日米ポータルサイトのニュースの比較

子供たちは学校でPCのさわり方を覚える。家に帰ってきてまず開くのはポータルサイト。そこには、ニュースが表示されているのだが、それはこういうかんじだ。



* 血を流して倒れた一家4人発見 新着
* 【コラム】ネット炎上なぜ起こる？ 新着
* “8股”千里子、祝福の嵐のワケ 写真あり新着
* あゆ衝撃告白◆千秋 離婚の原因 写真あり新着
* 千里子の夫、サンジャポで宣言 写真あり新着
* 大沢たかおに観客10分間総立ち 新着
* 中田熱愛 浅尾美和とひと悶着も 写真あり
* インリン様 '08初のM字ビターン 写真あり新着
* エリカ様 今度は事務所と闘争？ 写真あり
* EXILEをかつぐ音楽業界の事情
* 朝日新聞調査にコンビニ界反発 新着

これが日本のトップニュースなのか?

世界はどうだ?アメリカのポータルだ。



• イランが世界の平和を脅かしているとブッシュ大統領が演説
• 英国軍のアフガン駐留はあと10年続くこともありうる
• 解放されたコロンビアの人質が3歳の息子と再会
• 浮動票を取り込み、ミシガンではマケイン有利
• NASAの宇宙船が水星に接近
• Heinzの研究チームが新しい食材を開発
• Facebookで成功をおさめた23才の億万長者

日本のこどもたちが馬鹿になる。

最も馬鹿な事件 盗まれたはずの電話がポケットで鳴る

盗まれたと申告した携帯が被害者のポケットの中で鳴った。

'Dumbest criminal' caught in SA

南アフリカは、犯罪の多さで有名だが、なかにはおばかな犯罪もあるわけで・・・

ある男性が警察署に飛び込んできた。

被害者「強盗にピストルを突きつけられて、携帯電話を奪われた。」

警官「フムフム。で、その電話番号は?」

被害者「xxx-xxx-xxxです。」

警官「じゃ、かけてみよう・・・」

ベルの音「プルプルプルプルプルプル」

被害者「えっ！」

警官「なんだ」

被害者「電話番号を間違ったみたいです」

警官「なぜ、間違いコールがきみのポケットで鳴るのかね?」

被害者は嘘を言った罪で逮捕。動機?　知らん。

刑務所の老人介護設備に83億円

日本の刑務所施設整備のニュースをなぜかアメリカのネットで知った。

Japan to upgrade care of elderly inmates

日本全国の刑務所には60歳以上の囚人が約8,700人収容されている。そのうちの900人は、歩行や食事に苦労しているそうだ。囚人たちの中には、出所しても軽犯罪を犯して戻ってくる人もいる。刑務所職員の肉体的負担も大きい。

そのため、国が約83億円をかけて、刑務所内にエレベータや手摺り、車椅子用廊下などを作るということである。

住むところがなくなる。もうだめだ。誰か助けて・・・

相談できる人がいないんだ。もうすぐ落ちる。どうすればいいの

学校へ行きたくないので、接着剤で自分をベッドに接着した。

娘は先生や友達に会えるので学校が大好きだ。でも、学校へなんか行きたくないという子供もたくさんいるだろう。

Mexican boy glues self to bed to avoid school

メキシコに住む10歳のディエゴ君は、靴用の接着剤で自分の手をベッドの金属製ヘッドボードにくっつけた。お母さんのサンドラさんは息子を見てビックリ。息子をベッドから剥がそうとしたけどだめだった。救護隊や警察を呼んで、やっとのことで息子を解放した。

ディエゴ君は、遅刻したけど学校へ行ったそうだ。

地元の食材だけを食べる試み

温室効果ガスの削減に効果的な対策はリサイクルや省エネということはみんな知っていると思う。でも地元、といっても半径100マイル（160km) 内、の食材を中心に食べることも、ずいぶん温室効果ガスの削減に役立つ。

日本は、食料自給率がひじょうに低いので、かんきつ類はアメリカ、牛肉はオーストラリア、野菜は中国という具合に、海外から大量に食材を輸入している。運搬には飛行機を使うため大量のガスが発生する。

Living on the Fife Diet: BBC

上記のページは、地元の食材を中心にした1週間のメニューを載せている。これを試した人は次のような感想を述べている。ビスケットなどの各食品や肉が減り、果物の種類もりんごなどに限られるけど、夏に採れたベリー類を保存して食べたりして工夫している。コショーや塩は地元では作っていないけど、そういったものまで規制するのは現実的ではないから、ちゃんと利用する。

地元の食材だけでも結構おいしく暮らせそう。実は、体にも合っていて健康にも良さそう。

娘の通う小学校も食育の一環として小松菜など地元産の食材を給食に利用している。こういった試みは、日本でも給食を中心に広がっていけばいいね。

あなたの抗議のスローガンは何ですか?

Your protest slogans

スローガンを掲げてデモに参加したことはありますか?好きなスローガンはありますか?

BBCでは、BBC World Serviceの75周年記念「言論の自由」で、あなたの大好きな抗議スローガンを募集しています。

「ネルソン・マンデラを解放しろ」、「鯨を救え」、「説明なしの増税は認めない」、「核はごめんだ」、などなど、どんなものでもかまいません。

送り先アドレスは outlook@bbc.co.uk です。どうしてそのスローガンが好きなのかも合わせて書いてください。

スローガンを持ったあなたの写真を添付してくれればなおいいですね。その写真はギャラリーに展示します。

送る前には必ず注意書きを読んでください。

日本の貧富の差の拡大

下流社会 新たな階層集団の出現三浦 展￥ 819

今週号のニューズウィークの特集は「貧富の差の拡大」。香港のある強盗事件から物語が始まる。年老いた男が手に小さいナイフを持ってコンビニを襲う。警察が来るとすぐに男は武器を捨て逮捕される。

囚われれば、屋根と暖かい食事にありつける。男は安堵の表情を浮かべた。

場面転換、こちらは経済発展に沸く中国。数年以内に、贅沢品の消費量は世界一になると予想されている。長者たちは、高級なスーツに身を包み煌びやかな光の中でパーティを楽しむ。その明かりが届かない路上では、地方から職を求めてやってきた人々が奴隷のように土管を転がし街を整備する。

場面はさらに暗い路上に移る。死体のような男が寝そべっている。眼窩は深く落ち込み、長い毛で覆われた胸にはあばら骨の１本１本が暗い影を作っている。

これは日本だ。敗戦で日本は日本を失った。核家族化という名の下で老人は家を追われた。バブル崩壊で終身雇用の道は閉ざされた。富の２極化が進んだ。富むものはその富を元手にさらに富む。貧しいものは睡眠と肉体を切り売りする。

日本が、国内の貧富の差をすこしでも小さくするにはどうすればいいのか?

アメリカや中国といった大国から無理な要求があったとしても、国民の利益や意見に反するものであれば、勇気を持って断る。働いた人から預かったお金は、働いた人のために使う。それがスジというものだ。

デート・レープ・ドラッグを捨てろ!

オーストラリアとアメリカで、中国製の原材料が使われている"Aqua Dots" と "Bindeez" というブランドの玩具がリコールされている。このビーズを舐めた多くの子供たちが病気になっているからだ。

アルジャジーラの報道によれば、それらの塗料には人体に危害を及ぼす危険な成分が含まれているということだ。その使用理由は価格の安さ。

ビーズが口に入ると、塗料に含まれている化学薬品が「デートレープドラッグ」のような物質に変化する。この物質を飲み込んだ人は、意識が混濁し、最悪の場合は死にいたるという。

これからクリスマスシーズンがはじまり、子供たちは多くのビーズを手にする。日本では、まだこれらの製品はリコールの対象になっていないのかもしれない。製造国にはくれぐれも注意しよう。

あ、100円ショップなどに売られているビーズは大丈夫か? ぼくは、うちにある子供のビーズをすべて捨てる。あなたはどうする?

踏んでも大丈夫なガム

駅の階段で清掃員がヘラでガムを取り除いている光景をよく見る。繁華街の路上にもガムはたくさん落ちている。

あのガムをとる作業にどれくらいのコストがかかっているのだろうか?

ロンドンのウエストミンスターの場合、年間2300万円ほどかかる。

Revolymerという会社は、人々が吐き出したガムを粘らせない薬品を開発した。

'Virtually non-stick' gum created

もうすぐ、靴や自転車で自由にガムを踏める社会が実現する。

携帯電話の通話料がタダになる

スウェーデンの会社TerraNetは、ピアツーピア・テクノロジーを利用することにより基地局を設置しなくても携帯電話間で通話できるという新技術を開発している。

Mobile system promises free calls

TerraNet技術で用いられる携帯電話は、データや呼出をネットワーク内の他の電話に送ることができるピアとして機能する。

この携帯電話は他の電話機間のノードとしても機能するので、ネットワークの範囲を広げられる。

1台の携帯電話の有効範囲は、およそ1キロメートル。

すべての携帯電話が協力して機能するので、電話間で通話料は発生しない。

電話のスイッチを入れると、その電話はネットワークの範囲内にある他の電話を深し求め始める。見つかると、電話機同士が接続し、無線ネットワークを拡大する。

電話番号を発信すると、携帯電話は無線ネットワーク内でその電話番号を探し始める。

見つかれば、接続が確立される。

しかし、大手の携帯電話事業者はこのアイディアには反対している。現在の世界的な携帯電話システムの終末を意味するからだ。

このシステムが実現すればもう電話料金を払わなくてもよくなるが、さてこのアイディア、ビジネスとして成り立つのだろうか?

人事も経理も中国へ

昨夜、ＮＨＫスペシャル「人事も経理も中国へ」を見た。人事や経理や総務といった仕事を中国にアウトソーシングするという話。中国人に経理の引継ぎをしていた女性が引継ぎ終了後に退職する場面は衝撃的だ。今までこれらの部門は、日本語という壁に守られ外国人は参入できないと考えられていたが、日本語を自由に操る中国人が現れたため、コスト削減を目指す企業が文系部門を中国に移転する流れは加速しているらしい。

フランスでは、数年前から東欧へのアウトソーシングが活発になっている。

French Socialist links vote on EU constitution to loss of jobs

2007年フランス大統領選挙に立候補したフランス社会党のローラン・ファビウスは、ゴールデンタイムにテレビで国民にアウトソーシングに対する懸念を表し、「仕事が海外に流出するのを防ぐ雇用政策が必要だ。フランスの企業が経費節減に誘惑されて東欧に仕事を流すことを防ぐようなEU全体の税制調和を要求する」と語った。

このフランス社会党の主張に見られるように、社会民主党や共産党といった政党には自国民の雇用を守るという基本的な役割があるはず。ぜひ、仕事流出を防ぐ方策を考え出してもらいたい。

市役所職員が言ってはいけない言葉のリスト

ロシア西シベリアにあるMegion市の市長は、市役所職員の仕事は住民の生活を改善し、住民の問題を解決することであり、弁解することではないとし、禁止句を発表した。

市長は、「私と話しているときに、これらの言葉を言えば退職が早まるかもしれませんね」とも警告した。

市役所職員が言ってはいけない言葉

「何をすればいいのですか？」
「担当外です」
「昼休みの時間です」
「仕事時間は終わりました」
「誰かほかの人が文書を持っています」
「その時は病気で休んでいました」
「知りません」
「お金がありません」

Russian mayor bans excuse making

セクハラ猿

猿の群れがケニヤのナチュに住む人々に眠れない夜を与え、収穫を奪い、食糧危機を引き起こし、セクハラをしている。

この地域では、農業は女性の仕事だ。女性たちは収穫を守ろうとして、問題の矢面に立った。

大胆な猿は石を投げて、女性を農場から追い出す。

困った女性たちは男の身なりをして猿をだまそうとした。猿は大人の男を怖がるのだ。しかし、この作戦は失敗した。

「猿を追い払うためズボンを履き、帽子をかぶりました。しかし、猿は男女の違いがわかるのです。

猿たちは女性の胸を指差しながら、収穫を盗み続けるのです。

そして、猿たちは自分の胸をつかみながら、股間を指差すのです。」

Monkey misery for Kenyan women villagers

ジャンク睡眠が人を壊す

イトーヨーカ堂からの帰り道、子供を前後に乗せて自転車を漕いでいる若いお母さんが見えた。楽しそうな笑顔で、幸せそうだな思っていたら、子供たちは笑っていない。お母さんは頬と肩の間の携帯電話と話していた。

携帯電話といえば、最近のティーンエージャーは、携帯電話か携帯音楽プレーヤーか携帯ゲームを持っている。自室にはテレビもあるかもしれない。

電話をしながら、音楽を聴きながら、ゲームをしながら、テレビを観ながら寝てしまう子も多いだろう。

でも、それはやめたほうがいい。

イギリスの科学者の話に耳をかたむけてみよう。

'Junk sleep damaging' teen health

「睡眠不足はホルモンの変化につながります。エネルギーを供給するために甘いものや澱粉質の食物を食べるように身体に命令するのです。肥満になりますよ。」

健康にはよい食事とよい睡眠が必要だ。おもちゃの電源を切って、布団に入ろう。7時間じゃ足りないよ。8時間は寝よう。