またまた、この花、何の花?です。
石垣にはマングローブの地域が何箇所かあります。この花は、そのマングローブの花です。「マングローブ」と言っても、これは木の名前ではありません。
川の水と、海水とが、交じり合う、河口付近の、泥地に発達する特異な植物群落を、まとめて「マングローブ」と呼ぶのだそうです。
その中に、「オヒルギ」「メヒルギ」「ヤエヤマヒルギ」などがあります。
この赤い花は、「オヒルギ」の花です。赤い色の花をつけることから、「アカバナヒルギ」とも言われています。マングローブを構成する種類の中で、もっとも、内陸側に生育しているのだそうです。
この花から種のようなものが、にょきっと伸びて、木にブランと、ぶら下がります。これが地面に落ちて、地面に突き刺さり、そこから葉っぱが生えて、木に育っていくのです。
最近、空港や、お土産屋さんに、この、マングローブの木(苗木)が、売られています。寒い土地で、まさか、育つとは思えません。まあ、変わっているから、思い出になるから(売れるから)販売されているようですが、そこにあるものはそのままで、同じ場所で、(せめて、同じ地方で)、育ててあげてほしいと思いました。