悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

純情可憐清廉潔白

2006-04-13 19:31:53 | Weblog
 今日は浅田次郎の「勇気凛々ルリの色-四十肩と恋愛」を読んでいます。ちょっと表明するのをはばかるような内容です。いやいや、純情可憐な方には、という意味でありまして、普通の方には何とも普通の内容でして、云々、一応著名な文学賞を受賞した方であります。
 ところで、私が紅顔の美少年であった頃、御歳17歳と思われよ。市内の県立高校からの帰り道、クラスメイトから、ある事柄に対して「吐き気がする」といわれました。私は、その事柄が原因であったにせよ、本当に吐き気がするものと思い、体調を気遣ったのでした。
 ところが、「不愉快である」ほどの意味で「吐き気がする」と使ったのでした。このことに気づかされた紅顔の美少年は、恥ずかしさで顔面蒼白にもならんばかりの、落ち込みようであったことをご理解ください。
 ことほど左様に、愚かな私は、いまだに「純情可憐清廉潔白」な、若造であります。

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