2月28日に「ブログでだって人はつながる」という文を載せたが、このことを実際に調べた研究者がいる。その結果が今日、theage.com.auに発表された。
Survey finds a blogger in need is a friend indeed
Survey finds a blogger in need is a friend indeed
まさかのブロガーが真の友
人と接する時間よりもコンピュータと接する時間の長い人を、サイバーおたくと揶揄する人がいる。しかし、ブロガーの方が非ブロガーよりも社会とつながっている、という研究結果が発表された。
調査を行ったのは、スウィンバーン工業大学の心理学者マーク・ベーカーとスーザン・ムーア教授。教授らはソーシャルネットワーキングサイトMySpaceに不慣れだった134人のオーストラリア人、アメリカ人、イギリス人の心理的特性を調べた。
最初、被験者のうちブログを始めたいと考えていた人々の方が、ブログをやりたくないと思っていた人々よりも心理的に落ち込んでいる状態であり、自己を非難しがちで、友人の数にも満足していなかった。
ところが、2ヵ月後に、同じ集団のうちの59人を追跡調査した結果、ブログを始めた人々の方がブログを始めなかった人々よりも、オンラインの友人の数だけではなくオフラインの友人の数にも満足するようになった。また、落ち込んだときには、ブロガーの方が、オンラインとオフラインの友人に連絡を取りやすいということもわかった。