Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

音楽

2006年08月21日 | diary
 腹の具合、それなりの朝。まぁ、いいさ。今日も1日がんばっていこう。…と、イーグルスのファーストを聴きながら思ってみたりする。

 昨日は甲子園の決勝。昼飯を食べながらなんなく観はじめたんだけど、気づいたら夕方近くになっていた。いや、まさか15回までやるとは思わなかった。ピッチャー2人の投げ合いは大変見応えがあり、とてもいい試合だったと思う。で、ここまでやっても決着がつかずの再試合。なにがすごいって、それを翌日である今日にやってしまうこと。だって、真夏の炎天下で長袖長ズボンで延長15回までやったんだよ。ピッチャーなんて170球くらいはボールを投げてんだよ。いやいや、あり得ないね。僕だったら1週間くらいは筋肉痛で動けないね(というか、その前に倒れてるだろうけど)。ただ休みたい一心で「あの、うちの負けでいいんで…」とか言い出しかねない。しかし、2チーム合わせて18人もいるんだから、「えー、明日やるのー?3日後にしようぜ」とか言う奴が一人くらいいてもいっこうにおかしくないと思うんだけどな。えっと、誰も言わないんだよね。えらいな。

 でも、あれだけユニフォームががっちりした球技って野球くらいだよね。帽子着用が義務づけられてるなんてね。サッカーもバスケもけっこうラフなかっこうしてるのにね。

 夜は三島由紀夫の「音楽」を読んだ。これは不思議な小説だ。とりたてて気分のいい作品ではないが、それほど気分が悪い作品でもない。僕が好んで読むような内容ではないけれど、そこには新鮮な驚きがいくつも存在している。あと少しで読み終わるのだけど、まだ先が見えない感覚がある。すごいもんだなぁと思った。

 三島に限らず、この時代の作家は実によく言葉を知っている。だから、本の登場人物もまたたくさんの言葉を知っていて、手紙とか書かせるとすごく上手だったりする。思わず「才能あると思うよ。作家になったら?」とその人物にすすめてみたくもなる。

 でも、普通は手紙なんてもっとつたないものだと思う。つたないからこそ、伝わってくるものがあるのかもな。なんとなくそんな気がした。