長崎県知事は自民党が推す元副知事の中村法道氏が当選した。
長崎県知事選挙結果は全国的にも大々的に報じられ、自民党やマスコミは大合唱しながら民主党の「政治とかね」の問題で民主党候補が敗れたことを異常なまでに強調した。
すべては小沢幹事長や鳩山総理の汚い金まみれ政権がもたらした結果によるものと勝ち誇ったかのような自民党の国会議員のコメントがどの局からも流れた。
しかし、長崎県民の僕から言わせると今回の選挙は小沢幹事長や鳩山総理の「政治と金」で負けたんではなく、民主党長崎県連の戦略ミスでしかない。
本来なら中村法道氏と橋本剛氏(民主党)の一騎打ちでよかったものを、大仁田厚氏をはじめ6人もの余計な立候補者が出てしまったのがまずかった。
実際、大仁田厚氏以下落選組みの票だけでも15万票はあるのだ。
これらの票は今までの金子知事の政治を何とか変えたいと願う県民の願いの数でもある。
それがこれだけ変革をうたう候補者が乱立すればおのずと票は割れてしまい、結局は今までの県政を担ってきた副知事がしめしめと県政を今まで通り仕切ることになった。
もし二人の一騎打ち選挙だったら勝敗は変わっていた。
ただ、今回の民主党が擁立した橋本候補が「官僚」出身というのがまずかった。
脱官僚を目指す民主党がなんでまたというの最初の感想だった。
しかも長崎出身とはいえ東京に出て行ってしまった人間だし、どうしても地元志向に欠けた。
それから40歳という若さがアダになってしまった。
40歳の若造、しかも元官僚、そいに東京もんには長崎は任せられんばいという年長者に今ひとつ受けが悪かった。
それともう少し頭髪が多ければという声もなきにしもあらずだった。
本当は多くの県民が今までの県政を変えたいと望んでいたわけで、そういう意味では他に誰かいなかったの?と思ってしまうし、願わくば一騎打ちの選挙であって欲しかった。
結果は自民党の31万票獲得したの中村氏が勝ちはしたが、反対票として投じられた38万票という自民党現政権への反対票がまぎれもなく長崎県民の本当の気持ちなのである。
思い起こせば3年前、長崎県は3億円にものぼる巨額の裏金を組織ぐるみで作り出し全国にその悪名をとどろかせた。
59部署の何百人という職員がせっせと裏金作りという長崎県民の血税である公金横領に手を染め、県知事が裏金の存在を知りそれを是正した後からもさらにぬけぬけと1億円もの裏金を使い続けたのが長崎県庁で、そのCEOのひとりが副知事の中村法道氏でもあったのだ。
今回金子知事が県政から退くことで「長崎県裏金」の呪縛から開放されるかと期待していた県民にとっては辛いかもしれない。
出馬当初中村法道氏は自らは「県民党」であり特定の政党には関係していないと訴えていたにもかかわらず、終盤ではなりふり構わず自民党を全面に押し出しての選挙戦を繰り広げた。
まるで千葉県の知事選挙で公職選挙法違反を堂々とやってのけ、完全無所属を謳い続け千葉県民を欺きながら当選を勝ち取った森田健作氏を彷彿させる芸をやってのけたのはたいしたものである。
ただでさえ県民所得も全国ワースト4位、頼みの観光産業も壊滅状態で瀕死状態の長崎県なのに、政治的にも今回の選挙報道で長崎県民の変わろうとするパワーのなさを全国の人たちに露呈してしまう形となった。
しかし選挙結果は選挙結果、受け止めなければならない。
多くの県民が必要性を感じていない新幹線が新知事によって作られてしまうことは諦めなければならないが、二度と長崎県に裏金作り(公金横領)は許させはしないと心に誓わなければいけない。
長崎県知事選挙結果は全国的にも大々的に報じられ、自民党やマスコミは大合唱しながら民主党の「政治とかね」の問題で民主党候補が敗れたことを異常なまでに強調した。
すべては小沢幹事長や鳩山総理の汚い金まみれ政権がもたらした結果によるものと勝ち誇ったかのような自民党の国会議員のコメントがどの局からも流れた。
しかし、長崎県民の僕から言わせると今回の選挙は小沢幹事長や鳩山総理の「政治と金」で負けたんではなく、民主党長崎県連の戦略ミスでしかない。
本来なら中村法道氏と橋本剛氏(民主党)の一騎打ちでよかったものを、大仁田厚氏をはじめ6人もの余計な立候補者が出てしまったのがまずかった。
実際、大仁田厚氏以下落選組みの票だけでも15万票はあるのだ。
これらの票は今までの金子知事の政治を何とか変えたいと願う県民の願いの数でもある。
それがこれだけ変革をうたう候補者が乱立すればおのずと票は割れてしまい、結局は今までの県政を担ってきた副知事がしめしめと県政を今まで通り仕切ることになった。
もし二人の一騎打ち選挙だったら勝敗は変わっていた。
ただ、今回の民主党が擁立した橋本候補が「官僚」出身というのがまずかった。
脱官僚を目指す民主党がなんでまたというの最初の感想だった。
しかも長崎出身とはいえ東京に出て行ってしまった人間だし、どうしても地元志向に欠けた。
それから40歳という若さがアダになってしまった。
40歳の若造、しかも元官僚、そいに東京もんには長崎は任せられんばいという年長者に今ひとつ受けが悪かった。
それともう少し頭髪が多ければという声もなきにしもあらずだった。
本当は多くの県民が今までの県政を変えたいと望んでいたわけで、そういう意味では他に誰かいなかったの?と思ってしまうし、願わくば一騎打ちの選挙であって欲しかった。
結果は自民党の31万票獲得したの中村氏が勝ちはしたが、反対票として投じられた38万票という自民党現政権への反対票がまぎれもなく長崎県民の本当の気持ちなのである。
思い起こせば3年前、長崎県は3億円にものぼる巨額の裏金を組織ぐるみで作り出し全国にその悪名をとどろかせた。
59部署の何百人という職員がせっせと裏金作りという長崎県民の血税である公金横領に手を染め、県知事が裏金の存在を知りそれを是正した後からもさらにぬけぬけと1億円もの裏金を使い続けたのが長崎県庁で、そのCEOのひとりが副知事の中村法道氏でもあったのだ。
今回金子知事が県政から退くことで「長崎県裏金」の呪縛から開放されるかと期待していた県民にとっては辛いかもしれない。
出馬当初中村法道氏は自らは「県民党」であり特定の政党には関係していないと訴えていたにもかかわらず、終盤ではなりふり構わず自民党を全面に押し出しての選挙戦を繰り広げた。
まるで千葉県の知事選挙で公職選挙法違反を堂々とやってのけ、完全無所属を謳い続け千葉県民を欺きながら当選を勝ち取った森田健作氏を彷彿させる芸をやってのけたのはたいしたものである。
ただでさえ県民所得も全国ワースト4位、頼みの観光産業も壊滅状態で瀕死状態の長崎県なのに、政治的にも今回の選挙報道で長崎県民の変わろうとするパワーのなさを全国の人たちに露呈してしまう形となった。
しかし選挙結果は選挙結果、受け止めなければならない。
多くの県民が必要性を感じていない新幹線が新知事によって作られてしまうことは諦めなければならないが、二度と長崎県に裏金作り(公金横領)は許させはしないと心に誓わなければいけない。