南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

『ていだかんかん』で感動

2010-04-30 17:46:35 | Weblog
映画『ていだかんかん』を観てきた。
世界で初めて珊瑚の養殖に成功した金城浩二さんという人物の実話をもとに作られた映画で、主役をナイナイの岡村隆志が演じるということでけっこう話題にも上がっている。
実は映画の題材になられた金城さん夫婦とは昨年沖縄に行った時にお会いして、映画についてもいろいろお話を聞いていたので公開がとても楽しみだった。
金城さんの奥様は「私の役を松雪泰子さんに演じていただいてとても光栄です」と恥ずかしそうに話されていたのが印象的だった。
金城さんは岡村が映画の中で演じている通り、朴訥としたじゃべり方の人であるが、内面に持つ純粋さと夢を追い続ける目の輝きは映画そのものだった。
世に認められるまでの苦労話や金銭的に追い詰められた話も聞いていたが、やはり奥様の存在は大きかったのだと映画を観ながら改めて思った。
金城さんを取り巻くいろんな人たちの支えがあってこそ世界初の偉業も成し遂げることが出来たのであるが、強烈な思いを持ち続ける人には協力者がきっと現れるのである。
いわゆる「引き寄せの法則」かもしれないが、こうして僕なんかが金城さんの目指していることに少しでもお役に立てているということがとても嬉しい。
映画のラストは僕の大好きな山下達郎の「希望という名の光」が流れる。
この映画のために達郎が渾身の力を込めて書き下ろした曲がまた素晴らしい。
もうこの映画の主題歌はこの歌しか考えられないという最高の出来栄えだ。
「自分が出来ることを一生懸命やる事が日本を変えることになると思います」と語っていた金城さんだが、この映画を通して夢を持ち続けること、大切な家族がいること、心から支えてくれる仲間たちがいることの素晴らしさを教えてくれた。
金城さんの母親役の原田美枝子さんの存在もまた大きなものだった。
あのお母さんがいてこそ今の金城さんがあるのかもしれない。
悲しいことにその最愛のお母様は映画の公開を待たずして今年お亡くなりになられたが、あれだけの存在の大きい愛情深いお母様を亡くされた金城さんの悲しみは相当大きいものだったに違いない。
もうすぐ「母の日」がくるが、この映画を金城さんは心の奥でお母様に贈っていると思う。
ゴールデンウィークは天気予報によればずっと晴天のいい天気が続くらしいが、それこそ「ていだかんかん」、是非家族でこの映画を一緒に観て感動の涙を流して欲しい。



小沢一郎を「起訴相当」にした検察審査会

2010-04-27 23:28:16 | Weblog
検察とマスコミの醜い小沢潰しがまた始まる。
今日小沢氏は検察審査会と呼ばれるズブの素人集団の手によって、筋書き通り「起訴相当」という判断を下された。
あれだけ権力を横暴に使いながら小沢一郎を潰そうと攻め続けた検察が果たせなかった「起訴」は、検察審査会という奥の手によって実行された。
マスコミはもう嬉しくってしょうがない。
明日からは連日「小沢起訴キャンペーン」を繰り広げる番組作りで大忙しだ。
これで一気に小沢を辞任に追いやり、来るべき参議院選挙では政権奪回の動きに拍車がかけられると目論んでいる。
小沢がいない民主党なんて何の怖さもないし、既得権が取り戻せるのは時間の問題だと思っているに違いない。
しかし、検察審査会では検察とのどういうやりとりがなされたのか全く密室の話だ。
今回小沢氏を「起訴相当」にする理由は「小沢氏が信用できない」という単なるそんなもんでしかない。
しかも、これから始まる検察の再調査の結果が「不起訴」であっても、再び検察から操られたこのズブ素人集団が言われたとおりに「起訴相当」を出せば、最終的には「強制起訴」となる仕組みになっている。
ここぞとばかりにNHKはじめ各民放の報道番組、政治バラエティー、ワイドショーでも飽き飽きするくらい小沢潰しで時間が割かれる。
普天間問題をネタに鳩山総理を潰す民主党からの政権奪回作戦よりも、こっちで攻めた方が早いかもとマスコミの素早い変わり身を見せる。
だいたいマスコミにとっては沖縄の県民の気持ちなんてどうでもよくて、今回の基地移転の問題をしつこく取り上げている目的は政権つぶしにあるとしか思えない。
これでもかこれでもか鳩山政権を追い詰め、首相辞任、政権崩壊と狙っている。
沖縄県民のために何とか基地を国外に移転できるように力をかそうなんて微塵も感じられない。
その証拠にあんなに沖縄県民挙げての大事な意味のある集会の報道よりも、視聴率の取れる「沢尻エリカ」の離婚騒動の方を優先的に報道するのである。

でっち上げた「世論調査」と呼ぶ数字をもとに国民を欺く手法は明日からも炸裂するだろう。
「あなたは今回検察審査会の手により起訴されることになりながらも、自らの起こした不正な金の問題を何の反省をすることもなく秘書になすりつけ、しかも幹事長の椅子に留まり独裁政治を続ける小沢幹事長は辞任すべきと思いますか?」
こんな誘導尋問されたようなアンケートによって作り出された回答が真実の国民の声といえるはずがない。
馬鹿げた新聞だけが情報源であり、テレビや新聞が言うことを鵜呑みにするお目出度い方々よりも、いまやネットを通じて情報や意見を交換し、日本の民主主義を守ろうとしている方々が遥かに多いというのが救いである。



世論調査によれば

2010-04-24 22:30:13 | Weblog
今一番総理大臣になって欲しい政治家は枡添要一氏らしい。
世論調査によれば国民からの人気は圧倒的らしい。
しかし、マスコミが勝手に都合よく作り上げた世論調査ではなく、本当の世論調査を行えば枡添氏に対する国民の評価は全然違うはずである。

国民の多くの方々が思う枡添氏のイメージは「最もネズミ男と呼ぶにふさわしい政治家」であり「最も目立ちたがり屋さんの政治家」という声が圧倒的だ。
何といっても彼の最大のパフォーマンスは昨年の新型インフルエンザが日本にいよいよ上陸しようかという時だった。
「水際大作戦」と称された空港での映画さながらの撲滅作戦だった。
目立つのが大好きな彼はここぞとばかりに恐怖心をあおり、時には人の迷惑かえりみず突然の真夜中の記者会見を開き、正義の味方枡添要一ここにありをアピールしまくった。
当時の麻生太郎とタッグを組み、巨額の税金を使いながらテレビでも新型インフルエンザ水際キャンペーンを繰り広げた。
ただでさえ気持ちの悪い顔してる枡添氏なのに、突如真夜中にテレビでの緊急記者会見など開くもんだからその後の睡眠に悪影響を及ぼし健康被害を訴えるひとも多かったはずだ。
あとは「年越し派遣村」での彼の本性とも取れる暴言は、弱い立場の人間の心を傷つける問題発言だったと記憶に残っている。
以上のようなことからもこんなお方が「今最も総理大臣になって欲しい政治家」であるはずがない。
これはマスコミが勝手に作り上げた世論調査であって真実ではないことぐらい理解出来ないのがおかしい。
嘘と分かっていても「世論調査では」なんて発表されちまうとネズミ男としてはもう嬉しくてたまんないのかもしれない。
そして調子乗りついでに新党まで立ち上げちゃったけど、国民的人気ナンバー1政治家と崇め立てられてる割には誰もついて来てくれる政治家がいないし、最も総理大臣になって欲しいと相当の数の国民が思っているのに出している本が全く売れていない。
おまけに徒党を組んだ方々も今年の参議院選挙では落選確実な方々ばかりだし、何かこっちが心配になってくる。
昨日はテレビの中で「新型インフルエンザを水際で封じ込め諸外国よりは遥かに被害を少なくできたのは私の力だ」と力説していたのを観て、やっぱりあの時の自分の姿にこの人は陶酔していたんだと確信した。
マスコミは枡添氏のこんな性質を知り尽くしているから豚もおだてりゃ木に登るじゃないけど、話題作りには欠かせない人だし、視聴率は稼げるしと利用するだけやってまえみたいなところがある。
実際、歴史に残る政権放り投げしで有名な安部晋三や漢字も読めなきゃ空気も読めない麻生タロウ氏だって「最も総理大臣になって欲しい政治家」の称号はマスコミからちゃんと与えてもらっている。
今の世の中に枡添要一氏を「最も総理大臣になってもらいたい政治家」と思ってる人が本当にいると思うんだったら、一度東京ドームにでも人を集めて手を上げさせてみたい気持ちだ。
たぶん誰もいなかったりしてね。
『笑っていいとも』でも会場の100人にアンケートを聞いて1人に該当すればタモリの携帯ストラップがもらえるコーナーがあるが、みごと1人の回答を導き出したゲストは大喜びする。
しかし、その時誰なのと会場の人に手を上げさせても誰もいやしないのである。
結局これと似たようなもので日本のマスコミが行っている世論調査なんていうのも当てにはならない。
たぶん「枡添要一」と世論調査と称されるアンケートに答えた人たちに投げかけられた質問は、「ネズミ男の役に一番ふさわしい政治家は?」じゃなかったのかなと思っている。

全国ラー油旋風

2010-04-22 22:40:19 | Weblog
今話題のラー油が我が家の食卓でもちょっとしたブームを呼んでいる。
今日はスーパーに買いに行ってもどの店もそこの棚だけ商品がひとつもなく売り切れ状態。
悔しいからスーパーのはしごをしてもやはりどこも売り切れ。
こうなれば意地でも勝ってやるぞと走り回ってもラー油を見つけることは出来なかった。
ふと「もしかして」と思い、家から一番近い昼間にはほとんど客がいない某スーパーに行ってみたらなんと棚には並んでいるではないか。
そこには絶対的売り上げを誇る今回のラー油ブームの火付け役桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」とその売り上げを追従するように登場したエスビー食品の「ぶっかけ!おかずラー油」が並んで10個づつ陳列されていた。
陳列なんて言ったら罰が当たりそうで、ご降臨されていたと表現したくなるようなこうごうしさだった。
本当は根こそぎ買ってしまおうかとも思ったが、僕と同じ気持ちで最後にこの店にラー油を求めて辿り着く人々(まさに桃ラー)のことを考えると慈悲の心が芽生え、今日のとこは2個だけ購入することにした。
今はこの2社の商品がブームを盛り上げているわけであるが、こんなチャンスに他社がだまっているはずがなく時間の問題でどこもかしこも同じようなラー油商品を売り出すに違いない。
やがて市場にいろんなラー油が氾濫したら別に焦って買いに走ることもなくなり、ブームが終焉し始めることになる。
欲しくても簡単には手に入らないからどうしても買いたくなるし、こんな商品は消費者の購買欲にさらに火をつける。
そういえば昔、白いたまごっちに凄い人気が出たものだった。

はっきり言えることは、今回の2つのラー油は確かにうまい。
食べ方もいろんな食べ方があり、ラーメンや餃子はもちろんのこと、ごはんにそのままかけたり、納豆にも豆腐にもうどんにもサラダにも何でもありだから凄い。
それこそ想像もしないようなラー油の食べ方が今後はテレビなどでも紹介されるであろう。
たとえばトッピングに桃ラーを使ったパフェとか桃ラー入りクレープとか、日本人って意外とこういうの好きだからね。
昨年は「草食系男子」という言葉が流行ったけど、今年はこの「辛そうで辛くない少し辛い系」男子に人気が出るかもしれない。
でも「辛そうで辛くない少し辛い男」っていったいどんな奴だろ。

というわけで我が家の食卓にやっとのことで手に入れた桃ラーとエスラーが並んでいるが、来月あたりは何種類のラーが並ぶことになるのか楽しみラー。






第一生命の上場劇

2010-04-01 23:32:08 | Weblog
今日上場した第一生命はほとんどのニュースで取り上げられて凄い注目度だった。
生命保険会社の始めての大型株式上場ということで明るい材料が欲しかった市場としては願ってもない物件であった。
一応僕も春のお小遣い稼ぎにと証券会社で5株ほどちゃっかり手に入れては密かに今日の上場を待っていた。
ところがこの上場を直前にこともあろうに沖縄珊瑚事件で有名なあの朝日新聞社が第一生命の2万件に及ぶ不払いが内部告発されたと報道してくれた。
何でまたこの時期に?と一瞬やな予感もしたのだが、不思議なことに朝日以外の新聞社やテレビ局などのマスコミでは口を揃えた様に一切報道がなされないのである。
ある意味不思議ではあったが、これがマスコミの真の実態なのかもしれない。
今ここで第一生命を敵に回したらどうなることかよく知っているのである。
下手すれば上場延期か中止にもなりかねなかった今回の朝日新聞社への第一生命株式会社の報復行動ははっきりと示されるに違いない。
「第一さん、うちはあんな不払いの報道やんなかったからその分CM頼みますね」という他のマスコミの心の奥底が感じ取れるような今日の上場ご祝儀報道であった。

14万円の公募価格の株が本日16万円の初値を付けた。
IPO花盛りの頃ならたぶん倍以上にはなっていたんだろうが、公募割れしなかっただけでもよかったという声もある。
とりあえず僕も保有していた5株は成行で出していたから、めでたく初値で売却することができた。
間違っても何万件も不払いするような保険会社の株主でなんかいたくないし、とっとと売りさばいて現金化した方が気持ちも明るくなる。
第一生命が一応の上場成功を納めた形になったから、次は日本生命や住友生命、明治安田生命の名門不払い大手生保会社がどんどん上場に踏み切って欲しい。
またその時も是非IPOで楽しませてもらえればと望んでいる。
今日は時価総額が1兆6000億円だのと浮かれていた第一生命の社長さんだったが、そういえばその昔、ライブドアのホリエモン氏も「ライブドアの時価総額は8000億円だ!」とか叫んでたのを思い出す。
株主が130万人もいると粋がっているけど、いつまでもいると思わないことだ。
日本航空(JAL)の株が最後は1円になり、上場廃止になってしまったのはついこの間のことだものね。
上場すれば時価総額が3兆円を超えると言われている日本生命があえて株式上場を拒んでいるのが分かるような気もする。
何はともあれ第一生命の株価は東京証券取引所の株価ボードに乗ってしまうこととなったのである。