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ばあちゃんのひとりごと

「心のしくみを知り、洞察力を高める」2013,12,8研修会にて

2013-12-13 10:46:54 | いるかこもれび助産院
深層心理は、眠っていたり、弱まっていたり、中断していたり、維持していたりしています。
何か物事に反応することにより、現れるようです。いつもは心の奥に潜んでいます・・・それに気がついていないだけです。

またもう一つ、心を悩ます原因となる存在があります。
それは、潜在残存印象といいます。この印象は未来において結果を生みだすべく心に宿る潜在的な力です。

しかし、そのような厄介な印象も心配することはないと教えます。

更に奥には「真の愛」が存在している。
その愛は誰もの心の奥に存在する
傷つくことも、つけられこともない
所有しない愛、期待しない愛、駆け引きをしない愛、恐れを知らない愛、
本当にやさしい愛、我が子の本質を知る愛(慈愛・無償の愛)

心はいつも小さなさざ波があり、散漫で落ち着かない状態である。
時には、さざ波は大きなうねりとなり苦痛を与えます。
心はプラーナ※という生命力によって動かされている。
そして 快楽・苦痛に執着しやすく、思いは強烈な印象として深層に蓄積されていく、幾度もの経験がその人の習慣となり傾向、性格をつくります。本能といわれる食欲や性欲も習慣でできている。
潜在残存印象、自我意識、意、思いの複合体であり、これらが通常私たちが心と呼んでいるものです。

※プラーナ(エネルギー、力)は生命エネルギーと理解されています。私たちの身体のさまざまな活動も、心の働きも、すべてプラーナの力によって起こります。このプラーナの制御を通じて心を不動の境地に導くことができるのです。

心は、複雑に重なり合い体に影響を与えます。
しなやかな心を育み、体をよりよく成長させていくためには体と心の調和が不可欠です。
感受性豊かな新生児期から3歳までを親や養育者は誠実に関わらなければなりません。
そして「真の愛」を感じていただけるように真摯に向き合うことが大事です。




誠実に関わるために!!

児は平等で尊い命であること、児自らが母を選び来たことを知り、その上でベビーヒーリングタッチを実践していくことが大事です。〔丁寧に説明する〕
ベビーヒーリングタッチを実践することで、心身の緊張が緩み、全身を包むプラーナが調います。
そして母子の心が静まり児の本質を感じるようになります。

※ ママの心を調える方法
  動作法(ヨーガのアーサナ)体と心を活動させているプラーナを調える。
   ・猫の形  ・ねじりの形  ・正座の形   ・ハートに集中して心を静める
※ 児との関わり方
  お母さんがベビーヒーリングタッチを新生児から6ヵ月まで積極的に実践できるようサポートします。
※ 母親がよい習慣を身につける手助け
  母親が心の状態を把握できるよう指導(よい思いの力を拡大していく方法を参考)


産後すぐの母子へのケア

 赤ちゃんの様子もつかめず、家事と育児で頭の中は 動きが鈍く、何かに覆われて停滞して
 心の方向が定まらない状態です。
 先ずは、活動的な状況をつくります。それがベビーヒーリングタッチの手技です。
 (散歩や掃除、買い物、アーサナなども活動的になるが赤ちゃんが小さな頃はできない)
 タッチの行為で、気の流れは活発になります。
 母は、動きも鈍く心が定まらないので、タッチの加減が分からない。
 タッチの圧、速度、集中を体感できるようにやさしく指導します。
 母子がよい方向に向かうために、母子の状態を観察し、否定的な思いではなく、
 よい思いを聞きだし適切な言葉で語りかける寄り添いは、心の方向を変える切っ掛けになります。
 心身が軽く快活になると冷静になり、よい思いで児と寄り添えるようになります。
 ・母は外からみて素晴らしい母であるが、内側からみて、どのような状態か(依存状態)
 ・児を可愛がり愛している。それが純粋かを見抜く(ネグレクトの傾向。赤ちゃんの表情)
 ・児が可愛いと言っているが相手に依存した喜びではないか。(依存状態)
 ・心の底からの笑顔なのか。( 赤ちゃんの表情)
 鈍く重い状態から快活な状態に変化させていくことが不安を消し心を強くします。
 心の強さは誰にでもある生命力です。(生命力を弱くしている個々の思いがあります)
 サポーターは「真の愛」に気づいて欲しいという熱意が大事です。