Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

気休めな日曜日

2006年08月07日 | diary
 昨日も自転車で海へ。久しぶりにマクドナルドでお昼を食べてから、ボードウォークで1時間ばかしごろごろしてきた。今年の江ノ島海岸は例年よりも人が少ない。それにしてもやけに静かだなぁと思ったら、浜辺のスピーカーからなにも音楽やらラジオが流れてなかった。基本的に僕は静かな方が好きなんだけど、夏の海からそうした音が消えてしまうと、それはそれでなんとなく違和感があったりもする。夏の湘南らしくないというか。勝手なもんだ。

 江ノ島駅の近くにある中古レコ屋へ立ち寄る。ジョン・ミラーが参加してるという理由で、カントリー・クッキングのアルバム『Barrel of Fun』を買ってみた。帰って早速ターン・テーブルにのせてみると、これがなんとも楽しげな演奏で心が軽くなった。一昨日お袋がもってきてくれた「昆布の細切り&他にもいろんなもんが入ってるよ」風の煮物と、親父がくれた鴨肉の薫製と、ビールを飲みながらそのレコードを聴いた。そしたら、あっという間に眠くなり、そのままこてっと昼寝。

 19時頃に目が覚めて、さっきと同じメニューの夕飯を食べつつ、意味もなく『功名が辻』を見る。地震で主人公夫婦の子供が死んでかわいそうだった。見終わってから、追悼ソングのつもりでジャニス・イアンの“Stars”をかけた。

 そんな調子で、特になにをやったわけでもない日曜日。ただ、海を眺めて、レコードを聴いて、昼寝をした日曜日。気休めのような日曜日。でも、たまにはそういう日があってもいい。『重力ピエロ』の中でも、気休めは大事だと書いてあったし。「その場限りの安心感が人を救うこともある」のだと。そうかもしんない。

 ところで、どうでもいいことだけど、マクドナルドにいるピエロの名前は、ドナルド・マクドナルドというんだそうな。ドナルド・マック・ドナルド…ナルホド。日本で言うところの「山本山」みたいなもんかな(古いか?)。この前、やっぱりそんな文字列の名前をもったSSWが近々デビューすることを知った。さがせばまだいろいろ出てきそう。

 なんとなく最近の僕はピエロづいてたりする。『気狂いピエロ』も観たばかりだし、数日前にたまたま見かけた中学時代の友人は、以前ピエロという名前の暴走族に入っていたし。そういや『重力ピエロ』の主人公のひとりが、いくつかゴダールの映画をレンタルするシーン(正確にはオードリー・ヘップバーン似の女の子が、そのことをもうひとりの主人公に話すシーン)があった。「おっ、またきたね」と、僕は興味津々に読みすすめたんだけど、結果は以下の通り。『小さな兵隊』、『中国女』、『アルファヴィル』、『ゴダールのリア王』、『ゴダールの探偵』、『ゴダールの決別』。なんかすごくがっかりしたな。「どうせなら『気狂いピエロ』借りろよ」と僕は言いたい。

 って、どうでもいいんですけどね。なんとなくね。

 今日は1日鎌倉の事務所にいるつもり。きっとはやく帰れるだろうから、週末ゆっくりした分、今後のためにやるべきことの準備をしよう。