南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

ウイスキーがお好きです

2008-10-30 10:30:59 | Weblog
「私は氷、あなたはウイスキー」
この後に「♪ウイスキーはお好きでしょ?」としっとり歌われたら思わず「はいっ!」と言うしかないっしょ。
今気になるCMのひとつサントリー角瓶のCM。
映画『ALWAYS3丁目の夕日』でおなじみ小雪が囁き、「津軽海峡冬景色」の演歌の女王石川さゆりがジャージーに別人格歌手SAYURIとして歌い上げている。
「ウイスキーは好きですか?」ではなく「お好きでしょ?」正にNOと言わせない巧みな話術がそこには隠されているが、小雪が言うからいいのである。
これが山田花子やハリセンボンから言われても「嫌いやわ」と即答しそうであるしかも何故か大阪弁で。

CMの効果というのはそれにしても大きい。
おかげで今までめったに飲まない角瓶を買いたくなったし、今夜あたりは「長崎の夜はハイボール」みたいな感じで飲みたくなる。
そして無意識に口ずさむのは「♪ウイスキーはお好きでしょ」の歌。
ちなみにこの歌の作曲者は僕も大好きな杉真理。



どうなる日本の景気

2008-10-29 02:31:48 | Weblog
いったいどこまで下がってしまうのか日本の株。
生保なんて株式の含み益なんて消えちゃっていつ潰れたっておかしくない状態だ。
こんな生保に命と財産預けっ放しの善良な庶民は心配でならないはずだ。
なんで株が下がると生保がやばくなるの?と初歩的な疑問を抱く人がいるけど、生保は契約者から集めた金を投資、簡単に言えば「バクチ」によって増やして契約者に約束した金を還元している。
ところがバクチで突っ込んでいた株式がこんな状態だから約束した金どころか本体の経営すら危ない状態に落ち込んでいる。
アリコなんて親会社のAIGはとっくに国家管理になり、破綻したも同然なのにその身売り先も決まらずいる。
しかもそんな状態にもかかわらずCMだけは毎日垂れ流しているのは何かの魂胆があってのことなんだろうか。
この期に及んでさらに金を集めて何する気なんだろう。
バクチで失敗した金融機関を助けるために庶民から集めた10兆円もの税金を注入すると麻生総理が発表したが、そんなもの助ける前にもっと困ってる国民を助けるべきじゃないのと思う。
バクチに手を染めてこけたのは自業自得なんだから生保や銀行のひとつふたつ潰れるのは仕方がないことだ。
麻生総理は銀行などが貸ししぶりをしない様にと10兆円をもの血税を投入するつもりなのだろうが、当の金融機関がはたして正直に従うなんて信用していいものか。
僕なんかネコババするんじゃないかと心配でならない。
どこかの国に真心の救援物資を送っても、幹部連中だけがせしめてしまい、下々の人たちには届きもしていないという同じ話にならなければいいが。

日本の景気を立て直せるかは麻生総理の手にかかっている
自民党のテレビCMでも景気対策は最優先だみたいなことは言っている。
それなのに麻生総理がつい何日か前北京に行って述べたコメントには正直驚いた。
日本の景気対策なんかよりも世界における国際的役割の方が重要だと発表したのだ。
あの瞬間、麻生総理の人間性がわかった。
その場その場でええ格好するためなら何だって言う人間だったのだ。
その証拠に、帰国したらすぐアキバの街頭演説では「国内の景気回復が何よりも先」だって。
自称オタクの見方を気取ってオタクからの支持を得ているつもりだろうが、アキバのオタクたちも馬鹿じゃない。
「もうあんたみたいな奴はアキバには来るな!」とそんな目で見ていた。
麻生総理は、アキバのオタクなんて人間は、ニュースなんか見ないから前の日に自分が北京で喋ったことなんて知りもしないはずとたかをくくっていたにちがいないのだ。
最後の頼みの綱、アキバにも見切られてしまう結果となった麻生総理。
やっぱ二枚舌はいけないっしょ。
たしっかに!


日本をダメにする新聞

2008-10-22 18:20:19 | Weblog
大阪の橋下知事が的確なコメントを述べている。
「人の悪口ばかり言ってる朝日新聞のような人が増えれば、日本はダメになる」
「まったく愚かな言論機関。すぐさま廃業した方がいいんじゃないですか」
「朝日みたいな新聞社は早くなくなってもらった方が世の中のため」
宮崎の東国原知事も朝日新聞社に対して「ああいう人間が社会にいることが残念」
とこれまた共感するコメントを述べている。

もともとあの新聞社は立場と権力を利用してとんでもない記事を書くことが多い。
この前も一国の法務大臣を「死神」呼ばわりするして批判を受けたことも記憶に新しい。
その時の鳩山大臣も朝日新聞に対して「私を死に神と表現することがどれだけ悪影響を与えるか。そういう軽率な文章を平気で載せる態度自身が世の中を悪くしていると思う」

僕なんか朝日新聞と聞いた瞬間、沖縄の珊瑚を傷つけて記事を捏造した前代未聞の事件以来あの捏造新聞なんか読む気になれない。

今回橋下知事や東国原知事が憤りを感じてこのようなコメントを述べるのも無理はないし、多くの国民の思いを代弁してくれたようなものである。
日本の子供の教育のためには読ませるべき新聞ではないような気がする。

マルチという言葉の響き

2008-10-19 23:37:12 | Weblog
芸能から音楽、はたまた文学までこなしてしまう素晴らしい才能を持った人々をマルチタレントなど表現する。
すぐ思いつくのがタモリやビートたけしであるが、このマルチな才能を持った人間というのは多くの人の憧れでもある。
ところが最近毎日のようにテレビや新聞でこの「マルチ」という言葉が使われる。
こっちの方は本来の良い意味でのマルチではなく、極悪非道の血も涙もない至上最大の悪徳集団を指す言葉として使われている。
「マルチ」から政治献金を受けた議員を鬼の首を捕ったかのような扱いで報じ、間じかに迫った総選挙での足の引っ張り合いにしようとする政治家の薄汚い魂胆が見え見えで情けなくなってくる。
マスコミもマスコミで裏でどんな取引がなされているのか知らないが、よく飽きもせず続けて報道するなと感心している。
だいたいマスコミなんてところは広告料払ってくれてるかで態度が違うわけで、そういう意味じゃ広告料なんて払わないマルチさんはマスコミの天敵なのである。
ついに日本アムウエイという固有名詞まで出してきたが、マルチから政治献金もらったって違法じゃないはず。
れっきとした連鎖販売方式という合法的な流通形態行っている会社のどこも悪くないはず。
悪いとすればその業界が守るべき訪問販売法や特定商取引法を守らずにやった場合のはずで、違法なことをしでかす以前にマルチそのものが違法なことのような叩き方が平気でなされている。
アムウェイをやっている人に僕の友人も何人もいるけど、彼らはいたって真面目で誠実な普通の人である。
そりゃあ中には人の迷惑顧みず強引に勧誘したり販売したり在庫をかかえさせたり違法行為を行う会員もいるかもしれないが、すべての会員がそんな人間ばかりではないはず。
それを一部の人間の行為ですべてが社会悪であるかのような表現は公平性を欠けるし、裏になんらかの隠れた意図があるようにも感じる。

僕は個人的にはアムウェイなんてやる気はないけど、マルチ、いわゆるMLMの流通形態は素晴らしいものだと思っている。
費用をかけずに、口こみで効率よく商品を販売する方法は理想的だともいえる。
ただし、市場で販売されている価格よりも高くで売るのはよくないし、楽して儲かっている会員なんて誰もいないのに、「儲かる」なんて虚偽の言葉で騙すのは絶対によくない。
「儲かる」なんて根も葉もない言葉に騙されて契約してしまう人にも問題がある。
「儲かると思って契約したのに全然儲からなかった」と嘆き、挙句の果てに消費者生活センターに訴えに出るのである。
マルチという素晴らしい流通形態を活用して汗水たらしながらコツコツ頑張れば少しくらいは人助けも出来るかなぐらいに考えて会員になっとけばいいのに、「一攫千金」だの「自分はなにもせずにメンバーが動いて儲かる」だの世の中にはありっこない馬鹿げた発想を恥じてもらいたい。

総選挙での政権争いがあるために湧き出たような「マルチ」報道。
本来なら極悪非道な社会保険庁の人間のことでも追及して欲しいものだ。
一生にかかわる大事な年金を自らの欲望のために勝手に改ざんされた善良な国民は泣き寝入りするしかないのか。
マルチ被害者じゃないけどそれこそ消費者生活センターに通報したくらいじゃ腹の虫は治まらないのだ。


演奏はできなくても

2008-10-18 22:02:30 | Weblog
テレビの歌番組で生演奏やっいている歌手や人気バンド。
あれが全部本当に演奏して本当に歌っているかというととんでもない。
本当に演奏したり歌ったりしている番組なんて極々わずかしかない。
特に生放送でやっていくつものバンドが次々に演奏するのにあんなに短い時間でセッティング出来るわけがないのはちょっとでもバンドやったことのある人間ならわかるはずだ。
そのバンドによって楽器編成も使うアンプも違うのに、あれでまともな音が出せるわけがないのに放送では完璧な演奏が流れる。
言わずと知れたカラオケを使用しているのである。
以前スタンドマイクが倒れてもそのまま歌が流れていたジャニーズ系の歌手もいたが、ああいう時にバレたりするものだ。
意外と今売れている人気バンドでも本当は演奏は出来ないバンドなんてたくさんいる。
CDならどんな音でも作れるし、ライブやらなきゃいいんだし、テレビもどんなだって擬似演奏は出来るのである。

1960代にはアメリカでビートルズを真似て結成された「モンキーズ」というアイドルバンドがいた。
テレビ番組『ザ・モンキーズ・ショー』は毎週かかさずに僕も見ていた。
内容も音楽も最高にご機嫌で「モンキーズのテーマ」はいつも鼻歌で歌っていたし、「デイドリームビリーバー」なんてもの凄く好きだった。
ところが後々彼らが実は演奏できないバンドだという噂が流れた。
確かに最初の頃は彼らが演奏していないレコードが出されたこともあったが、モンキーズは決してお飾りバンドなんかじゃなかった。

口パクといえば今年の北京オリンピックの開会式の時の女の子の歌が話題になったが、監督によれば演出上の問題でなんも問題はないとのことで押し切られた形となった。
しかし日本では実際に歌った女の子がかわいそうだとか、オリンピックで口ぱくはひど過ぎるとか議論が交わされた。
でも考えてみると失敗が許されない場合は口ぱくでも使いたくなるのかも。
Mステーションでもとんでもない演奏やってしまうと人気とCDの売り上げにも響くし、もともとカラオケだから安心してという条件でバンドの方も出演OKしてるわけだと思う。
しかし、どうしても納得いかないのはNHKの紅白歌合戦に海外から特別出演する大物歌手の口パクである。
その大物歌手が出演することが番組の目玉でもあり、前宣伝にもかなりの力を入れ込んでおきながら本番は口パクかよって感じだった。
最近はエアーギターといって実際にはギターを持たないで格好だけで演奏するのが流行っている。
昨年はお笑い芸人のダイノジが世界大会で優勝までしているが、あれだって本当はお笑い芸人じゃなくてMステなんかに出ているバンドにやらせればもっと上手にやれるのかもしれない。
だって本当は演奏出来ないのにCDとおりにあそこまでやれる技を持っているのだから。





泡の様に消えた長崎県民の税金

2008-10-12 21:33:59 | Weblog
アメリカ発の世界同時株安でへたすれば世界恐慌になりかねない気配であるが、我々長崎県民は自分ところの事件にも注意しとかないといけない。
地元のテレビ局や新聞では一応報道はされたが、意外と多くの県民は何にも知らないでいる。
長崎県知事が先頭に立ってベンチャー支援だとか言って県民の大事な税金を「バイオラボ」という馬鹿みたいな会社に突っ込んでしまっていたのだ。
何の将来性もないようなわけのわからない会社に1億円もの金をあたかも自分の金のようにつぎ込んで、必要もないのに5億円以上も本社ビルを買ったり、中国にまで6億円もの設備投資してそれもなーんも稼動もしないで挙句の果ては経営破綻だって。
途中でこの会社危ないってうすうす気がついたにもかかわらず、県の広報誌で大本営発表まがいの宣伝するもんだからそれに騙された県内企業まで巻き添えを食らわせられた形になった。
ただでさえ財政難の長崎県の大事な大事な血税は馬鹿みたいなことで簡単に吹っ飛ばされてしまったのに誰も文句さえ言えないでいる。

10月7日の長崎くんちの初日の諏訪神社の奉納踊りの主賓席で、何もなかったような顔でおくんちを楽しむ知事の姿がテレビに流れたが、「そんなことしてる場合かよ!」って県議会議員さんも言ってあげるべきだ。
たぶん議会でも責任は追及されるのだろうけど、消えた税金は戻ってくることはない。
バイオラボに請求しないというのなら「じゃあ、あんたが資産投げ打ってでも返還しろよ」と長崎県民はたぶん思っている。
記者会見での知事のコメント「ベンチャー企業への投資はやってはいけないのかなと思う」だって。
福田元総理大臣じゃないけど絵に描いたような無責任ぶりである。
長崎もこれじゃどうにもならないね。




若者言葉はまじやばい

2008-10-12 02:38:50 | Weblog
レストランで隣の席から若い子の声が聞こえてきた。
「このハンバーグまじやばい!」
その子の目の前に座っていた母親は「そうなの?」と複雑な表情。
ところが娘の方は「やばい」と言いながらも美味しそうに食べ続ける。
母親にしてみればハンバーグがよく焼けていなくて味がおかしいとしか受け取っていないが、娘にしてみればかなり美味しいのである。
同じ日本語でも10代の言葉と40代の言葉では全く意味が逆になる言葉がある。

今の若者言葉でいえば「やばい医者」は凄く腕のいい名医ということになる。
「私の担当のお医者さんかなりヤバイらしいよ」
「それなら安心だね」
「この前も手術中にメス入れる度にヤバイ、ヤバイって口に出してたんだって」
「たぶん自分の手術の腕前に自分で感心してるんだろうね」
しかし、こんな会話聞いてたら年配の方々はその病院には行きたくなくなるだろうね。

美味しい、面白い、きれいな、感動的な、優れている、その他いろいろものも「ヤバイ」の一言で済んでしまう。
ボキャブラリーなど増やす必要はないし、はっきり肯定しにくい時はこれまた便利な「微妙」という言葉を使えばいい。
「どう?」と聞かれたら「微妙」とさえ応えとけばどうにでも相手の勝手に取ってもらえる分けだから非常に便利な言葉になっている。

若者言葉も普通レベルの大人が相手ならそれを知らない大人の情報不足くらいですむが、相手が皇室の人だったりするとそうはいかない。
先日、皇居に北京オリンピックのメダリストたちが招かれて天皇陛下からお言葉をいただいていた。
一番心配なのは柔道の石井選手だった。
彼の発言はただでさえ問題が多いものだから、天皇陛下から金メダルを獲った時の感想を聞かれ「まじヤバイ気持ちでした」なんて応えはしないだろうかと気にはなっていた。
特に天皇陛下のお言葉に「って言うか」なんて応えた日にゃあ目も当てられない。
最近でも何かと話題の石井選手、柔道をやり続け次のロンドン五輪を目指すのか、それとも総合格闘家の道を目指すのかは、それこそ「微妙」というところだろう。






物理学は実におもしろい

2008-10-09 22:56:03 | Weblog
今年のノーベル物理学賞を受賞したの3人はいずれも日本人。
小林誠氏、益川敏英氏、南部陽一郎氏は今や時の人として注目の的だ。
30年も昔の研究に対しての受賞だそうだが、はっきり言って僕らレベルの人間にはどんなに凄い研究なのかいくら説明を聞いても分からない。
宇宙の成り立ちにかかわる「対称の破れ」とか聞いてもなんのこっちゃという感じである。
こんな天才と呼ばれるような人たちは常日頃から物理学のことばかり考えているのだろうか。
インタビューで、ゆっくり時間が取れれば何がしたいですかという質問にも「物理学がしたいですね」と応えていたが根っから好きなんだろうね。
もし僕がインタビュアーなら「実におもしろい」「さっぱり分からない」と言ってみて下さいとお願いしているかもしれないし、最後には3本の指で顔を覆う仕草をお願いしている。

折りしも巷では福山雅治演じる天才物理学者湯川学の映画『容疑者Xの献身』が始まったばかりだ。
あまりにもタイミングが良すぎる。
もしかしたらノーベル賞の受賞に合わせて公開の時期を選んだのかと疑ってしまうが、この結果紛れもなく今年下半期の流行語のキーワードは「物理学」である。
映画やテレビの中では湯川学は突然思い立った様に物理学の数式をあたり構わず書き出すのだが、このお3方もこんなことってやり出したりするんだろうか?
天才は普通の人とはどこか違っているわけだからあれってまんざら作ったシーンではないかも。
福山雅治の映画や今回の受賞で、普段は物理学なんか興味ない人まで物理学に関心を寄せ始めているからおかしなものだ。
ついこの前まではオリンピック選手を目指そうとしていた子供たちの多くは物理学者の道を選び始めるかもしれない。
今日なんか益川小林両氏が書いた本が書店の店頭を飾り、意味も分からないのに本を買って帰る人がたくさんいたそうである。

そして今日はノーベル化学賞まで日本人の下村脩氏が受賞した。
やっぱり日本人は世界でも優秀な人種であることがこのことでも分かる。
実は我々が知らないだけで日本人の手によって発見されたものはかなりある。
その中のひとつに長寿ホルモンである「アディボネクチン」の発見(1996年)がある。
このスーパーホルモンが人間の体内にあり、体に多く含んでいる人ほど元気で長生きしているそうである。
これも大阪大学の研究チームにより発見され、今や世界中から注目されていると聞く。
あと20年もすればこの研究チームのメンバーがノーベル賞を受賞するという日もまんざら夢物語ではない。
今回受賞した物理学の南部陽一郎氏は87歳、そして下村脩氏は80歳、お二人とも高齢にかかわらずお元気で健在なところを見ると、この長寿スーパーホルモン「アディボネクチン」が体のなかにはさぞたくさんあるに違いない。
しかし元気な内に受賞できて本当によかった。
どっかの国民栄誉賞みたいに亡くなってからの受賞でなくてよかった。




身売りされる亜理子

2008-10-04 14:19:44 | Weblog
予想通りAIGの実質破綻処理が始まった。
アリコジャパンをはじめAIGスター、AIGエジソンは身売りされることになった。
千代田生命や東邦生命は破綻した後にGEから二束三文でハゲタカのように買収されてGEエジソン生命になったが、美味しくないと分かった時点でまたAIGに身売りされた。
そして今度はそのAIGがやばいもんだからニッセイか東京海上に身売りされることになった。
千代田生命や東邦生命時代からずっと我慢強くというか、病気持ってるために他社に入りなおされない可愛そうな契約者は身売りされるたびにやな思いをさせられる。
「今度の養父母はどんな人だろうね?しばらくしたらまた俺たち身売りされるのかな?」なんて心のつぶやきも聞こえてくる。
今回身売りされる3兄弟はアリコがニッセイ、スターが東京海上、エジソンがプルデンシャルというみたいに身売り先がバラバラになる可能性もある。
今まではAIGビルの中で仲良く仕事やれてた兄弟たちも身売り先が違うならばそうは行かなくなる。
長崎の水辺の森公園内に市民の迷惑も省みず建っているAIGビルもいよいよ撤退の時は秒読みになってきた。
県内オフィスビルとしては最大級を誇るAIGビルは最高のリストラ対象の物件である。
あれだけ巨大なビルの売却先を心配する人もいるかもしれないが、長崎県としては最高の利用方法がある。
今移転問題で揺れている長崎県庁の引越し先はここしかない。
老朽化し過ぎてて耐震補強もできない県庁、新しく魚市跡地に建設するにはあまりの財政難、しかしここへきて事情が変わった(ルネサーンス!)
県民の憩いの場所としても、環境も立地もビルの規模もここが長崎の新しい県庁として生まれ変われば言うことはない。
それこそ二束三文でこのAIGビルを県が買い取ればわざわざ建てる手間も費用も省ける。
あの場所に存在するビルが県庁ということになれば、誰も今まで見たいな文句は言わないしむしろ大歓迎である。
長崎県庁の『裏金、公金流用問題』でその名を全国的に汚してしまったせめてもの償いとして知事の最後の仕事としてもらいたい。
長崎県庁の職員さんは早めにお引越しの準備を始めていてもいいと思う。
しかし、それよりもいち早く他社への引越しの準備が必要なのはアリコに加入している人たちではないだろうか。
「身売りしても契約者はそのまま保障される」とか根拠のない報道を鵜呑みにするのはそろそろやめた方がいいと思います。

今回のアリコの身売りで一番心を痛めているのは会社でも契約者でもない。
年間何百億円もの広告料あてにしていたマスコミが一番心を痛めているのだ。
だってあそこまで異常なくらい広告を打ち続ける企業ってそんなにいるもんじゃないもんね。


意外とそんなもん

2008-10-03 21:58:00 | Weblog
この前『笑っていいとも』でタモリと博多出身の漫才コンビ華丸大吉が話してたが、博多んもんはラーメンよりかうどんの方をよく食べるという事実。
イメージ的には博多ラーメンってのはとんこつラーメンの元祖みたいなところがあって博多の人間は麺といえばラーメンしかないぐらいに思われている。
ところが実のところは日常的にはうどんを食べることが多い。
現にラーメン屋の数よりうどん屋の数のほうが上回っているのだ。
僕も博多に住んでいた頃は丸天うどんやごぼう天うどんを食べる機会の方が多かった。
それと博多の人間は「辛子明太子」をそれほどまでには日常的には食べてないという事実もある。
旅行で博多に行けばお土産には「辛子明太子」は外せないが、地元の人間の朝食には必ず辛子明太子が出てくるかというとそんなことはない。
それは長崎の人間がからすみを日常的に食べていないのと似ている。

長崎といえばカステラであるが長崎の人間は意外とカステラを食べていない。
だいたい長崎では自己消費のためにカステラを買うことはあまりない。
腹減ったからといってコンビニでカステラでも買うかなんて人間はまずいないし、長崎人がカステラを口にする時、そのほとんどはもらいもんである。
カステラは挨拶の手土産や詫びる時の添え物として必ず登場する。
特に詫びる時にはその誠意の度合いは「福砂屋」のカステラを持参したかどうかで決まる。

世の中意外とそんなもんかもしれない。
インド人は毎日カレー食べてると思うし、イタリア人は毎日パスタを食べてると僕らはそう思い込んでいるが、カレーが嫌いなインド人、パスタが嫌いなイタリア人、ビールが嫌いなドイツ人がいてもおかしくない。