仮面ライダースピリッツで、企画のみで実現しなかった青くパワーアッ
プした帰ってきたV3が再度登場!V3は多くの人が応援するので、筆
者は東映の公式配信に合わせてライダーマンについて書いてみよう。ラ
イダーマン(1973年に登場)は平成では当たり前になった初めての主役
ではない脇役ライダー。元々は悪のデストロンの科学者で派閥争いの罠
にはまり処刑されそうになるが部下の手で助けられる。デストロンとは
正義感ではなく私怨の復讐のため戦うが、V3と出会い最初は対立しつ
つも共闘するようになる。平成の脇役ライダーは歴代ライダーにカウン
トされないが、V3が4号の名を贈ったのでしっかり歴代ライダーにカ
ウントされている。プルトン爆弾と共に戦死した筈だが、タヒチの少年
仮面ライダー隊に発見され救助され(映像ではなく児童誌の記事)エッ
クスの劇場版で再登場…だが、劇場版では素顔の山口氏は他の会社のヒ
ーローを演じていたため義理立てして未登場だった。筆者はこの段階で
既にいくつか疑問を持ってしまった。結城丈二はデストロンに騙されて
デストロンにスカウトされたというが、幹部候補が全く組織の全容を知
らなかったとは考えにくいので、明らかに後付け設定。子供の頃からデ
ストロンにいたという資料もあるが、山田ゴロ氏の漫画からだろう。大
体結城が子供時代にデストロンは結成されてない。ヒロイン純子の幼馴
染みという裏設定は売り込み時代の夏子の酒の作者の描いた児童誌漫画
のオリジナル設定。ライダーマンがタヒチで救助されたのは児童雑誌の
記事なのだが東映公認のオフィシャルでスピリッツにも描かれている。
ただ、ライダーマンを助けたのは少年仮面ライダー隊ではない。ダブル
ライダーに助けられ神ステーションで治療したという説は平山プロデュ
ーサーのアイデアをホビージャパンがジオラマストーリーにしたもの。
1号のパワーアップと同様に諸説あります(byチコちゃん)状態になっ
ている。後編はストロンガーのゲスト時に触れよう。