南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

長崎県知事選挙結果は「政治と金」じゃない

2010-02-22 22:35:43 | Weblog
長崎県知事は自民党が推す元副知事の中村法道氏が当選した。
長崎県知事選挙結果は全国的にも大々的に報じられ、自民党やマスコミは大合唱しながら民主党の「政治とかね」の問題で民主党候補が敗れたことを異常なまでに強調した。
すべては小沢幹事長や鳩山総理の汚い金まみれ政権がもたらした結果によるものと勝ち誇ったかのような自民党の国会議員のコメントがどの局からも流れた。

しかし、長崎県民の僕から言わせると今回の選挙は小沢幹事長や鳩山総理の「政治と金」で負けたんではなく、民主党長崎県連の戦略ミスでしかない。
本来なら中村法道氏と橋本剛氏(民主党)の一騎打ちでよかったものを、大仁田厚氏をはじめ6人もの余計な立候補者が出てしまったのがまずかった。
実際、大仁田厚氏以下落選組みの票だけでも15万票はあるのだ。
これらの票は今までの金子知事の政治を何とか変えたいと願う県民の願いの数でもある。
それがこれだけ変革をうたう候補者が乱立すればおのずと票は割れてしまい、結局は今までの県政を担ってきた副知事がしめしめと県政を今まで通り仕切ることになった。
もし二人の一騎打ち選挙だったら勝敗は変わっていた。
ただ、今回の民主党が擁立した橋本候補が「官僚」出身というのがまずかった。
脱官僚を目指す民主党がなんでまたというの最初の感想だった。
しかも長崎出身とはいえ東京に出て行ってしまった人間だし、どうしても地元志向に欠けた。
それから40歳という若さがアダになってしまった。
40歳の若造、しかも元官僚、そいに東京もんには長崎は任せられんばいという年長者に今ひとつ受けが悪かった。
それともう少し頭髪が多ければという声もなきにしもあらずだった。
本当は多くの県民が今までの県政を変えたいと望んでいたわけで、そういう意味では他に誰かいなかったの?と思ってしまうし、願わくば一騎打ちの選挙であって欲しかった。
結果は自民党の31万票獲得したの中村氏が勝ちはしたが、反対票として投じられた38万票という自民党現政権への反対票がまぎれもなく長崎県民の本当の気持ちなのである。

思い起こせば3年前、長崎県は3億円にものぼる巨額の裏金を組織ぐるみで作り出し全国にその悪名をとどろかせた。
59部署の何百人という職員がせっせと裏金作りという長崎県民の血税である公金横領に手を染め、県知事が裏金の存在を知りそれを是正した後からもさらにぬけぬけと1億円もの裏金を使い続けたのが長崎県庁で、そのCEOのひとりが副知事の中村法道氏でもあったのだ。
今回金子知事が県政から退くことで「長崎県裏金」の呪縛から開放されるかと期待していた県民にとっては辛いかもしれない。
出馬当初中村法道氏は自らは「県民党」であり特定の政党には関係していないと訴えていたにもかかわらず、終盤ではなりふり構わず自民党を全面に押し出しての選挙戦を繰り広げた。
まるで千葉県の知事選挙で公職選挙法違反を堂々とやってのけ、完全無所属を謳い続け千葉県民を欺きながら当選を勝ち取った森田健作氏を彷彿させる芸をやってのけたのはたいしたものである。

ただでさえ県民所得も全国ワースト4位、頼みの観光産業も壊滅状態で瀕死状態の長崎県なのに、政治的にも今回の選挙報道で長崎県民の変わろうとするパワーのなさを全国の人たちに露呈してしまう形となった。
しかし選挙結果は選挙結果、受け止めなければならない。
多くの県民が必要性を感じていない新幹線が新知事によって作られてしまうことは諦めなければならないが、二度と長崎県に裏金作り(公金横領)は許させはしないと心に誓わなければいけない。



世界のトヨタが

2010-02-21 14:13:46 | Weblog
世界の・・と言えばのは「世界の王貞治」「世界のナベアツ」そして「世界のトヨタ」と僕の中ではなっていた。
しかし、ここにきてあのトヨタがやばくなってきた。
今まで莫大な利益を上げこの世の春を謳歌してきた巨大企業が大変なことになろうとしている。
アメリカでは「トヨタバッシング」が始まり、豊田社長も議会へ招集されることになった。
よりによってこんな大変な時期に社長になってしまっていたボンボン豊田社長も不運といえば不運である。
時流に乗って売り出したプリウスは予約しても半年以上も待たなくてはいけないほどの好調さだった。
僕の友人も何人も予約して「今度プリウスに変えたから」なんて誇らしげに喋っていたのが目に浮ぶ。
ブレーキに欠陥があって、ハンドルに欠陥があって、アクセルに欠陥があって、悪い事を隠し続ける体質があって、社長の対応が大幅に遅くてもそこの車を待ち続ける勇気は少なくとも僕にはない。
だいたいがこのままプリウスが売れ続けると日本中がプリウスだらけになってしまい、猫も杓子もカーの代名詞になりかねなかった。
その昔、三菱自動車が走行中に燃えてしまう事故などが続き、三菱自動車は存続の危機に見舞われたことがあった。
あの時は正直、三菱自動車も終わりかもしれないと思っていた。
だって当時のマスコミなんか、連日連夜のニュースで三菱自動車の欠陥報道を垂れ流し、本気で三菱自動車の息の根を止めようとしていた。
ところが今回のトヨタ騒動では扱いが全く違う。
三菱自動車をマスコミがこぞって袋叩きにしたあの勢いはどこにいったんだろう。
ようするにトヨタからいくらの金がマスコミに流れているのかを計算すれば分かる。
金にものを言わせてマスコミを操れば世論なんてどうにでもなると世界のトヨタは考えている。
アメリカでのトヨタバッシングにしても当然のことなのに、日本国民に同情させようなんて下心が見える報道さえある。
トヨタは顧客第一に・・・と言うが利益第一主義で、自分さえ儲かればいいというのを絵に描いたような企業に感じている人は多い。
特に労働者なんかモノとしてしかみていなくて、派遣切りはトヨタとキャノンの専売特許である。
今回のトヨタ騒動ではモノのように切り捨てられた多くの労働者たちがトヨタに対して抱いている感情は「天罰」という言葉かもしれない。
莫大な社内留保がありながら、虫けらのように労働者を切り捨てた罰が当ったと考えている。
経団連といえばトヨタ、キャノン。
経団連といえば自民党への巨額の献金。
経団連といえば東京地検特捜部と同じように解体されることを望まれている組織。

「奢れる物は久しからず」とはよく言ったものだ。
このまま日本中に何の問題提起もされることなく、多くのプリウスが走り回ってしまうことが避けられたのはいいことだ。



腰パン賛否両論

2010-02-17 21:13:44 | Weblog
バンクーバーオリンピックではようやく日本にも男子スピードスケートで、銀メダルと銅メダルを獲得でき盛り上がってきた。
しかし、今大会の話題を真っ先にかっさらったのは腰パンで一躍時の人になったスノウボードの国母和宏選手である。
今回の珍事件についてはさまざまな意見が飛び交っている。
日本の代表としてあるまじき行動(某大臣)、強制送還させるべき(某漫画家)、別にここまで攻め立てることでもない(某コメンテーター)、人間にはいろんな考え方があるから意見は様々である。
この大騒動に記者会見まで開くはめになったわけだが、謝罪会見に同席した橋本聖子団長はあたかも息子のそそうに詫びる母親のように見えてならなかった。
「あたしからも厳しく言って聞かせますので、今日のところはどうかご勘弁いただければ」と言わんばかりの表情だったが、団長としての初仕事がこれかいって本人もやだったに違いない。
これを教訓にJOCは選手規約に「代表選手は腰パンをしてはいけない」という文言を加えるべきかもね。

当の国母和宏選手だけど、この事件によって知名度が一気に上がった。
しかも今までズボンをパンツが見えるほど下げてルーズにはく着こなしスタイルを『腰パン』と呼ばれることを日本全国の人々にはたまた世界中の人に知らしめたのである。
そういった意味じゃ国母和宏は正に『KING OF KOSIPAN』になってしまった。
本人はあくまで悪いことなんてしたと思っていない。
ただ多くの方々に迷惑や怒りや心配をかけたのは事実である。
世の中には因果応報という法則がある。
やったことは必ず自分に返ってくるもので、将来、自動車事故で追突してきた加害者が入院している国母和宏選手に謝罪に来て、その若い加害者は腰パンでシャツを下からはみ出し、ネクタイをユルユルでこう言うのだ「反省してまーす」

そもそもこの腰パンは10代の高校生、特に偏差値のあまり高くない男子生徒が好んでするもので、見た目には決して好感の持てるものではなく、本人たちも実は自覚している。
その証拠に就職試験の面接に自慢の腰パンで行く者なんていやしない。
腰パンすることによってちょっとした体制への抵抗と自己主張とファツション性を自分の中に感じてみたいだけなのである。
今回の国母和宏選手の腰パンには何の意味があったのかが分からないから多くの批判が起こった。
JOCに対して何か不満でもあったのか?他の日本選手との違いをアピールしたかったのか?それとも成人した年齢にもかかわらずまだ大人になりきれず高校時代への郷愁からなのか定かではない。
帰国後おそらく二つ三つのバラエティー番組に引っ張り出されるだろうから、その時にダウンタウンやとんねるずからいじられて真相もわかるだろう。


マスコミでも今回の騒動に対する意見はコメンターによって賛否両論。
小沢幹事長の事件では誰ひとりとして検察の行き過ぎた暴走を責めるコメンテーターはいなかったのにおかしなものである。







トイレの貼り紙

2010-02-12 00:35:22 | Weblog
我家では長年トイレは自動洗浄器のウォシュレットを使っているが、ここのとこそのウォシュレット君の調子がいまひとつ良くない。
おしりを洗浄する時に確かにお湯のシャワーは出てくるのだが、困ったことに停止ボタンを押しても止まらないのだ。
最初この症状に出くわした時にはビックリした。
「えーっ!止まんない」
「どーしよう?どうしよう?」
このまま一生おしりを洗浄され続けるのも困るし、ここは脱出を図るしかないと立ち上がろうとしたらさらに水はおしり全体にかかってしまうのである。
再び定位置に座りなおして水を肛門で受け止めるしかなかった。
それから無駄におしりを洗われ続けていたら一瞬水が止まった。
今だと思い立ち上がろうとしたらまた急に水が出だしたから慌てて座りなおす始末。
すると「いいさ、このまま洗い続けてやろうじゃねーか」みたいな開き直りの気持ちになってきた時、ふと下を見たらコンセントを発見しそのコンセントを抜いてようやく騒ぎはおさまった。
しかしとんでもない事件に巻き込まれた感じで我ながらあせってしまった。
それ以来我家のウォシュレットは停止ボタンが効かず、水を止める時はコンセントを抜くというのが使用マニュアルになっている。
停止ボタンが効かない以外は何ら問題がないために何故かそのまま使い続けていたのだが、習慣とは怖いもので最近は何ら違和感なく使っていたものだから、うっかりトイレに入った客人に告知するのを忘れていた。
案の定トイレの中からは「エーッ!エーッ!」という困惑の声が聞こえたので、外から大きな声で「コンセントを抜いて下さい!抜かないと止まりません」ついでに「抜くまでは立ち上らないで!」と自らの体験に基づく的確なアドバイスも付け加えてあげた。
その客人は「一生の内でこんなに肛門を洗ったことはなかった」としみじみ語ってくれた。
その日からである、我家のトイレに『停止するにはコンセントを抜いて下さい』の貼り紙をしたのは。



どうにでも作れる世論調査

2010-02-09 01:49:36 | Weblog
マスコミが申し合わせたようにこぞって世論調査を行い発表した。
世論調査といっても誘導された設問により回答を求められればそう答えてしまうはずで、これらの数字はいわば作られたもので信憑性は持っていない。
最初から小沢幹事長は辞任するべき70%、石川議員は辞職すべき70%、というような数字は最初から決められていて、その数字になるための誘導的設問を考えているだけの事実は少しばかりまともな脳を持った国民は理解している。
残念ながら政治には興味のないような国民の7割近くの人たちはついついマスコミの餌食になり、偽世論調査作りに貢献させれてしまうのである。

東京地検特捜部の捜査の結果、小沢幹事長は不起訴となり疑っていたようなことも何ら存在しなかったとの結果が出たわけだ。
それならば世論調査でもそういうことも設問するべきである。
■今回行過ぎた捜査を行い国民の血税をドブに捨てた東京地検特捜の佐久間達哉部長は説明責任を果たしているか?
■佐久間達哉部長は責任をとって辞職すべきか?

マスコミは当分は世論を武器に執拗な潰しを続けるであろうが、そんな作られた世論調査は所詮まやかしであることに早く気がつけばいいのにね。
24時間テレビで本当に愛で地球を救っているなんて思わせてしまうくらいだから無理もないね。

長崎県知事選挙

2010-02-08 21:13:45 | Weblog
長崎県知事選挙が始まった。
現知事の金子知事が不出馬だから長崎も12年ぶりに新しい知事が生まれることになる。
長崎県といえば「長崎県庁の裏金事件」で全国にも有名になった汚名は今も続いている。
知事が変わったからといって県民の血税を平気で横領する気質はそう簡単に治るものではないからあんまり期待はしていないが、少なくとも県知事が辞めることで「長崎県庁裏金事件」の呪縛から抜け出せるのではないかとそっちの方には期待している。

今回の7人の候補者の中では知名度的には有利な大仁田厚が、恥ずかしげもなく東国原知事のパクリ臭い「かえんば長崎!」のスローガンを掲げている。
本人の勝手だからどうでもいいんだけど、最近困ったことが起きている。
12日から始まるバンクーバーオリンピックのスピードスケート期待の新星で若干15歳の高木美帆選手の映像を見る度にこの大仁田厚を思い出してしまうのだ。
「いやいやそんなはずはない、絶対に似ているわけがない」と自分でも冷静になって言い聞かせているんだけどやっぱり大仁田厚に似ている。
この現実は選挙で戦う大仁田厚にとっては朗報といえば朗報かもしれない。
こうなればこの現実を利用して「大仁田厚はバンクーバーオリンピックの高木美帆を応援してるぞ!ファイヤー」とでも叫ぶべきなんだろうか。
たぶん高木美帆にしてみたらやだろうね。

長崎県民としては選挙結果に注目しなくてはいけないのだろうが、高木美帆に似ている大仁田厚がどうなるかよりも、大仁田厚似の高木美帆がどうなるかの方が正直言って気になる。
今夜のニュースによれば、今回の期日前投票数は前回の2.6倍にも上るそうな。
これは長崎ランタンまつりやオリンピックをじっくり楽しむために「せんばいかんことははよー済ませちょこう」と考えるまつり好きな長崎県民の性格かもしれない。
オリンピックといえば今年の長崎ランタンまつりの皇帝パレードにはオリンピック体操銀メダリストの内村航平選手がゲストで参加するらしい。
たぶん長崎のミーハーオバちゃんたちはそっちの方が気になって選挙どころではなくなるはずだ。
昨年の皇帝パレードには女子ソフトボールの上野選手ゲストだったし、となると来年はバンクーバーオリンピックで活躍した大仁田・・・いや高木美帆がゲストっていうのも十分考えられる。
そのためにも今週12日から始まり今回の選挙ともかぶるオリンピックは全力で応援したいものである。
「頑張れニッポン、頑張れ高木美帆、ファイヤー!」







朝青龍の引退と小沢一郎の潔白

2010-02-05 00:22:10 | Weblog
横綱朝青龍が引退した。
横綱としてのけじめをつける形になったのであるが、最悪「解雇」という形を取られなかっただけでも不幸中の幸いかもしれない。
引退ということで退職金の1億以上の金をもらいそこねることだけは免れた。
元朝潮の高砂親方さえもっとしっかりした師匠だったらこんな結末にはならなかったのではないだろうか。
朝青龍も師匠を選び間違えたのかもしれない。
今回新理事になった貴乃花親方みたいな師匠に育てられていたらこんな横綱にはならなかったはずだ。
確かに横綱としての品性や今回のような暴力事件を起こしたんじゃ救いようのない結末だけど、実際問題として来場所からの大相撲の面白さは半減するのは間違いない。
今まで白鵬と朝青龍の二人の横綱の強さだけが際立っていて、他の力士たちとの力の差があまりにも違っていた。
よっぽど新進気鋭の人気関取でも彗星の如く現れない限り、盛り上がりに欠ける場所が続きはしないだろうか。
「確かに朝青龍は悪い奴だったけど、あのバルトでさえも豪快に投げ飛ばす相撲を見せてくれる力士がいなくなるのは寂しいもんだな」みたいな相撲ファンの声が聞こえてくる。

一方、幹事長を辞めなくてすんだのが小沢一郎氏。
東京地検特捜部は小沢氏を不起訴処分にした。
司法の絶対的な権威を持つこの暴走集団は最初から小沢氏を犯人扱いにし、マスコミと共謀し違法なリークを繰り返してきたがついに起訴するだけの証拠をつかむことは出来なくなって自らの敗北を認めた。
しかし、ここまでの悪行の数々を小沢氏に対してやらかしてきたからには、謝罪するのは人間としての道ではないのかな。
しかも記者会見にはカメラが入るのさえ禁止する横行さをここへ来ても示した。
普通なら佐久間特捜部長以下、特に小沢事務所に家宅捜査に入る正義感ぶった姿を披露してくれた連中も首ねっこ揃えて謝罪会見の場に出てくるのが当然だ。
たぶん小沢潰しの第一弾でポシャッタからには、今度は国税を動かして脱税でやるしかないくらいの構想は既に持っているはずだ。
東京地検特捜部が不起訴としたにも関わらず、往生際の悪いマスコミ各社は自民党が掲げる「道義的責任」「政治責任」を強調して掲げ偏見報道を改める気持ちは微塵も見せない。
とくにひどかったのはみんなの党の渡辺代表で、「朝青龍だって辞めたんだから小沢幹事長も辞めるべきだ!」
こんな人が国会議員やってると思うと恥ずかしくなるし、このコメントを何回もテレビで流すマスコミの馬鹿さ加減には日本中があきれたはずだ。
鳩山首相が最初に言った「どうぞ検察と戦って下さい!」の言葉の裏には正義は必ず勝利するという強い核心があったからのことだ。
最初から小沢一郎氏は正々堂々と正義を貫いた。
こういった政治家は自民党の中には見受けられない。
いるのは無責任に総理の座を途中で投げ出し、何の反省もなく国会議員でい続けている人たちである。
おそらくそんな先生方の政治資金収支報告書などにはとんでもない虚偽記載が山ほど存在しているはずだ。
しかし、東京地検特捜部からの捜査の手は一切及ぶことはない。
今回起訴されてしまった石川議員、大久保秘書、池田秘書は本当に辛い日々を過ごしていると思うが、彼らもまた堂々とした人物であると感じる。
流石に小沢一郎氏の下で働いていただけのことはある。
もしこれが自民党の大先生の秘書であったりしたら、自分を助けるためにありもしないうその証言をしてまでも早く楽になっているに違いない。
相撲界でも政界でもどういう師匠に育てられるかで全然違う人生を歩むものだ。
そいう意味では彼ら3人の選択は正しかった。

朝青龍が今日の引退会見でも言っていたが「メデイアでの報道と実際の出来事とは違う」という言葉は聞き逃してはいけない。
おそらく何が何でも小沢氏を黒にしたい往生際の悪いマスコミは明日からもいやけのさすくらいの偏見報道の手は緩めないはずだ。



『ゴールデン・スランバー』の中に感じたもの

2010-02-02 21:47:19 | Weblog
公開中の映画『ゴールデンスランバー』を観てきた。
タイトルはビートルズのアルバム「アビイロード」の中の名曲からとったもので、斉藤和義が歌う「ゴールデンスランバー」も中々いけていた。
内容は闇の権力によって内閣総理大臣の暗殺者に仕立て上げられた主人公青柳の逃亡劇であるが、そこにはかつて青春時代を共に過ごした仲間たちとの友情や親子の厚い信頼なども描かれていていろんな意味で映画として楽しめた作品となっていた。
しかし、この映画を見ながら今政界を最も賑わせている小沢幹事長の一連の事件とだぶってならなかった。
小沢事件というよりむしろ「東京地検の権力乱用による暴走事件」というのが正しい。
この映画でも闇の権力が望むことは首相を消すことであり、そのためにはそれに相応しい犯人をでっちあげその人間を抹殺することで全てを闇に葬ろうとするものである。
映画を観ていてつくづく権力を悪用する国家権力がいかに怖ろしいものかが分かった。
これは単なる映画であって、警察や検察は正義の味方そのものだから安心だなんて思ってる人間はとっとと日本人やめてもらいたい。
東京地検特捜部は政治資金規正法を破る違法な行為を裁くためにやってるんじゃなく、目的は小沢一郎を潰し、民主党政権を潰すことにあるだけなのだ。
映画と同じように首相を暗殺したい権力を乱用する人間たちが存在するということである。
証拠隠滅の恐れも逃亡やはたまた自殺の心配も全くない秘書や国会議員の異常な逮捕だけでもあからさまであり、しかも東京拘置所で非人道的な身柄の拘束と精神状態までも異常にさせて行く彼らのやり口は、足利事件での菅家さんの証言でも明らかである。
彼らは今の政権によって司法制度改革が行われ自分たちの権力が縮小されるのを恐れているから小沢一郎を政界から抹殺しようとしているのである。
どんな手を使ってでもいいから立件さえできれば、世論を誘導して小沢に議員辞職が持ち込める。
彼らのやり口はもはや人の道さえ外れている。
現に入って間もない石川議員の女性秘書まで出頭させ、10時間に渡り拘束し取調べを続けた。彼女には3才と5才の子どもが保育園に通っているにもかかわらず、保育園の閉園時間である午後7時になっても夫や知人に電話することすら許さなかったという。
多くの日本人はこれらの東京地検特捜部の実態に早く気が付き、権力と妄想正義を楯にやらかしている悪行を阻止しなくてはいけない。
映画『ゴールデンスランバー』で感じた本当の正義感をまともな感覚をもった人々には呼び起こして欲しい。

石川容疑者の拘置期限が切れるのがあと2日。
今日のマスゴミのニュースでも例によって「関係者」の話によれば石川容疑者は容疑を認める供述を始めたという。
あと2日かしかない検察は石川議員や大久保秘書に対して人間とは思えないほどの苦痛を与え続けているに違いないのだ。
最悪のシナリオで行けば小沢一郎逮捕が実現し、小沢一郎氏は東京拘置所の中で罪の意識と謝罪の意を込めて名誉の自殺を図ったということにもなりかねない。
もちろん東京地検特捜部の手により暗殺されてもそういう真実は微塵も外には漏らさずに闇に葬るのが彼らのやり方だといえる。
ケネデイ大統領暗殺者に何故オズワルドという男がが仕立てられたのか、改めてビートルズの「ゴールデンスランバー」を聴きながら考えてみた。

ALWAYS三丁目の夕日とスカイツリー

2010-02-02 10:15:45 | Weblog
久しぶりに東京に行って来た。
建設中のスカイツリーをひと目見ようと墨田区の押上まで電車で行き、駅の改札を出てどこに見えるのかと空を見上げるとまさしくスカイツリーはそこに建っていた。
周りに高層ビルなどもないし、ひと際大空にそびえ立つ天空の城みたいな感じだった。
高さ的にはまだ半分もいってないとは思うけど、それでも相当の高さだ。
完成すると634mになり世界一の電波塔になるらしい。
これって武蔵(634)と覚えればいいからゴロがいいね。
2012年には完成するらしいが、完成する前にその建設途中のスカイツリーをバックに記念写真が撮りたかった。
まるで映画『ALWAL三丁目の夕日』に出てきた建設中の東京タワーのように、実はスカイツリーにもこんな時代があって、世の中がチデジチデジって騒いでいた時代のことだったねーと今の時間を切り取りたかったのだ。
スカイツリーが完成すると東京見物の目玉は一気にここになるだろうし、桜の時期の隅田川の遊覧船はそれこそ超人気になるだろう。
もちろん今はまだ閑散とした押上駅も観光客でごった返すようになるんだろうね。
今回撮影できた建設途中のスカイツリーはまさに三丁目のスカイツリーとして貴重な写真になった。