南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

NHK紅白歌合戦

2013-01-06 11:31:04 | テレビ

大晦日はなんだかんだ言ってもやっぱり毎年のように紅白を見てしまう。最近の紅白では演奏する楽団が見当たらない。ということはほとんどの歌手はカラオケで歌っていることになる。だったら紅白カラオケ合戦としてもいいんじゃないかと思うけど国民的歌番組がカラオケってのもなんだかね。

今回の紅白で一番金のかかったと思われるのはアフリカの砂漠から歌ったミーシャではなかったろうか。確かに映像的にも綺麗で迫力はあったが他の歌手との扱いがあまりにも違い過ぎた。ルルルのおばさんこと由紀さおりの中継も特別扱いだった。由紀さおりがブレイクする前は毎年の様にお姉様と童謡かなんか歌わせてごく普通の扱いの歌手であったが、一度ブレイクするとなるとこんな特別扱いとなるのである。NHKは流石は偏向放送局の異名を取るだけのことはある。

今年の紅白でネットでも話題になったのが斉藤和義の例のギターストラップだ。NUKE IS OVERと日本語で訳すと原子力は終わりだぜみたいな言葉が書かれたストラップを付けてステージに立ったものだから賛否両論が沸き起こった。もちろん僕的には良くやったという感想だし、あれが忌野清志郎だったらもっとやってくれていたに違いないと思う。本当はいきなり全部嘘だったをいきなり弾き語りで歌ってくれたらそれこそ紅白始まって以来の大サプライズだっただろうに。しかしそこまでやると斉藤和義の立場が相当ヤバくなるし本人もそこまでの勇気はなかったろうし、あそこまでのパフォーマンスでも十分拍手を贈りたい。

紅白の出場歌手、それに司会者を見ても分かるように結局は今のテレビ業界はジャニーズ無しでは語れないというか、ジャニーズが全てを牛耳っていると言っても過言ではない。もう白組の司会者をジャニーズ関係者以外から出すなんてのはよっぽどのことかもしれない。あの国民的偽善番組日テレの24時間テレビもメインはジャニーズだし、あらゆる番組がジャニーズ無しでは作れなくなっている。これだけのジャニーズ王国を一代で作り上げたジャニー喜多川氏がお亡くなりになった時は国民栄誉賞が授与されることが実はもう決まっていたりして。

紅白の最後を締めるのは藤山一郎が楽団の指揮をとってホタルの光を皆で合唱するというのがいつまでも残っているが、近年は三原綱木から平尾正明にバトンタッチされて今回はその平尾センセーが指揮を振ってはいたが何分にも楽団がいないものだからカラオケの指揮をとるという何ともおかしな光景を誰が突っ込むこともなく行われていたのが印象的だった。