気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

運転免許証を取ろうとする若者が減ってているらしい・・・。

2009-10-31 23:37:00 | 

今、日本で車が売れなくなったと言われているけれど、「運転してすぐ飽きる車」が増えてしまっては、無理も無いかな。

今回の不況は別として、ここ数年日本国内で車の販売台数が伸び悩んでいるらしい。

更には「最近の若者は積極的に運転免許書を取ろうとしない。」という話題を聞いた。

 

あくまで個人的な見解だけど、車に魅力が無くなってしまった原因は「AT車の普及とAT限定免許」だと思う。

これは「自動車産業の成長」と「自動車の幅広い普及」、ひいては「日本の経済成長」と言う良い点をもたらしたし、足の不自由な人にとっては車をぐんと身近なものにしたと思えます。


けれど、結局これが「自動車は移動手段に過ぎない」というユーザーの「意識改革」も進めてしまった様な気がします。

だって、AT車って遊園地のゴーカートと同じだよ(笑)

前が見えてアクセルとブレーキが踏めてハンドルを操作できれば、ゴーカートを運転できる子供なら運転はできてしまう。

児童がエンジンをかけてしまってAT車を動かし、事故を起こしたケースがあるのだから

(苦笑)。


スノーボードやスキーって面白いでしょ。
あれって、滑るだけなら簡単にできそうでも、実際やってみると全然思い通りにならない。

練習してまずは滑れるようになると、次なる技術の向上を目指して色々な技に挑戦するようになるから簡単に飽きないと思う。

まっすぐ滑れるようになれば今度はターン。

なだらかな斜面から急斜面へのチャレンジ。

果てはアクロバットまで(笑)


同じような事が車の運転にも言えると思うよ。

私は父親の運転する姿を見て運転する事に憧れたけど、AT車を父親が運転していたら「面白い!」思っただろうか・・・?

MT車を操る父は、発進して止まるまでの間左手と左足は殆ど休まずに動き続けていたし、見ていて飽きなかった。

AT車は右足でアクセルを踏んでブレーキを踏むだけで終わってしまうから、見ていても操作している様子があまり見られず、それ程「面白い」と感じなかったと思う。


かといって、これからのエコ時代はハイブリッド車や電気自動車が主流になる事はほぼ確実。

モーターがエンジンに取って代わることになるから、ミッションの必要が無い。

今度はアクセルを踏んでも音も無くスルスルと速度が上がっていくから、体感的にはますます「運転して面白くない車」が多くなる時代になりそう・・・。

ハイブリッドでもMT車をラインナップするといわれているCR-Zなら、運転していても楽しそうだけどw。


でも、「運転してつまらない車」はメーカーでも積極的に造り出している気がする。

ドライバーが工夫すれば特に問題無い事まで過剰に車に任せるようになってきているような・・・。

「安全につながるから」という理由とはいえ、「そこまで車に任せるのならドライバーの運転技術や運転免許なんてが要らない車を早く造ってくれ。」と言いたくなる装備もちらほら。


一例を言うと、「坂道発進アシスト装置」。

これは、坂道で止まってブレーキから足を離しても、アクセルを踏むまではそのままブレーキが効いていて車が後ろに下がらない装置。


MTでは免許を取る最大の難関がこの「坂道発進」だけど、ATならブレーキから足を離してすぐアクセルを吹かすだけで苦も無く発進できてしまう程度のレベルだと私は思っている。


「急坂だとATだって後ろに下がるから危ないよ。」


そう思われるかもしれないけれど、車が発進できる範囲の急勾配の坂道であれば、ATならちょっとした工夫で発進できる。

坂道で止まっている時にブレーキを右足で踏んだまま、左足でもブレーキを踏む。

その状態で右足をいつもどうりアクセルに踏み替えるだけ。

アクセルを有る程度吹かしながら、左足の力を緩めるだけで坂道発進できるのですよ。


この記事を読んでそのことに初めて気が付かれたAT車ドライバーの方がいたら、いかにAT車は「頭と体を使わ無いで済んでしまう車」と認識してください(笑)。

私の親は「年を取ってからの慣れないAT車は危険だから」とMTに乗っています。

私が5年間ATだけを乗り続けて感じたことは、


・ギアチェンジをしないから左手と左足の運動はしない → 体力が落ちる

・速度に合わせたギアを選ぶ必要が無い → 頭を使わない → ボケる心配が出てくる


と言う事です。

そういう意味では、MT車は「老化防止」にも役立っていると思います。


でも、今後の車の未来像は、「運転手の要らない快適な移動手段」にどんどん近づいていくのでしょうね。

大多数のユーザーがそれを望んでいるみたいだし、メーカーもそういう車造りを進めていっている気がします。

「運転する楽しみ」が車から失われるのも、そう遠い未来では無さそうです。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

けいづか木の子 [2009年11月1日 16:55]
MT車は「老化防止」にも役立っていると・・・

今言われてる『バリアありー』ですね。

親の運転を見て・・・・は

【どうして?信号が青に変わるの解るんだろう??】

って事でしたね。

当時片品村には信号がありませんでしたから。
マチに出かけるとそれが不思議でした(^^ゞ

にーなな [2009年11月1日 19:12]
こんばんは。
>父親の運転する姿を見て運転する事に憧れたけど
私も同様な経緯で、クルマというものに興味を持っていったと思っています。家の父親のクルマも買い換えるごとにMTを選択していました。
(年をとってからはATですが・・)
なんといいますか、クルマに憧れて、クルマを手に入れるために頑張るという時代をすごしてきた身としては、寂しいものを感じますよね。。
仰るようにATが普及し、AT用の免許が制定された背景がクルマに対する価値観を少し薄めてしまったのかなと。。私も思います。自分が操っているという感覚、面白さ、楽しさはクルマの魅力として残して欲しいと願っています。
長文失礼しました。

EP82-SW20 [2009年11月1日 22:42]

>けいづか木の子さん、こんばんは。 連続コメントありがとうございますw

人間って、できる事をやろうとしないと体が衰えていく様になっているのだそうですよ。
例えば、無重力状態で過ごすと重力に抗う必要がなくなりますから、筋肉自体が減ってしまう。
例えば、車椅子で段差を無くす事は「バリアフリー」。
段差があっても平気で乗り越えられる車椅子は現在有りませんから。
だけど、上半身が健康体の人なら、状況によっては「電動車椅子」は使わない方がいい訳ですよね。
体が衰えなくて済みますから。

私の車はナビ付きなのですが、最近「頭の中に地図を思い浮かべて自分の車の位置をそこに描く」事ができなくなりました。
全部ナビで目的地まで案内させて走ってしまうと、頭を使わなくなる事を痛感しましたよ(^_^;)
だからナビは勝手にルート案内だけさせて「所要時間」の目安のみ使い、車の位置は頭の中で思い描く様に使い方を変えました(笑)
EP82-SW20 [2009年11月1日 22:49]

>にーななさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

今の車社会の流れからすると、「走りを楽しむ」事は一般道ではできなくなりそうですね。
「ドライバー不在で済む単なる移動手段」
例えば、アメリカの映画「ナイトライダー」のキッドの様に、車が勝手に目的地まで運んでくれる、そんな時代が来る事を多くのユーザーが望んでいる様な気がします。
AT車に乗れば確かにハンドル操作に集中できますが、慣れればすぐ運転が暇になります。
結果携帯電話をしたりメールをしたり、果てはTVを見ながら運転する、そんなドライバーを増やしてしまったと思います。
そして、車を部屋として使うようなユーザーも増えている事だから、それを望んでいるのでしょうね(^_^;)
やっくんのおじさん [2009年11月1日 22:52]
 こんばんは
運転免許を取得した人に、アンケートを取った回答がネットにありますが、これまで運転免許を取得した理由のトップは、”運転がしたかったから”でした。この回答は当然だと思いますが、今、免許を取ろうとする人が減っているのであれば、”運転したい"と言う要求が減ってると言う事ですかねぇ(^^;
なお、免許を持ってる人が減ると、当然ながら車は売れませんね(運転出来ませんから)。

それと、私は免許の取得に掛かる費用も痛い出費だと思います。今は25万くらい掛かる人が普通見たいですね、もっと払う人も居るみたいですし(^^;;; 25万あったら、旅行に行ったり、服や靴やパソコンも携帯も買えちゃいますし、免許取って、更に車を用意しないと運転出来ませんから、大きな費用負担しても、運転したい欲求が強く残る人でないと、免許取らないと言う選択に成るんでしょうね。
EP82-SW20 [2009年11月1日 23:28]

>やっくんのおじさんさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

25万は確かに大きいですね。
でも、仮にMT車がAT車の10万円安だったら、3回買い換えると元が取れてしまう。
90年代はまだまだMT車が多かった時代。
クラッチ操作という関門をクリアできれば、割安な車が買えたのに安直にATに走ってしまった多くのユーザーは、結局メーカーの「利益率の大きいAT車を売りたい」という戦略にハマってしまったのかも知れませんね(汗)
でも、いずれ免許は不要な、つまらない時代が訪れそうですね(苦笑)
まめ八 [2009年11月3日 9:55]
おはようございます。
誰にでも出来るようになってしまった運転はもはや魅力のない単純作業なんでしょうね。
昔、一般的な若い男性にとって、車はナンパやデートの道具として必須のアイテムでしたよね。!(^O^)
それが、ATの普及によって女性でも簡単に運転できてしまうようになると車のそうした価値が下がってしまった(現に、若い男女が車に乗っているのを見ると女性が運転していることが多い。CMでも女性が若い男を乗せていますよね)ように思います。
若者の車離れについては、80年代からT大寺氏が警鐘を鳴らしていたのですが、いよいよ本当にそういった時代になってきたのですね。
車の人気が廃れる一方でバイクが今でも存続しているのはなぜか?
自動車メーカーもこの事を良く考えていかないと会社の存亡につながりかねないと思うのですが・・・。
-.-; [2009年11月3日 13:04]
こんにちは。
確かに今のAT車にはミッションのような運転する楽しさというか
難しさは全くないですね。私はミッションも運転できる免許もってますが、
AT車を運転しています。たまにはミッションを運転したいと
思うことがありますね。
私の場合は両親がどちらも運転できなかったので、車で出かける
こと自体憧れを持って免許をとりましたけど。



EP82-SW20 [2009年11月3日 22:33]

>まめ八さん、こんばんは。 連続コメントありがとうございますw

そうですね、一時期「ナンパ車」と言われた車もありましたね。
前のスポーティーモデルとうって変わって大柄になってしまって、「有る意味格下な車」的な言い方でしたけど。
そうですねぇ、男性が助手席でふんぞり返っているカップルや家族連れの方が、最近は多いかもしれませんね。
バイクは真っ直ぐ走らせるだけでも「バランスを取る」技術が必要になりますから、それだけで面白いと思いますよw
カーメーカーは「ドライバーが自身が工夫できて楽しい」と感じる車を造る必要が有るでしょうね。
それを見つけだす事が難しいと思います。
でも、個人的には「過剰に車がドライバーの補助をしない」様な車は必要だと思います。
カーブの手前で勝手に減速する「NAVI AIシフト」は、初期のブリッドの頃のものは「走りにくくてしょうがない(--メ)」という代物だったらしいですから。

EP82-SW20 [2009年11月3日 22:37]

>-.-;さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

MT免許をお持ちなら、MTが多く選べた頃に一度は体験してもらった方が良かったかもしれませんね。
MTが合う・合わないは人にもよりますが、それが「面白い」と感じればATはつまらなくなります。
ただ、-.-;さんのように「車で出かけること」が好きなのであれば、「ATでつまらない」という事は無いと思いますよw
タクロウ [2010年6月25日 21:14]
マイカーを運転するには普通免許が要る。自動車学校又は自動車教習所に何回も通わなければならない。免許取るには試験を何回も受け、正しいほうには○、間違ってるほうには×を付け、90~100
問解答しないと試験に落ちることがある。教習所の指導員に運転を教えるために厳しい練習をさせられる。免許取得までには路上に出て厳しく練習をさせられることがある。スパルタ式でつらい練習しないとダメなんだ。失敗は許されない。
EP82-SW20 [2010年6月26日 22:06]

>タクロウさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

免許を取得して毎日実戦の場に放り出されれば、3年もすれば「教習所の練習って簡単だった。」と思えますよ、きっと。
私はすぐトラックドライバーをバイトでやりましたから、1年で「教習所の練習って、簡単だったな」と実感しましたよ。

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