Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

Oasis

2004年06月06日 | old diary
 オアシスを聴く。『Born in the U.S.A.』が20周年かよ!なんて思っていたら、なんとあのオアシスがデビュー10周年なのだとか。なんてこった…。

 オアシスのデビューはよく覚えている。僕がちょうど社会人になった年で、コステロが誉めていたのと、ラジオから流れてきた“Supersonic”を聴いて「へぇ~」と思ったのが最初だった。確かこの年には初来日公演もあったと思ったけど、これは足を運ぶまでにはいたらず。僕がほんとに感心したの は、その年の暮れに出たシングル“Whatever”を聴いてだった。「これはひょっとするかもしれないぞ」と、すぐにCDを買った。そのとき一緒にデビュー・アルバム『Definitely Maybe』も買っている。94年のクリスマスのことだったと思う。

 で、翌年の夏くらいだったかな?また来日したのだけど、このときは事情があって断念。クラブ規模での来日公演はこのときが最後だったことを思うと、無理してでも行っとくべきだったかな?その後のことはご存知の通り。セカンド・アルバム『Morning Glory』の見事な仕上がりがきいたのか、気がつけば日本でも大変な人気者になっていた。僕自身、誰に聴かせても「いいね」と言われていたから、そうなることに特に驚きはなかった。

 そんな僕が初めて彼らのライヴを観たのは、会社の辞める直前の98年日本武道館。開演前、チケットを入手できなかったファンが会場周辺に溢れていた光景は、今もはっきりと脳裏に焼きついている。あのとき感じた「熱」は、観客のこのバンドに対する期待の大きさの証明でもあったと思う。ところが、肝心のオアシスの演奏はあまり面白くなかった。ノエルの弾き語りによる“Don't Go Away”と、ビートルズのカヴァーで“Help!”が聴けたのが嬉しかったくらいか。それでも後輩に誘われて、次の来日にも足を運んでみたけれど、これがまたたいしたことなかったんだよな。そんな印象の悪さもあって、前回の来日公演には行かなかったし、新作も買わなかった。「今回のアルバム、いいですよ」といろんな人に言われたから、ちょっとは気になったけれど。

 オアシスは、アンコールでビートルズの“I Am the Walrus”やThe Whoの“My Generation”を演奏するそうだが、残念ながら僕はどちらも生では聴けていない。でも、きっと彼らのファンならそうしたカヴァーよりも、オリジ ナルを聴きたいんじゃないかな?いい曲たくさんあるし、そんな気がする。