Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

終わりかけの日曜日

2007年09月09日 | diary
 昨日はBBQに誘われ、初めて登戸という駅に降りた。友人と合流し、はじめましての人達とご挨拶。天気も良く、風も気持ち良く、肉もビールも美味しかった。多摩川の河川敷は、夏が終わったからか、それほど人はいなかった。何度か追加の買い出しをし、焼そばを作り、野菜炒めを作ったら、いつしか夜になっていた。きれいに片づけをし、みんなで駅へ向かう。そこからは飲みに行く人達と、帰る人達に分かれた。僕は2次会へは行かなかった。なんとなくその方がいいような気がしたので。別に他意はなく、ただなんとなく。

 地元の藤沢駅に着いたのは、午後9時頃だった。ときたま行くジャズ・バーで、島田吉隆氏のバンドがライヴをやっているというので、観に行く。店のドアを開けると、70年代の匂いのするブルース・ロックがいい音で鳴っていた。島田氏はCharやボ・ディドリーのバンドでドラムを叩いていた人で、その演奏はとても多彩で、変化にとんでいて、聴いていて飽きることはなかった。「あんな音をどうやって出しているのだろう?」と、立ち上がってみるんだけど、残念ながら僕の席から島田氏のスティックさばきは見えなかった。ギターは21歳の青年で、この界隈では評判のギタリストだった。確かに上手で、ちゃんと雰囲気のあるギターを弾いていることに感心した。ただ、島田氏との年齢差もあってか、どうしても遠慮してるように感じてしまう。そこがなんだか歯がゆく、もし彼が、例えば自分のバンドとかで伸び伸びと弾いたときに、どういう演奏を聴かせてくれるのか観てみたいなと思った。

 ライヴが終わってから、いつものアナログ・バーへ行くと、友人数名がカウンダーで飲んでいたので、そこにまぜてもらう。いつも元気な人がこの日は少し落ち込み気味で、ちょっと心配になった。マスターが奥さんの発表会(サックスを習っている)の写真を見せてくれた。ある友人が釣ったイワシの写真を見せてくれた。また別の友人がボブ・ディランの話をしてくれた。僕は昨日聞いたキウイ・フルーツの話をした。そんな風にして時間は、いつも通りに、流れていった。

 ラーメンを食べようということになり、最後に1本のビールをみんなで分けて飲んだ。少し落ち込み気味なその人に「つらいときは『Born to Run』を聴けばいいんです。元気が出まっす!」と力強くアドバイスをしたら笑われた。図書館前にとめた自転車を取りに行くのを、友人のひとりがつきあってくれた。道すがら21歳のブルース・ギタリストの話をすると、「あんなの全然ダメですよ。もう聴いてて気持ち悪くて」と、かなり辛辣な意見が返ってきたので驚く。「そこまで言うことなくねー?」と、それからしばらくの間、図書館前にて議論をし、気がつけば午前2時半を過ぎていた。

 今日は高校時代からの友人と13時に待ち合わせ、一緒に昼飯を食い、打ち合わせなどをしてきた。で、さっき帰ってきたとこ。そろそろ外は暗くなりつつあり、なんとなく1日が終わりかけてたりする。遅くまで飲んだ翌日は、1日がとても短い。