昨日ウクライナでマレーシア航空の民間旅客機が撃墜された。
またしても争いの犠牲に何の罪もない民間人が巻き込まれる形になった。このニュースを聞いた瞬間29年前の御巣鷹山で起こった日航機撃墜事件が脳裏に浮かんだ。今回のマレーシア機は他国により撃墜されたものだが、日航機の場合は日本人の命を自衛隊が撃墜した訳だからさらに最悪な事件であったといえる。今年もまた8月には御巣鷹山で慰霊祭が行われるわけであるが、29年経った今でもあの事件は闇に葬られたまま突発的な墜落事故として報道され、その不都合な真実が明るみに出されることはない。誠に国家権力を握る政治家たちのやることはあまりにも不条理であり恐ろしいものである。
戦後69年平和で安全な国であったはずの日本が今や世界でも最も危うい国家への坂道を転がり始めようとしている。その道を先導するのが日本政府であり、自らを日本の最高権力者と鼓舞する安倍晋三という狂った政治家だ。もともとこの政権は不正選挙により樹立した政権であり、多くの国民の支持と期待を獲得した政権とはいえないイカサマ政権であることに変わりはない。
今の日本では堂々と不正選挙が行われようとそれを正す浄化能力など存在しない。一部の正義ある人々がネット上では真実を訴え続けるが政権に影響を与える様な力にはなっていないのが悲しい現実だ。多くの国民はマスコミに誘導され完全に意識操作されてしまっている。
不正選挙により政権を掌握した安倍晋三は今や独裁者並に好き放題に日本という国を変えていまおうとしている。7月1日には遂に集団的自衛権の行使を容認することを閣議決定だけで決めてしまった。集団的自衛権の行使そのものに賛成とか反対という問題の前に、大問題なのは憲法に違反する行為を時の内閣が解釈だけで勝手に変えてしまうという恐ろしいことを何のためらいもなくやってしまい、そのことを誰も止めることもなく既成事実となってしまう今の日本の危うささには背筋が凍る。安倍晋三には民主主義とか立憲主義とか憲法違反という観念はない。いまやナチスのヒットラー以上の独裁者と呼んでもおかしくはない。
集団的自衛権の行使が可能な日本になっても、自衛隊が海外で戦争に巻き込まれることはないし、他国に戦争をしかけることもありえない、アメリカから要請があったとしても拒否するとかの答弁を国会でも行った安倍晋三であるが、これらの答弁は到底信じられるべきものではない。安倍晋三にしてもあの戦争オタクの石破にしても早く戦争がしたくてたまらないのは見え見えである。徴兵制にしても憲法上それは有り得ないとここでも嘘の答弁をしているが、その憲法上有り得ない集団的自衛権の行使容認を国会でも論議せず、国民にも問わず最高裁判所も無視し、独断で行ったのはお前だろうといいたい。
浮いた年金問題の時に「最後のひとりまで年金問題は解決する」と国民に約束して大ボラを吹いて逃げ出した安倍晋三、東京オリンピックの招致活動で福島の放射能汚染水は完全にコントロールされていると世界中に向けて大嘘をついたこの男の言葉を今更誰が信じられるというのだろうか。
集団的自衛権の名のもとに自衛隊は今後確実にアメリカの片棒を担ぎ戦地で他国と戦うことになる。そして石破幹事長が望むように多くの自衛隊が戦士すれば自衛隊を退職する隊員も増えるし、応募してくる人間さえ激減するはずだ。そうなると出てくるのが徴兵制。徴兵制が行われれば拒否した場合は死刑にするとまで石破は言っている。自衛隊は戦争に巻き込まれれば自らも命をおとすかもしれないが、多くの他国の人々を殺すことになる。戦争でいつも犠牲になるのが多くの幼い子供たちだ。イスラエルの攻撃でガザ地区に民間人の犠牲が出ているがそのほとんどは子供たちである。69年間平和を守り続けてきた日本人はどんな大義か知らないが罪もない未来ある子供たちの生命を無残に奪って行くことになる。そして殺せば殺すほどそれは手柄として国家からの栄誉を受ける。それが戦争するということだ。
我々は未来ある子供たちに平和で幸せな世界を残し引き渡す義務と責任がある。未来というのはいわば子供たちからの預かりものだ。その未来ある子供たちの生命を戦争で奪うことなど決して許されることではない。
集団的自衛権の行使容認が取り消されること、憲法9条が永久に守られること、世界中の国で争いがなくなり、優しさ思いやりを持ち助け合いひとつになれること、世界中の子供達が笑顔でいられることを願って歌を作りました。
『未来ある生命のために』https://www.youtube.com/watch?v=GYNXSg6vie8