてくれたばかりだったのに、ついにこの時がきてしまった。
満身創痍でいつ引退してもおかしくない状態だった魁皇は気力で相撲を取っていたはずだ。
度重なる相撲界の不祥事が続きなんとか相撲界を立て直さないといけないと人一倍相撲を愛した魁皇は辞めるに辞められなかったのだ。
魁皇の引退はさすがに寂しいが同時にもう十分楽しませていただいたからゆっくり休んでくださいととねぎらいの気持ちさえも生まれる。
それは長年宇宙との往復を繰り返し多くの宇宙飛行士を運び続けてきたスペースシャトルにも同じ気持ちがある。
最初はスペースシャトルがあんなに使いまわしで働かせられていたなんて全く知らなかった。
もうあんだけボロボロになるまで使われたらもういいですからゆっくりお休みになってくださいと言いたくなる。
それから長年親しまれてきた水戸の黄門様も去り行く。
東野英治郎から始まり西村晃、佐野浅夫、石坂浩二、里見浩太朗と007シリーズじゃあるまいし歴代の俳優が演じてきた時代劇もついに幕を閉じた。
ワンパターでありながらも勧善懲悪を好む日本人の心をつかんできたのは確かだが、あのワンパターンが今の日本人には受けなくなってきたのかもしれない。
そして長年愛されてきた情報誌ぴあも廃刊になる。
これだけインターネットが普及し情報なんていつでもどこでででも素早く取れてしまう時代になってしまえば仕方のないことなのかもね。

アナログ放送が終了すれば世の中全てがデジタル化に向かう気がする一方で、時代がどんない変わって行こうとそのアナログさは永遠に不滅であると確信するものがある。
それは「笑点」。
これこそ長年続いている国民的長寿番組であるが、この番組はデジタル化の影響などにはびくともしない。
ナイスな答えをした時に一枚一枚配られる座布団を渡すという超アナログさはもうひとつの伝統になっている。
日曜の夕方はあのテーマソングを聞き、明日からの仕事に学校に備えるという習慣は日本人に完全に定着しているし、水戸黄門には涙もしない今の若者も笑点メンバーのお年寄りのギャグにも大いに楽しんでいるのが凄い。
笑点の座布団が消えデジタル化された点数表示になるときは誰も笑わなくなるに違いない。
この夏惜しまれつつも去り行くものたちには心から敬意を表したい。
間もなく去り行くであろうと言われながらなかなか去り行かない政治家もいるが、どうせ引退するのなら多くの人に惜しまれつつ去り行くというエンディングをどうか見せて欲しいものである。

大関魁皇が新記録樹立

2011-07-15 00:46:23 | Weblog
大関魁皇が相撲界に前人未到の1046勝という白星の大記録を作り上げた。
千代の富士が持つ記録は破られることはないと思っていたが魁皇はついにやり遂げた。
満身創痍で体中ガタガタの大関は場所前にも腰を悪くしたり、足にしびれがきたりととてもまともに相撲が取れるような状態ではなかったのかもしれない。
年齢も今月の24日には39歳になり最年長力士でここまで頑張り続けるお相撲さんはいない。
数年前には体もガタガタになった頃、魁皇ももはやここまでかと思われた時期もあったが一日でも長く相撲を取ってもらいたいファンの声援が後押しし九州場所までこぎつけたこともあった。
そんな中にあっても魁皇は必死に相撲を取り続け僕らに勇気と元気を逆に与えてくれた。中には大関がそんな成績で地位をつなぎとめるだけでいいのかと批判めいたことを言う人もいるが、それでも魁皇はもくもくと現役にこだわり白星を積み重ねてきた。
同期の曙や若貴兄弟などはとっくに昔の人になってしまったのに魁皇は今でも土俵に上がり相撲を取り続けている。
もうその姿を見せてもらっているだけで心が熱くなるのだ。
本当はいつ引退してもおかしくないと誰もが知っているからこそ、一日でも魁皇の現役姿を見させて欲しいのである。
今日相撲界の記録を塗り替える大記録を達成した魁皇であるが、魁皇にとっては通過点に過ぎないのかもしれない。
気力と体が続く限りこれからも大好きな相撲を取り続けるだけなんだというその無心さにぼくらは心惹かれるのである。
本来なら横綱となって歴史に残ってもらいたい思いもあるが、魁皇は横綱を超えた「大関」として相撲界の歴史に残る力士んであることは間違いない。
大震災以降明るいニュースがない中で魁皇の記録達成は多くの人たちを、特に東日本の被災地の方々をも勇気つけることができたと思う。
日本中の中年のオヤジたちにとっても「あの魁皇がまだ若手に負けずに頑張ってんだから俺たちだって!」と勇気をもらってるはずだ。
そしてこれは外国人差別ではないのだが、日本人の大関がちゃんといてくれることはやっぱり日本人は嬉しいのである。
大関魁皇本当におめでとう。



さよならの夏~コクリコ坂から~

2011-07-08 23:35:28 | Weblog
この夏のジブリ映画の新作『コクリコ坂から』の主題歌は30年ほど前に森山良子によって歌われた歌だ。
当時福岡で学生生活を過ごしていた僕はこの歌が大好きでギターを弾きながらよく歌ったものだった。
その頃やっていた弾き語りのバイトでのレパートリーの中にも入れていたほどだ。
しかし学生時代を卒業してからというもの歌ったことなんてなかったこの歌が突然テレビから流れたからびっくりした。
しかも森山良子の「さよならの夏」とは全く違うのだがアレンジがとても新鮮だった。
流石は宮崎駿、目の付け所がいい。
この曲を主題歌に選んだことでこの映画の大ヒットは間違いない。
いい曲は何年経っても色あせることなく人の心を打つというのがよく分かる。
30年ぶりに聴いた僕の胸は確かにキュンしてしまった。
思わず歌いたくなってギターを手にとってみたら歌詞やコードも全然忘れていなかった。
そしてせっかくだからYouTubeにアップしてみることにした。
http://www.youtube.com/watch?v=x7NRvJOR4EA&feature=feedwll&list=WL