整理整頓な土曜日。頭と心を整理する土曜日。ついでに部屋の掃除もしてしまう土曜日。
どうやらお隣さんが引越したみたい。全然気がつかなかったな。いついなくなったんだろ?思えば、先週から今週にかけていろんなことがあった。フジロック3daysに行ったり、ジョアン・ジルベルトのチケットをゲットしたり、The Whoの新曲(マキシ・シングル)が届いたり、アナログ・レコードを15枚ほど買ったり、『重力ピエロ』を読み終えたり。あと、お隣さんが引越してたり。
でも、僕は僕でそれらとは別のことに心を向けていたから、お隣さんの引越しを筆頭にどれともきちんと向き合えていない感覚があったりする。まぁ、程度の差はあるんだけど。
だから、今日みたいに時間のある土曜日にちょいと整理整頓を。トッド・ラングレンの首つりジャケ(『Runt. The Ballad of Todd Rundgren』)を聴きながら。
フジロックでのどうでもいい話。ちょっとした手違いで(オートロック式の部屋に鍵を置き忘れて)、僕と友人は部屋から閉め出された。宿の人をさがすも、時計は既に0時をまわり、フロントは真っ暗で、誰もいる様子がない。さてどうしたものかと、僕らは外にまわり、2階の自分達の部屋を見上げた。窓が開けっ放しになっていたことに希望を見出すも、そこまではけっこうな高さがあり、よじのぼるための足がかりになるようなものはなかった。そんなとき、足下に壊れたハシゴ(の残骸)を発見。「おっ、これってやっぱり、そういうことだよね」と思った僕らは、さっそくチャレンジ。せっせとハシゴ(の残骸)を動かし、宿の壁に当てがってみたものの全然足りない。それでもうまくやれば、1階の窓のサッシに足をかけて、這い上がれるかもしれない、などと考えてみたりする。でも、「やっぱり危ないからやめた方がいい」と断念したわけだが…、
10年前の僕なら間違いなくやっていたと思う。
で、ハシゴから落ちて怪我をしたんだと思う。
結局、宿のおばちゃんを無事発見し、合鍵で部屋を開けてもらえて事なきを得たんだけど、いやいや、危なかった。しかし、よく思いとどまったなぁ。よく思いとどまって、もう一度おばちゃんをさがしに行ったなぁ。きっといろんな痛い目にあって、僕も多少は学習したのかもしんない。と、妙に納得したのだった。これからも慎重に生きていこう(レベル低すぎ)。
ジョアンは、最終公演のチケットをゲットした。だって、最終公演はスペシャルな夜になるかもしれないから。すんごく長くやってくれるかもしれないから。3度目のジョアン。今回もひとりでジョアンに会いに行く。
The Whoの新曲“Wire & Glass”。ずっとずっと待ってた作品。それだけに万全な状態で聴きたくて、で、まだ聴いてなかったりする。でも、今日こそは聴くことだろう。感想は後日。ひとまず、ピートとロジャーの2人が写った白黒のジャケを机の上に飾ってある。
アナログ・レコードを15枚。そのうち10枚くらいは500円以下のロック・クラシックス。ずっと買いそびれてて持ってなかったレコードたち。ジミヘンとかボウイとかルー・リードとか。彼らになんとなく安心感があるのは、きっと僕がこうしたロック・クラシックスを熱心に聴いて育ったからだと思う。きっと僕は最後のロック世代なんだと思う。
『重力ピエロ』。作者の伊坂幸太郎は、僕よりひとつ歳下の作家。自分と同世代の作家がどんな本を書いているのかを知りたくて買ってみた。そして素晴らしい作品だと思った。この本の持つユーモアのセンスは、僕らの世代のものだ。そして、けっして閉塞しない意志と、自棄にならない根気強さに感心した。どんなジャンルの作品であれ、小説でもっとも大切なのは、伝わってくる空気がどんな種類のものかということだ(少なくとも僕にとっては)。いつかこの人の他の作品も読んでみたい。物語の中に、「J.L.G(ジャン・リュック・ゴダール)」と書かれた名刺を持ったオードリー・ヘップバーン似の女の子が出てくる。彼女は話の中で重要な(そして愛嬌のある)役割を果たしているが、彼女がオードリーに似ていて、ゴダールを想起させる名刺をもっている意味はあまりなかったと思う。それはあくまでも作者の遊び心であって、趣味なのだろう。
で、お隣さんが引越していたと。ほんといつ引越したんだろ?
今日はこれから自転車で海へ行ってくる。久しぶりにサイクリング・ロードを走って、久しぶりにボード・ウォークで横になって、太陽の光を体いっぱいに浴びてくる。一度体の力を抜いて、心を休めて、頭をからっぽにしてから、これからのことを考えたい。
どうやらお隣さんが引越したみたい。全然気がつかなかったな。いついなくなったんだろ?思えば、先週から今週にかけていろんなことがあった。フジロック3daysに行ったり、ジョアン・ジルベルトのチケットをゲットしたり、The Whoの新曲(マキシ・シングル)が届いたり、アナログ・レコードを15枚ほど買ったり、『重力ピエロ』を読み終えたり。あと、お隣さんが引越してたり。
でも、僕は僕でそれらとは別のことに心を向けていたから、お隣さんの引越しを筆頭にどれともきちんと向き合えていない感覚があったりする。まぁ、程度の差はあるんだけど。
だから、今日みたいに時間のある土曜日にちょいと整理整頓を。トッド・ラングレンの首つりジャケ(『Runt. The Ballad of Todd Rundgren』)を聴きながら。
フジロックでのどうでもいい話。ちょっとした手違いで(オートロック式の部屋に鍵を置き忘れて)、僕と友人は部屋から閉め出された。宿の人をさがすも、時計は既に0時をまわり、フロントは真っ暗で、誰もいる様子がない。さてどうしたものかと、僕らは外にまわり、2階の自分達の部屋を見上げた。窓が開けっ放しになっていたことに希望を見出すも、そこまではけっこうな高さがあり、よじのぼるための足がかりになるようなものはなかった。そんなとき、足下に壊れたハシゴ(の残骸)を発見。「おっ、これってやっぱり、そういうことだよね」と思った僕らは、さっそくチャレンジ。せっせとハシゴ(の残骸)を動かし、宿の壁に当てがってみたものの全然足りない。それでもうまくやれば、1階の窓のサッシに足をかけて、這い上がれるかもしれない、などと考えてみたりする。でも、「やっぱり危ないからやめた方がいい」と断念したわけだが…、
10年前の僕なら間違いなくやっていたと思う。
で、ハシゴから落ちて怪我をしたんだと思う。
結局、宿のおばちゃんを無事発見し、合鍵で部屋を開けてもらえて事なきを得たんだけど、いやいや、危なかった。しかし、よく思いとどまったなぁ。よく思いとどまって、もう一度おばちゃんをさがしに行ったなぁ。きっといろんな痛い目にあって、僕も多少は学習したのかもしんない。と、妙に納得したのだった。これからも慎重に生きていこう(レベル低すぎ)。
ジョアンは、最終公演のチケットをゲットした。だって、最終公演はスペシャルな夜になるかもしれないから。すんごく長くやってくれるかもしれないから。3度目のジョアン。今回もひとりでジョアンに会いに行く。
The Whoの新曲“Wire & Glass”。ずっとずっと待ってた作品。それだけに万全な状態で聴きたくて、で、まだ聴いてなかったりする。でも、今日こそは聴くことだろう。感想は後日。ひとまず、ピートとロジャーの2人が写った白黒のジャケを机の上に飾ってある。
アナログ・レコードを15枚。そのうち10枚くらいは500円以下のロック・クラシックス。ずっと買いそびれてて持ってなかったレコードたち。ジミヘンとかボウイとかルー・リードとか。彼らになんとなく安心感があるのは、きっと僕がこうしたロック・クラシックスを熱心に聴いて育ったからだと思う。きっと僕は最後のロック世代なんだと思う。
『重力ピエロ』。作者の伊坂幸太郎は、僕よりひとつ歳下の作家。自分と同世代の作家がどんな本を書いているのかを知りたくて買ってみた。そして素晴らしい作品だと思った。この本の持つユーモアのセンスは、僕らの世代のものだ。そして、けっして閉塞しない意志と、自棄にならない根気強さに感心した。どんなジャンルの作品であれ、小説でもっとも大切なのは、伝わってくる空気がどんな種類のものかということだ(少なくとも僕にとっては)。いつかこの人の他の作品も読んでみたい。物語の中に、「J.L.G(ジャン・リュック・ゴダール)」と書かれた名刺を持ったオードリー・ヘップバーン似の女の子が出てくる。彼女は話の中で重要な(そして愛嬌のある)役割を果たしているが、彼女がオードリーに似ていて、ゴダールを想起させる名刺をもっている意味はあまりなかったと思う。それはあくまでも作者の遊び心であって、趣味なのだろう。
で、お隣さんが引越していたと。ほんといつ引越したんだろ?
今日はこれから自転車で海へ行ってくる。久しぶりにサイクリング・ロードを走って、久しぶりにボード・ウォークで横になって、太陽の光を体いっぱいに浴びてくる。一度体の力を抜いて、心を休めて、頭をからっぽにしてから、これからのことを考えたい。