南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

34歳の女と38歳の女

2009-10-29 00:09:02 | Weblog
テレビのニュースではどこの局でも登場したのが「34歳の女」
被害に遇った方々は顔写真も実名もはたまた騙し取られた金額までも公表されるのであるが、張本人の容疑者は「女」「34歳の女」と共通して呼ばれる。
日本全国には34歳の女が何人いると思ってるんだろう。
おそらく日本中の今年34歳になる女性はまるで自分のことを言われてるみたいでいい気分はしないはずだ。
「何で○○容疑者とか名前でいわないのよ!」と愚痴りたくなりそうだ。
推定無罪というのは分かるが、全局が「34歳の女」と統一するのもどこか不自然でならない。
日本中の34歳の女性のためにも一日も早く実名で報道してあげて欲しい。
特に今日が34回目の誕生日を迎える女性にしてみれば、「自分の記念すべき誕生日にーったく!」という思いである。

一方38歳の女、酒井法子の報道であるが、相変わらずその注目度は抜群である。
芸能界を引退した彼女が次に目指すのは「介護」と決まった。
犯罪者のノリピーが更正するためには「介護」の世界に入るというのが受けがいい。
一般的な感想としては「いいことだ」となるからである。
これがノリピーが目指すのは水商売だったりするとそうはいかない。
おかげで介護の仕事にもノリピー効果で注目が集まりそうだが、ただでさせ労働条件が悪くて定職率が悪い業界だからこそ、ここはノリピーにひとつ頑張ってもらって介護の仕事に光を当ててもらえればと望むところだ。
しかし、これが単なる反省を見せかけるだけのポーズだったりするとそのしっぺ返しは大きいはずだ。
これでノリピーから離婚届けを突きつけられることになった旦那の高相被告であるが、彼の肩書きの自称プロサーファーというのを聴くたびに思い出すのは千葉県知事の椅子にいまだに居座り続ける「自称剣道2段」の森田健作だ。
自称って肩書きの奴にはろくな奴がいない気がする。

多分明日もこの二人の女、「34歳の女」と「38歳の女」のニュースはどこのテレビ局の報道番組でもかなりの時間がさかれることになる。

鳩山総理の所信表明

2009-10-26 21:51:29 | Weblog
今日行われた鳩山総理の所信表明は素晴らしいものだった。
内容的にもわかりやすく、国民の心に深く響いてくるものだった。
やはり我々多くの日本人があの選挙で下した判断は正しかったのだと再認識した。
しかし気になったのは自民党議員のヤジ。
鳩山総理があんなに真剣に話している時に馬鹿丸出しのヤジしか飛ばせない自民党議員には悲しくなった。
これが今まで長い間、悪政を続けてきた自民党の実態なのである。
政治家である以前に社会人としてのレベルにさえ達していないこんな政治家に政権を任せていたかと思うとぞっとする。
極めつけはその党首である自民党総裁の谷垣氏のコメント。
どこから見ても中小企業の課長さんのオーラしかない風貌で「ヒットラーみたいな演説だった」と酷評した。
下野したとはいえついこの間までは政権与党だった党の総裁にしてこんなレベルの理解力しかないのである。
おまけに次にコメントしていたのが小泉純一郎の息子議員。
「ビジョンが見えませんでしたね」だって。
これまた新宿のホストみたいな風貌で、喋り口調だけは政治家きどりだから始末に終えない。
おそらく今日の所信表明についても民主党バッシングをいまだに続けるマスコミなんかでは好き放題酷評しまくるはずだ。
日本のマスコミがもう少しまともなら、今回の馬鹿丸出しのヤジを飛ばし続けた自民党議員や20分程度の原稿を読み上げただけの所信表明をした歴代自民党総理のことを批判するべきである。
あの暑い夏の総選挙で多くの国民が下した判断と同じように、今日の鳩山総理の所信表明が良かったと多くの国民は判断した。
そのことに気づきもしない谷垣総裁以下自民党議員が日の目を見るのは天文学的にあり得ないかもしれない。

坂本龍馬とお散歩

2009-10-26 00:33:20 | Weblog
長崎に長年住んでいながら行った事のない場所ってあるもので、散歩を兼ねて思い切って行ってみることにした。
という訳で出かけてきたのは「亀山社中」。
亀山社中というのは坂本龍馬が日本で最初に作った商社で、その場所がきれいに修復されて今年の8月にオープンしたのである。
まずはそこに行く前に風頭公園まで一気に駆け登り山頂公園から長崎の港を腕を組んで眺めながら建っている「龍馬像」を見に行った。
思っていた以上に大きくがっちりとして迫力ある龍馬像だった。
実際にこの風頭山の旗揚げを龍馬が見に来ていたのかは知らないが、長崎ではぶらぶら節にも出てくるように昔から旗上げは市民の遊びのひとつで風頭は絶好の旗揚げスポットでもある。
龍馬像から下って行くと「龍馬通り」なる道が出てくる。
そしてしばらく歩くと若宮稲荷神社があった。
ここは竹ん芸という伝統ある長崎の行事が見られる神社であるが、亀山社中から近いこともあり龍馬たちもよく参拝にきていたということで有名な神社である。
もちろんここの境内にも小さな龍馬像が建てられている。
すぐ隣には「亀山社中資料館(入場無料)」(普通の民家)があり入ってみると、亀山社中の法被を着たやさしそうなおじいさんがおられ龍馬のことや長崎の歴史のことを詳しく説明してくれた。
家の中は龍馬の写真や手紙、刀、鉄砲の復元されたものが展示されていて、せっかくだから刀を持たせてもらい龍馬の写真と並んで写真を撮ってもらった。
そのおじいさんも話していたが今日みたいな平日にはゆっくり見物できるけど、来年になってNHKの「龍馬伝」が始まった日にはこんなもんじゃないでしょうから今のうちに来るのが正解だって。
資料館から少し下ると竜馬のブーツ像があった。
実際にブーツに足を入れて船の舵を持って景色を眺めるというのが定番らしく修学旅行の小学生たちが順番にそれをやっていた。
そして、そこから10mほど行った所に「亀山社中」はあった。
昨年までは開放されていなかったから入ることも出来なかったが、たぶん龍馬伝に合わせてのことだろうけど長崎の観光施設の目玉としてりっぱに修復されていた。
建物の裏には龍馬が使用していた井戸もあり、それも見ることもできる。
散歩しながら坂本龍馬の足跡をたどるこの界隈であるが、順路としてはまず一気に風頭公園まで駆け登りそれからあとは下るだけという観光の仕方がベストだと思う。
穏やかな秋晴れの中、心地よい汗をかきながらの散歩であったけど、これからの長崎の観光はグラバー園、オランダ坂、大浦天主堂というよりも龍馬をしのぶこの界隈が人気がでてきそうである。
たぶん龍馬ファンだけでなく全国から押し寄せる多くの観光客は僕が辿ったこのコースを歩くはずである。
NHKの龍馬伝は来年から始まるが、タイミングよくTBSの日曜劇場「仁JIN」でも内野聖陽演じる坂本龍馬が登場して番組の面白さを盛り上げている。
来年になれば福山龍馬による長崎ロケも始まるらしいが、正に嵐の前の静けさという感じの亀山社中界隈であった。

加藤和彦の冥福を祈る

2009-10-17 21:43:57 | Weblog
加藤和彦の訃報には驚いた。
先月までは南こうせつのつま恋のコンサートにも「和幸」で出ていたし、全く突然の出来事としか思えない。
テレビのニュースでは「あの素晴らしい愛をもう一度」が流れ日本の草分け的音楽人加藤和彦の突然の訃報を伝えていた。
北山修氏との合作「あの素晴らしい愛をもう一度」は日本のフォーク史に残る名曲であることは言うまでもないが、もう本人の歌声が聴くことが出来ないかと思うと寂しい限りである。
音楽プロデューサーの彼はいろんな人に曲を提供しているが、最近の曲で一番好きな曲はブレッド&バターのアルバムに書いた「One afternoon in the bar」だ。
ボサノバ調のこの曲はあっという間に出来上がったそうであるが、本人もかなりお気に入りの曲みたいであった。

僕は高校生の頃よく聞いていた「オールナイトニッポン」の加藤和彦が担当する日が好きだった。
ちょうどその頃、長崎県の五島列島の奈留島の高校生から校歌を作って欲しいとの葉書がパーソナリティー加藤和彦によって読まれた。
それから奈留高校の校歌が加藤和彦の手によって作られたのだが、デモテープ紛失事件をきっかけに、当時新進気鋭のシンガーソングライター荒井由実が改めて作ることになった。
その時の歌は「瞳を閉じて」として奈留高校の愛唱歌にもなっている。
僕としては本当は加藤和彦の作った曲がどうしても聴いてみたかった。

今年は忌野清志郎も亡くなっているし音楽界としては寂しい年となった。
60歳を超えてもまだまだ現役で頑張っているミュージシャンもまだたくさんいるが、そんな大御所と言われる方々にもどうか元気で歌い続けてもらいたい。
「あの素晴らしい愛をもう一度」を80歳になってもまだ歌っている加藤和彦の姿を本当は見ていたかったというのは多くの加藤和彦ファンの気持ちではないだろうか。
冥福を祈ります。

パフォーマンスも完全無欠森田健作

2009-10-15 21:33:02 | Weblog
「冗談じゃない!頭にきて眠れなかった。あの大臣の一言でパーだ」
テレビに向かって叫ぶ完全無欠の森田千葉県知事。
いかにも千葉県民の声を代弁しているかのような、みえみえのパフォーマンス。
眠れなかった?よく言うよだ。
毎日夜9時には床に就き早朝から起きる、生活習慣だけは健全な男が眠れなかったわけがない。
いつもなら8時間ほどの睡眠が7時間半程しか眠れなかったというのが本当のところだろう。
元々東京都選出の国会議員の頃には羽田のハブ空港化を推進していたくせして、つくづく森田健作はどういう根性しているんだろう?
剣道で鍛えた根性は・・・と言いたいところだろうが、その剣道も自称2段ということがばれてしまったし、その時の言い逃れも「俺が2段だと言っているから2段なんだ」とわけのわからないことを平気で口にしてしまうのであった。
完全無所属をうたいながら、自民党支部長として違法な企業献金を集めて、既に刑事告発を受けていながらも何の悪びれることもない。
公職選挙法違反なんてものは剣道2段の俺には通用しないんだとばかりの鼻息だった。
八ッ場ダム問題にしても選挙前と当選してからの態度は180度違う恐るべき二枚舌のパフォーマンス。
その場しのぎというのは森田健作のためにあるような言葉かもしれない。
眠れないほどに激怒したはずの森田健作は、前原大臣にありったけの愛嬌を振りまきこれ以上ないといわんばかりの笑顔で会見した。
最初からの狙いは見えており、怒りの会見をしたときから、前原大臣と会った時の豹変ぶりが手に取るように予想できた国民は多かったと思う。
千葉県の方々は何でこんな男が県知事でいるのを許しているのか理解に苦しむ。
アクアラインの通行料を安くしたくらいのことで魂まで売ってしまったんだろうか。
今回の総選挙で政権交代が実現した暁に、即座に首を切ってもらいたかったのが日本郵政の西川社長とこの完全無所属二枚舌県知事の森田健作だった。
森田健作がいまだ県知事の座を追われていないという事実は日本の法治国家としての姿勢が問われそうである。
前原大臣もわざわざ森田健作に気をつかうことなどせず、「あの大臣の一言でパー!って俺の一言で何がパーになったの?」くらい言ってやればよかっただろうに。
こんな二枚舌役者のパフォーマンスをわざわざニュースで流すことさえ無駄に思えてしょうがない。
今度森田健作のニュースが流れる時は「森田健作千葉県知事逮捕」の明るいニュースで世間を、そして千葉県民を喜ばせてあげてもらいたい。

http://montagekijyo.blogspot.com/2009/10/10.html

長崎でオリンピック

2009-10-12 22:19:58 | Weblog
2020年のオリンピックに広島と長崎が立候補する話が持ち上がっている。
つい先日東京が落選したばかりで、意気消沈していた石原都知事なんかにとっては「そうくるかい!」と声を上げたに違いない。
確かに平和のことを考えた主旨からすると望ましいアイディアかもわからないが、現実問題としてオリンピックが長崎で出来るものかと少々戸惑ってしまう。
海岸線の長さこそは日本一を誇る長崎県ではあるが、平地なんて長崎市の中心地になると猫の額ほどしかない。
交通機関はどこまで乗っても120円のチンチン路面電車が市民の主たる足であり、県外から長崎に来るJRは単線であり、いまだ複線化は行われていないため、田舎の無人駅で「のぼり電車待ち合わせのため」とかアナウンスが流れて数分ほど電車が止まるのが常識になっている。
競技場にしても一番大きな県営陸上競技場でも恥ずかしながら照明設備がまだない。
福山雅治のコンサートが行われたビッグN球場は野球場であるし、既に野球はオリンピック競技種目ではなくなってしまったし意味がない。
プールや体育館も国際競技で使用出来る規模のものはほとんどないために、もしやるのならそのほとんどを作らなきゃならないが、残念ながら土地そのものが長崎にはない。
昔ながらの異国情緒豊かな港町長崎で、もしオリンピックが開催されることになればもう二度と元の長崎には戻れないんじゃないだろうか。
今回の立候補は話題性や主旨そのものは素晴らしい訳だから、行くとこまでどんどん進めてやってもらいたいと思う。
たぶん賛否両論がマスコミでもじゃんじゃん取り上げられるだろうし、それこそ長崎のいい宣伝になる。
今回の東京みたいに誰も望んでいないのに150億もの血税をつぎ込むことは長崎ではあり得ないだろうし、落選を前提に最後まで金をかけずに誘致を続けるのは黙認したいと思う。
ところで長崎にはミュンヘンオリンピックの男子バレーボールで金メダルを取った時の中野コーチが経営する「中野かまぼこ」という会社があるが、ここの商品は別名「五輪かまぼこ」という名前で市民に親しまれている。
もしも長崎でオリンピックが開催されようものなら、その話題性で世界中からの注文が殺到するかもわからない。
長崎一の繁華街浜の町には「オリンピック」という老舗レストランがあるが、この店も確実に人気が出るのではないだろうか。

幻の東京オリンピック

2009-10-03 00:55:43 | Weblog
2016年夏のオリンピック候補の東京が落選した。
石原都知事をはじめ招致委員会の人たちにすれば、高橋尚子のインタビューにもあったように落胆の気持ちで一杯で驚きを隠せない。
ところが多くの東京都民にしてみればホッとしたというのが本音じゃないだろうか。
ただでさえ渋滞がひどい東京でオリンピックなんて開催されたらたまったもんじゃないはず。
その上大事な血税を垂れ流すのはもう我慢がならないはずなのだ。
石原都知事は新東京銀行で1500億円の赤字をやらかしておきながらよくやるよという声があいこちで聞こえていた。
麻生タロウの国立漫画喫茶じゃないけど、オリンピックやる金があればもっと使い道あるんじゃないのといいたい。
コペンハーゲンまで1着30万円もするお揃いのスーツまで着こんで出かけて行く日本スタッフ御一行の姿を見た時にははっきりあきれた。
総額1500万円もするあのスーツもいわゆる都民の血税なのにね。
落選した時には全員に買取にしてもらう約束を取り付けておくべきだったね。
あの5億円もかけて製作した東京のジオラマ模型はどう処分するんだろうか。
あれこそどっかの怪獣映画制作会社にでも売るつけるしかないのではなかろうか。
すべては石原慎太郎さんの個人的わがままで動いていた気もする今回のオリンピック誘致騒動。
鳩山総理だって鼻っから東京が選ばれるなんて思っちゃいなかったはずだ。
総理としてやるだけのことはちゃんとやりましたよと事実を残せば、後々石原都知事に批判され揚げ足を取られることもないからである。
石原都知事ならネチネチと「東京が落選したのは俺があんなにお願いしたのに拒否した鳩山総理の責任だ」なんて根に持ちそうだものね。
鳩山総理は石原都知事の上の上を考えている。
コペンハーゲンではオバマ大統領に会える目的がかなり大きいはずなのだ。
それと自分自身の国際的な場での再アピールである。
最後の大仕事として力を注ぎ込んできた石原都知事だけに、帰国してからの落ち込みは激しいものが予想される。
たぶんめっきり老け込んでしまうかもしれない。
血税を投じて山ほど作ったオリンピックグッズは今後どうするつもりなのだろうか。
もったいないと言えばもったいないが、万が一開催が決まりでもしていたらそんなもんじゃ済まなかったわけだからよしとするしかない。
ヤン場ダムみたいに中止する方が金がかかるから工事を続行しろというあきれた話はここではないだろうから。
少なくとも今回の東京落選で、入ってくる予定の巨額のお金が入りそこねた連中はたくさんいるのだろうし、彼らにしてみれば落胆の気持ちは先の高橋尚子たちの比ではないはずである。
というわけで開催地は「たぶんリオであるんじゃねーの?」というオヤジたちの大方の予想通りリオデジャネーロに決定した。