悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

雪の瀬川(その4)

2017-07-09 22:20:16 | 雑記

三遊亭圓生の「松葉屋瀬川」を聴いた。長尺もので1時間半にも及ぶ。
噺の筋に関連してはいるが、解説部分にかなりの時間をかけて演じられている。
その解説が、正統派というか、時代背景などについても詳しく語られる。
圓生と比べて、柳家さん喬の場合は、解説部分にはあまり時間をかけず、
筋の組み立てと情感の表現に工夫を加えており、素人の私には噺に入りやすい。
また、最初にさん喬の噺を聞いていたので、圓生のそれは情緒不足と感じた。
また、言葉遣いが乱暴に感じ、噺に引き込まれない。
よく言えば、上等の古典落語を聞かされているという印象である。

そんなことを感じる人が他にもいてか、「聴き比べ」としてアップされている。
いずれの噺も最初にコマーシャルが入るのでウザイが、2人分全編聞けるので
よかったら聞いてほしい。さん喬~動画、圓生~静止画