おばあのひとり言

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今は昔の話

2008年01月31日 17時51分48秒 | 昔のこと

今となっては昔の話ですが、子ども達と添い寝の時に、よく、お話をせがまれました。小さな本を買ってきて、「今日はこれね!」と、日本の昔話、グリム童話、イソップ物語、と本当に沢山読まされました。
長女と、長男はこれでよかったのですが、次女になると、こちらもやや高齢と言うことで、長い物語を読むのが疲れます。途中で、うとうとしてしまうことも・・・

と言うことで、自分でお話を作ってみたり、中国の故事成語を物語にして、お話したものです。

「昔、昔、中国に、一人のおじいさんが住んでいました。おじいさんは、1頭の馬を飼っていました。ある日その馬がどこかへ行ってしまいました。村の人々は、「おじいさん悪いことが起こって、残念だね・・」と慰めたのですが、おじいさんは「いやいや、きっと良いことが起こるだろう」といって、また畑仕事に励みました。ある日、そのいなくなった馬が、1頭の馬を連れて戻ってきました。村の人々は「おじいさん良いことが起こりましたね。よかったね」するとおじいさんは「いやいや、きっと良いことばかりではあるまい」と答えました・・・
(その後、不幸と幸せが交互に、おじいさんの身に降りかかります)

もうお分かりですよね。「人間万事塞翁が馬」の故事です。この言葉で、「人生の幸、不幸は予測できないものである」と言うことが分かってくれていたかどうかは分かりませんが、私は最近、本当に、人生は塞翁が馬であると実感しています。

今日の写真は、白いブーゲンビレアです。清楚な感じが、いいでしょう?雨に洗われて、ますます美しいです。