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気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

原因はわからないけど、免許更新の際に適性が無い場合、強制的に更新不可、も考えるべきでは?

2021-10-30 20:56:39 | 交通事故

今回は政治ネタ昼間あげちゃったので、こちらを。

 

この事故動画を見てもらいましょう。数日前に有った事故です。

 

新潟市でトレーラーが横転 車4台が絡む事故 事故の瞬間、何が起きていたのか?【news23】

 

この動画は大型車からの動画。

最初は何故対向して来た大型トレーラーが、突然こちらの車線側に横転して来たか、よくわからないかもしれない。

スローで見ると、撮影車の2台前の乗用車が、何のためらいもなく対向してくる大型トレーラーに向かい、一直線

ぶつかる寸前にブレーキランプが付いているから、意識を失ったわけでは無いだろうけど、反対車線にはみ出してから衝突するまで、一切回避行動を取ろうとしていない。

運転していたのは80代の男性で、助手席に同年代の女性。

幸い死なずに済んだみたいで良かったけど、動画を見た時、死亡事故だと思った。

 

車線を外れて衝突するまで、3秒未満。

トレーラーの運転手が異常に気が付いても、急ブレーキをかけるのに早くて1秒はかかる。

速度標識が映っていないけど、仮に40km/hで走っていても、2秒では停止できないし、突っ込んで行った車はぶつかる寸前までノーブレーキで、回避行動を取ろうとすらしていない。(完全に自殺行為に等しい)

これでは、トレーラー側に非は無い。

 

 

ここで、タイトルになるわけです。

こんな運転をするドライバーが居たら、いくら車が安全になっても、事故は減らない。

今の車の安全性が高くなっていたのと、幸運が重なったから、この車の二人は死なずに済んだと思うよ。

 

それに、この二人以外も、一歩間違えば死者が出た可能性のある事故。

まず、撮影車の前の車

トレーラーに右後ろのバンパー辺りに突っ込まれているが、この車が3m程後ろに居たら、運転席の側面に突っ込まれ、トレーラーに押しつぶされながらガードレールを突き破って路外に転落。

前の車のドライバーも、命を失った可能性が有る。

 

次に、撮影車のドライバー。

この車が、もし前の車がいない状況で走っていたら?

多分もう少し前でトレーラーと衝突している。

0:06の部分で止めて見て欲しいけど、トレーラーの青いコンテナの角が、運転席の正面に来ている。

この角の部分が運転席を直撃したら、このドライバーも命を失っていただろう。

 

 

80代の男性が運転していた。

思い出しますよねぇ、89歳の上級国民の事を。

俗にいう、老害ドライバーだったのだろうか?

 

今の高齢者の免許更新には、実技確認も有るわけ。

実技は教習所の教官が助手席に乗って、「この人は要注意な場所が有る・この人は安心して助手席に乗っていられる。」って評価するらしい。

安心して乗っていられる人は、多分注意散漫って事もないだろうから、免許の更新は大丈夫と思うが、要注意の人は「安全運転できる適性が有るか無いか」の評価って必要じゃね?

そして、ちょっと極論になるけど、適正評価と実技評価が劣る高齢者は、強制的に「不適格」で免許を取り消すべきじゃないかな。

 

ただ、この事故の場所は、車が無くては移動が大変な地域だと思う。

免許を失ってしまった人への利便性の確保が難しいのはわかるけど、こんな、「誰が見ても異常な運転」事故を起こして死者が出てしまったらどうするの? そう思う。

仮に、加害者のドライバーが例の上級国民同様に「安全運転不適格な人物」であった場合、その人個人が自らの利便性を優先したために、4人の命が失われた可能性が有った事故ですよ。

 

高齢者ドライバーの皆さん、自分の命だけでないからね。

他人の命も自分のせいで奪ってしまう可能性が有る、これは池袋の一件で大騒ぎになったから、わかってますよね。

ご本人が自覚していなくても、家族や他人から「止めた方が良い」と言う話をされた場合、真剣に考えてもらいたい。

 

行政的には、免許更新時に不適格と思われるドライバーを説得し、自主返納をしても不便にならない様な代替手段を考えてあげて、不適正ドライバーの自主返納者を増やす事を考えた方が良いと思う。

 

ついでに言うと、この80代のドライバーが仮に車が運転できるように回復したとしても、二度と運転して欲しくない。

自分が死んだかもしれない事故を起こしているわけだから、死んでしまったら当然運転できないよね。

だから、拾った命、大事にしてもらいたい。

 

 

※余談。資格と資質

同僚から、この様な話を聞いた事が有ります。

「免許を持っているから運転の資格が有る と言うのはわかるけど、それはあくまで『一般公道で車を運転しても良いですよ。』と言う、許可に過ぎない。

免許を持っているから安全運転の資質が有る、と言うのは違う。」

 

参考までに、その同僚の経験談をご紹介。

同僚の友人で、59歳で事務職を早期退職し、「車の運転が好きだから」って大型車の免許を取って(一発合格と言うから、上手な事は確か)、大型の運転手で再就職しようとした人が居たそうだ。

同僚がその話を聞いた時、まだ就職前だったので、上記の理由で猛反対したらしい。

でも、その人は同僚の反対を無視して就職したものの、同僚が懸念した通りの理由「注意が散漫で、運転手としての仕事を任せられない。」と、試用期間でダメ出しを貰い本採用に至らなかったそうだ。

 

運送会社の信用問題になりますから、安全運転の資質に欠ける人に「人さまの命と大切な積み荷を任せる仕事」はさせられないんですよね。(^^;)


多分これで終わらない。池袋暴走事故 飯塚被告に禁錮5年の実刑判決

2021-09-02 21:18:48 | 交通事故

ようやく上級国民に有罪判決が出ましたね。

 

池袋暴走事故 飯塚被告に禁錮5年の実刑判決 “踏み間違え”過失認定

 

 

でも、多分彼は控訴するでしょう、そして最終的には最高裁まで上告するでしょうね。

これは私の見解でなく、この様な見解をしている人がそこそこ居るので、私もその説に同感なのです。

 

何故なら、これから控訴すればまた2年後まで、刑に服さずに済む。さらに上告すればまた2年は固い。

すると、最低でも94歳です。

その頃までピンピンしていれば刑務所に入らざるを得ないでしょうが、「高齢の為収監は困難」となる可能性も 上級国民特権 で考えられるからです。

仮に、刑務所に入る前、もしくは入らずに老衰で死んでしまえば、彼にしてみれば「勝ち逃げ」ですよ。

 

個人的には、そうならずに 上級国民に豚箱で臭い飯を食ってもらいたい と思っています。

彼が寿命で死ぬ前に、本気で反省しなくてはならない状況を味わってもらいたい

一庶民の私としては、彼の責任逃れの一連の発言は、許し難く感じていますから。

 

※9月18日にこの記事を見たところ、動画が削除されてしまった模様です。すみません。


ベルト未着用で死亡した模様

2021-08-20 13:18:50 | 交通事故

昨日の記事でちらっと後席シートベルトの話をアップしましたが、こんなニュースが。

 

単独事故で2人死亡 大雨でハイドロプレーニング現象か

 

 

これ、運転手に全責任掛かりますからね。

亡くなった人を含めた最後列の3人がベルトをしていなかった為に車外に放り出されたみたいですが、最近の車で有れば全席3点式シートベルトを付ける事は可能です。

このニュースの内容だけでは、未着用の人が身体的理由等で着用出来ない状態だった、というわけでは無さそうです。

 

仮に「後席だから大丈夫」という安易な気持ちで有った場合、立派な違反行為であり、結果人の命が失われました。

「後席だからベルトしなくて大丈夫だよ。」なんて安易な考えを持っている人が居たら、このニュースを見て考えなおしてください。


暴走事故を考える(AT限定免許の功罪)

2020-02-28 23:02:42 | 交通事故

暴走事故を考える、今回5回目。(しつこいって? いや、本題はこれですよw)

あくまで私見ですが、自分なりに今まで検証してきて感じたことです。

AT限定免許ができたお陰で、ペダルを踏み間違えるような低い練度のドライバーが、世の中に出ている。

 

まず、AT免許のドライバーの方が、比率的に事故率が高い、と言う事を示しているのがこちらのページ。

→ MT車とAT車の事故率はどちらが高い

「今やAT車の方がMT車より多く世に出回っているから、事故だって多くなって当然でしょ?」と思われるかもしれませんが、「事故率」なので、MT車もAT車も、「100台当たりで換算したらどうなるか?」 という比率であり、絶対数ではありません。

 

さて、以前から、「AT車だから暴走するんだよ。MT車なら絶対暴走しないよ。」と、私の周囲の高齢者ドライバー達(MTしか乗っていない人達)が主張していました。

この「以前」っていつ頃かというと、昭和の末期。

つまり、1990年以前って事。

30年以上も前からあった話です。

丁度、AT車の普及が拡大し始めた頃ですね。→オートマチックトランスミッション

 

当時の暴走事故の多発がきっかけで、今ではAT車に標準装備されている、PとNレンジ以外ではエンジンがかからない、という機能が盛り込まれる事になったのです。

(それにプラスされて、ブレーキを踏んだ状態で、となりますね。)

それ以前の車は、全部のレンジでブレーキを踏まなくてもエンジンがかけられた、みたいです。

 

その結果、どんな状況で暴走が起きたのか?

走行してきた後に停車して、レンジをD(又はR)に入れたままエンジンを切り、車から降りる。

車に戻ってきた後、レンジの位置を確認しないままエンジンを掛けてしまい、暴走。

 

30年以上も前から、AT車の暴走の歴史は始まっているのです。

 

私の周囲にいる現在の高齢者ドライバーの多くは、この頃からAT車の危険性を理解している為、MTを乗り続けているのですね。

 

さて、本題。

そんな状況であるにもかかわらず、数年後には今回のAT限定免許が1991年に設定されています。

そして、それまで運転免許を取る為の最大の難関の1つと言われていた、「坂道発進」が、容易くクリアできる事が可能となりました。

 

実はこの坂道発進、ペダルを正確に正しく踏み替える事ができないと、MT車ではまともに発進できないのです。

つまり、MTの運転免許を取得したドライバーは、「坂道発進」というカリキュラムによって、「ペダルを正確に踏み替える技術を、教習所を卒業する段階できちんと取得できている」と言えるのです。

 

「そんなことないでしょ、AT免許でも、教習所できちんと教えているのだから、できるでしょ?」

いいえ、残念ながら坂道発進ができる確認をするだけであって、そこに「ペダルを正確に踏み替える技術」は必要とされていませんでした。

 

実は先日、AT限定免許を取得した知人がいたので、参考に聞いてみました。

私「坂道発進って今もカリキュラムに有るの?」

知「ありますね。」

私「どんな感じ? AT車だと(教習所の)坂道発進で、後ろに下がることないでしょ?」

知「うん、全然下がらない。『あ、きちんと発進できますね。』で終わっちゃった」

私「・・・・・」

 

もう、何のためのカリキュラムなのでしょうねぇ・・・、どこが「教習」なのでしょうか・・・。

 

ATでは教習所程度の坂道の場合、停止状態でブレーキを離したところで、後ろに下がる事はまずありません。

そこには、ドライバーが恐怖心を感じたり緊張したり、なんて事は皆無。

MT車ではそうはいかない。

ブレーキを離した瞬間に後ろに下がり始めるので、ドライバーはブレーキペダルをなかなか離す事ができない。

後ろに下がるや否や、驚いて急ブレーキを踏む、最初はその繰り返しです。

「うまく発進しないと後続車がいる場合車をぶつけてしまう・・・」という恐怖心と闘いながら、左足でクラッチをつなぎつつ、右足をブレーキからアクセルに素早く移してアクセルを吹かす。

上手く発進できなければ車が後ろに下がるので、それを防ぐためにまた急ブレーキをかける。

 

その結果、ペダルを正しく踏み替える技術を磨き、ドライバーになれる技術を取得して卒業しているのです。

 

まとめると、MT車の坂道発進のカリキュラムは、ペダルを正しく操作する技術を身に着けると同時に、急ブレーキの掛け方も身に着けている、と言えるでしょう。

 

AT限定免許の功罪、まとめます。

運転免許証を取得するハードルを下げ、結果的にドライバーの数が増え車の販売台数を増やし、日本の基幹産業を育成し経済成長を進めた。

「急ブレーキの掛け方が上手くできない」(その結果、「ブレーキアシストシステム」なる機能が付加される。)

「ペダルを踏み間違えて暴走する」(その結果、「自動ブレーキシステム」が付加される)

「ドライバーの運転練度低下による事故の増加」「自動車の高額化」につながった。

 

と私は考えています。

 

今はコロナウィルスで騒ぎになっているからこの件は静かになっていますが、運転レベルの低いドライバーが多くなっている昨今、また暴走事故でメディアが騒ぐようになる、そんな気がしています。

 

 

 

 

 

 

 

 


暴走事故について、考えてみる(MT車は、ペダルを踏み間違えをする様な練度では、普通に運転できない)

2020-02-10 20:01:33 | 交通事故

暴走事故について考えてみる、今回で4回目になりました。

今回は、

高齢で運転技術の練度が衰えたドライバーなら、ペダルの踏み間違えをする可能性が高いから、MT車でも暴走するのでは?

と言う事について話してみます。

結論から言いますと、ほとんど有り得ないと思います。

理由は凄く簡単。

MT車では、ペダルを正しく操作できないと、普通に運転する事ができないから。

です。

 

ドライバーがやる「仕事」について考えてみましょうか。

・発進加速~50km/hくらいまでの定速走行。

AT車ではDにシフトしてブレーキから足を離してアクセルを踏む。

速度が50km/hになればアクセルの踏み加減を浅くして速度調整するだけ。

・50km/h~減速停車。

AT車では、止まるまでブレーキを踏み続ければいいだけ。

そこに運転の練度は何ら必要ありません

しいて言えば、ペダルを間違えずに踏むだけ。

 

7行くらいで説明が済んでしまいましたね。

だから、幼児でも動かせてしまう・・・

 

では、MT車はどうでしょう。

一般的な5段ギアのMT車の場合。

・発進加速~50km/hくらいまでの定速走行。

1速ギアにシフトして発進する際に、車の免許を取得するにあたっての最大の難関の一つである、クラッチミートが存在します。

これは、左足で半クラッチという微妙なつなぎ方の調整ができないと、エンストを起こしたり、ガックン発進をしたりで、まともな発進ができません。

そして、2・3・4・5速にシフトアップしていきますが、シフトの際には

右足で一瞬アクセルの踏み方を緩める → 左足でクラッチ踏み込む → 左手でギアを次のギアに正しくチェンジする → 右足でアクセルの踏み加減を調整し左足でクラッチをつなぐ(ここでも半クラッチの練度が要求されます)

という一連の作業を ギアチェンジする度に実施しなければなりません。

4回操作が必要になりますね。

・減速の場合はまだ楽で、ブレーキで減速してエンストする直前まで減速したら、クラッチを切る。

止まってからギアをNに戻す。

それでもAT車に比べ、左足でクラッチを踏む・左手でギアをNに戻す、という操作は1回ですが必要です。

因みに、左足でクラッチを切らなくてはエンストしてしまいますから、ドライバーは止まる時に足がクラッチを踏むような習慣が身に付いてしまいます。

発進~定速走行~停止。

AT車に比べ遥かにやる事が多いですよね。

動画を撮ろうと思いましたが、わかり易い動画を上げていらっしゃるHPを見つけたので、ご覧ください。

 マニュアル車(MT車)の運転方法・出発手順を5ステップで思い出す動画集

 

さて、もうお判りかと思いますが、MT車のドライバーは無意識に「止まる時はクラッチを切る」動作をするように習慣が付いていますので、駐車場でブレーキと間違ってアクセルを踏んでしまっても、左足ですぐクラッチを切る事ができるのです。

常日頃から両足と左手の動きが自然と訓練されているので、とっさの時には対応が効くのです。

これは、どんな高齢ドライバーであっても、MT車を普通に運転できる状態であるのなら、左足のクラッチ操作、右足のアクセル操作、左手のギアセレクト が、きちんとできているという事を示しています。

だから、踏み間違えの心配は無いでしょう。

逆に言うと、MT車が普通に運転できなくなってきた場合、安易にAT車に乗り換えるのではなく運転免許返上の道を選ぶべきだと、私は考えています。

 

因みに、私の周囲では田舎と言う事も有り、高齢者ドライバーの8割以上がMT車を運転。

そのうち、8割がMT車が設定されている軽トラックで、男女問わず乗っています。

私の知っている限り、86歳の男性が最高齢のMT車ドライバーですが、まともに運転していますよ。

MT車は外からでもギアチェンジの様子がエンジン音の変化で判るので、上手・下手の判断ができますが、上手に走っています。

また、この地域では踏み間違えによる暴走事故は皆無だそうです。

(交通事故そのものも少ないみたいで、2年間警察の管轄内での死亡事故はゼロと聞いています。)

 

次は、AT限定免許について。