=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

感銘の能登半島の民家風景

2017年03月15日 | 【お出かけ】木のむくまま
消防団の旅行で金沢に行ってきました。さすが加賀百万石、文化の香りがプンプンしていました。
自由行動では、伝統工芸館や柳宗理デザイン研究所など訪れてきました。





でも私が最も感銘を受けたのは能登半島の民家の風景です。
全国にも川越や飛騨、金沢でも茶屋街(写真)など昔ながらの建物群が保存されている地区はありますが、あくまで街の一部、通りとか。
しかし能登半島では縦断する間ずっと何時間も同様の建築様式で建てられている風景を目にしました。独特の光沢のある黒い瓦に下見板張りの民家は母屋だけでなく、車庫などの小さな建物まで同じ様式です。
保存運動、補助金支援などいろいろアプローチがあるかもしれませんが、あそこまで広域で徹底しているとなると、もはや地元の人達の根底にある伝統意識かと思います。素晴らしいです!
かねてより外国の街並み(私が見ているのは観光地の一部かもしれませんが)などに比べて、
日本では自由主義?でいろいろな家が建ち、社会資本の一面もある街並みがまったくばらばらなことに残念な気持ちを持っていたのですが、
日本にもこんな地域があるんだと思いました。
個人的には、外国人観光客にマンションが立ち並ぶ京都に行ってがっかりするより能登にいくことをお勧めしたいと思いました。もちろん日本人も(^^;;
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする