Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

Meet Me in My Dreams Tonight

2004年06月23日 | old diary
 Euro 2004、数日前の日記で「優勝はイタリアかスペイン」と書いたら、どちらもグループ・リーグ敗退。うー、僕はなにもわかっちゃいないみたいだな。ま、イングランドが勝ちあがったからいいけどさ。次はポルトガル戦。頼んだぞ、ルーニー。

 さて、例えば僕が好きな女の子の夢を見たとして、今が平安時代ならば、これはその子が僕のことを好きだということになる。つまり、あまりに僕のことを好き過ぎて、現(うつつ)の世界にとどまらず夢の中にまで出向いてしまったという理屈らしい。で、告白を受けた僕は、その子に手紙をしたためることになる。「昨夜、あなたが私の夢に現れました。お気持ち大変嬉しく思ってます。えとせとらえとせとら…」。当然、向こうはびっくりするが、夢に出向いてしまった以上は言い訳もできない。しばらくして、彼女から返事が届く。「どうやら日頃の雑事に追われ、自分の気持ちさえつかめていない毎日だったようです。まさか私の中であなた様の存在がそれほど大きなものであったとは。今や私の心はあなた様への想いに揺れております」。

 おー、なんて都合がいいんだ。これを考え出した奴はえらいと思う。

 しかし、ちょっと待てよ。どうしても好きになれない女の子の夢に、自分が出てしまったらどうなるのか?「ちょっと、あんた昨日あたしの夢に出てきたわよ。あたしのことが好きだったの?まったくいい迷惑だわ。ふんっ」。おいおい、そりゃこっちのセリフだぜ。しかし、彼女の夢に出向いてしまった以上、僕の立場は弱い。「あ、あれぇ?出る夢を間違えちゃったのかな。僕が好きなのは君のお隣に住む○○ちゃんであって、それはもう大好きなわけで…」といらんことまでしゃべってしまうかもしれない。まいったなぁ。

 ……なにをどうでもいいことを考えているんだ、俺は。

 ブライアン・ウィルソンの“Meet Me in My Dreams Tonight”。タイトルだけを読むと、どこか平安の世が偲ばれそうだが、もちろん無関係(当たり前だ)。お互いわかり合うには時間が必要だから、会えないときは夢の中でも会おうよという歌。会わなきゃわかりあえないというのは、確かにある…かな?

 ブライアンの新作、日本盤発売は一ヶ月遅れなんですね。全然知らなかった。昨日は輸入盤を手に散々悩んで、結局、買わないで帰ってきたのだった。