先日、内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘氏――
放射線防護の第一人者であり、政府が安全基準の参考にしているICRP(国際放射線防護委員会)の委員を12年間務め、放射線被ばくの安全基準のグローバルスタンダードを決定してきた人物。
子供の放射線年間被ばく量上限20ミリシーベルトに抗議して内閣参与を辞任しました。
小佐古氏は3/16の就任から一ヶ月半をかけて寝るを惜しんでまとめたA4用紙100枚に及ぶ報告書を書きあげたそうです。この放射線被ばくについての報告書は福山官房副長官、原子力安全委員会委員長・斑目春樹に提言されましたが採用される事はなかったそうです。
辞任後、小佐古氏は記者を呼んでの勉強会を開こうとしたところ「老婆心ながら、守秘義務違反の可能性がある。懲役1年まである」と横やりを入れられ中止を余儀なくされたそうです。
一体この報告書はどこに行ってしまったのでしょう?読んで、参考にしていただきたかったです。 なお辞任の翌日の会見で枝野幸男官房長官は「小佐古氏は原子炉が主に専門とうかがっている」と、見え透いた嘘をつきました。「週間現代5/21号」より