EMIRIO☆REPORT~雑貨ちょび読書たま~

☆日常生活を不定期レポするホニャララブログ☆

ボーン・コレクター

2007-05-28 | 読書小屋
ボーン・コレクター(上・下)
ジェフリー・ディーヴァー著 文春文庫




普段はあまり外国モノミステリーは読まないツマ。
「ダヴィンチ・コード」や「ヒストリアン」以来のこの分野の読書でやんす。


連続殺人鬼・ボーンコレクターと、元NY市警中央科学捜査部長リンカーン・ライムの手に汗にぎる頭脳攻防戦。 次々に発生する「予告」殺人。 彼は犯人に近づくことができるのか!?


ずばりジェットコースター・サスペンス!
とにかく、犯人が誰なのか気になって気になって眠れず、乱読したよーな感じです。


            ぜーぜー・・・


まずひきつけられるのは、有能でかっこいい主人公が「動けない」ということ。
在職中の不幸な事故で頸椎を損傷し、首から上と左手薬指しか動かせないリンカーン。
もう何年も部屋に閉じこもり、ただ自殺することを望む鬱々とした日々・・・。
いよいよ悲願達成(?)が迫ったある日、NYで猟奇的な殺人事件が発生します。
そーして急きょ、彼の部屋に科学捜査専門チームが結成される・・・という面白い展開。
事件の展開にあわせて、生きることに絶望した主人公の変化が丁寧に描かれているのもグッ。


何より話がおもしろかったし、事件が起こるごとに作られていく「プロファイル」もお見事! 犯人がわかった後に、もう一度プロファイリングを見直すと、そのあまりの見事さにう~ん、とうなってしまいました! 
くわえて、出てくるキャラクターが魅力的です。
毒舌家のライムに、彼の手足となってニューヨークじゅうを駆け回る美人でガッツのあるアメリア。個性的な刑事たち、小言の多い母親のようなライムの頼れる介護士・トム。
こうして人気をさらった話題作はライム・シリーズとして現在5作が刊行されているそうです。


既刊シリーズも早く読んでみたい気もするけど、
間違いなく寝不足になって仕事に支障をきたしそうなので、少しずつ間隔をあけてぼちぼち読みたいと思っています(笑)。