翻訳者魂

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松坂流出と日本野球の崩壊 ボビー・バレンタイン

2006-11-26 14:44:14 | スポーツ
千葉ロッテのボビー・バレンタイン監督は、松坂の米国での成功に何の疑問も抱いてはいない。バレンタインが嘆いているのは、日本の野球の将来のことだ。

「このままメジャーリーグが日本の選手たちを獲り続ければ、日本の野球は、アメリカの黒人リーグのように、消滅してしまうかもしれません。そうなってはいけないと思います。日本の野球は、アメリカのメジャーリーガーを育てるマイナーリーグではないのです。日本は、産まれたばかりの赤ちゃんに野球のユニフォームを着させてあげるような国です。日本の野球には、すばらしい歴史があり、国民は野球に愛情を持っています。日本のナンバーワンのスポーツは野球なのです。どんな小さな石ころだらけの空き地でも、人々は野球を愉しんでいるのです。」

バレンタイン監督は、アジアの複数のチームがメジャーリーグのアジアディビジョンを構成することを夢見ている。アジアディビジョンで戦い、ワールドシリーズ制覇を目指すのだ。そこでは、インターナショナル・ドラフト、さらにはインターナショナル・フリーエージェントもバレンタイン監督の構想に入っている。

現在、日本のプロ野球チームは企業が経営している。企業は、選手をポスティングにかけ、赤字を補填している。

バレンタイン監督は続ける。「その場凌ぎの近視眼的な考えです。メジャーリーグとビジネスのパートナーシップは築けるかもしれません。しかし、たとえ、どんなに松坂が成功したとしても、ポスティングシステムは、この国の野球の将来をまったく考えに入れていない仕組みだと言えます。」

Beware of The Monster


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1 コメント

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farm化 (Unknown)
2006-11-26 14:52:36
日本のリーグはメージャーのファーム化している状況。
これでいいのではないか。
ビジネスとしては、45億の利益を出した西部は明らかに成功であろう。
日本で育てた選手が本場でどれだけ活躍できるのか、これを楽しみにしましょう。
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