=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

執事がいる ⑤

2010年03月08日 | 【海外出張】パキスタン編
■「チップをねだる人を戒める人々がいる」
■ 「おじいさんに内緒で写真撮ったことがばれると、
  怒るどころか今度はきちんと正面から撮ってくれと言ってくる」
■ 「2種類のオレンジジュースについて、
 『こちらは海外ブランド、こちらは国内ブランドだけど、
  ローカルのほうが安くていいよ』と薦めてくる小売店店主」
■ 「長距離バスカウンターでは、
  自分だけを職員用ブースに入れてくれて椅子を与えてくれる」
■「長距離バスの移動では、
  自分に真ん中の揺れない席をとってくれたり、
  ドライブインでは運転手用の奥のトイレを教えてくれる」
■ 「お土産に買った石のネックレスの紐が切れてしまえば、
  かしこまって交換してくれるお土産屋」
■ 「両替の計算方法がわからないために、
  私に電卓を叩かせ、その額を信用するホテルマン」
■ 「車内に載せた私の荷物が大きすぎるために、
  その一部を膝に抱えてくれる見ず知らずの乗客」
■ 「勝手に入っていった木工房数軒では、
  ミルクティーの薦めを断るのがやっとだった」
■ 「ご飯を食べにいったホテルのレストランでデジカメを忘れても、
  当たり前だけど戻ってくる」




これらの出来事のどれもが、
平均よりは多いと思われる私の海外旅行経験からすれば、
意外だった。暖かかった。

たとえ人がごった返す首都のバスターミナルでも、
目的地に着いて不安にバスを降りるときでも、
「売り場はあそこにあるよ」と口で教えるだけでなく、
実際にそこに連れて行ってくれ、
現地語がわからない私の代わりにチケットを購入してくれ、
「乗り場はあそこだから、何時までこのベンチに座っていればいい」
と、アフターフォローまで完璧。



まるで自分専用の執事が
各ポイントに何人も待機してくれているような錯覚だった。


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