英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

受験英語を非難する人の詭弁

2019年12月11日 | 英語勉強法
この写真は、先日の群馬サファリ富岡マラソンの後、家族で宿泊した妙義グリーンホテル&テラスの部屋から望む上毛三山の一つ、妙義山(1,103m)です。

この圧巻の光景を目にした時、こんな英文が脳裏に浮かびました。

The hotel commands a splendid view.

私が大学受験生だった時、最も取り組んだのか『基本英文700選』ですが、その257番にある英文

His house stands on the hillside and commands a splendid view.

を基にしました。


「受験英語は使えない」という人がいます。しかし、本当にそうなのか。その人は「使える」ようになるまで、勉強していないのだ。この光景を見て、「Beautiful!」の一語でもいいのだろうが、command という動詞を使って表現すれば、ネイティブは一目置いてくれるだろう。そして、語彙力があればsplendid 以外にも stunning, superb, awe-inspiring などの形容詞も使えるはず。

できない理由を考える前に、今いる環境を生かして最高レベルを追求していく姿勢。大学受験は、英語の礎を作るためには通らなければならない道なのです。
『基本英文700選』は、現在でも『新・基本英文700選』として、硬派な受験生たちに根強い人気があります。私も昨年の11月19日から毎日100英文の音読を継続し、現在56周目です。英語力と継続力を鍛えるのにはもってこいの、日々のルーティン。英語力と人生を変えてみたい人は、是非取り組まれてみて下さい。


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その先にある世界

2019年12月10日 | ランニング・筋トレ

通算10回目、そして、今年最後のレースとなる「第39回群馬サファリ富岡マラソン大会」に出場し、ハーフマラソンを走りました。

昨年もこの大会に出ましたが、その時のタイムを約14分、そして、ハーフマラソンの自己ベストを3分17秒更新する1時間36分25秒でした。

今回のデータは以下の通りです。

走行距離 21.0975km
コース高低差 79m
タイム 1時間36分25秒
平均ラップ 4分34秒/km
消費カロリー 1,266カロリー

1kmごとのラップ

1km 4分24秒
2km 4分43秒
3km 4分51秒
4km 4分42秒
5km 4分31秒
6km 4分26秒
7km 4分29秒
8km 4分48秒
9km 4分48秒
10km 4分42秒
11km 4分30秒
12km 4分29秒
13km 4分36秒
14km 4分35秒
15km 4分28秒
16km 4分27秒
17km 4分44秒
18km 4分34秒
19km 4分21秒
20km 4分36秒
21km 4分19秒

昨年は寒くて震えながら走りましたが、今年は群馬特有の空っ風が吹いてはいましたが、雲一つない快晴。ウォーミングアップの段階から体も軽く感じ、「今日は行けるぞ」と思いながらスタートを待ちました。昨年のこの大会で知りあったラン友さんのお二人からも「ケガは大丈夫でしたか?」とお声をかけて下さり、ランニング仲間だからこそ通じ合える雰囲気に、気分も更に高まってスタートを切りました。

入りの1kmは4分24秒。流れに任せて走っただけですが、さすがにこのペースでは後半に響くと思い、少しペースを落として、前半は4分45秒/km前後で刻もうと決めました。コース高低図も頭の中に入っていましたので、上りの続く3~4kmと、7~9kmは意識的に腕を振ることを心がけ、下りは体の動くままに任せました。


全国マラソン大会コース地図による高低図



GARMINによる実際のコース高低図


後半は4分35秒/km前後を意識して走り続けました。15km地点の富岡市内匠は、10月の台風19号で土砂崩れがあり3名もの命が奪われた地区でしたので、走りながらでしたが合掌をさせていただきました。

17~18kmは世界遺産・富岡製糸場の横を走るコース。足に多少の疲れを感じましたが、気分よくレンガ造りの建物を見ながら走り抜けました。今年は結婚20周年でしたが、富岡市は妻の実家があり、節目の年にこの富岡の地を走れていることも嬉しく感じ、気持ち良く走れました。

ラスト1kmは4分10秒台でした。ここまで最速ペースで走ってきてもまだ動ける足・・・。人生初フルマラソンとなった10月6日の第3回松本マラソンでサブ4を達成したあと、大きな故障をしました。正直、走るのが怖い時期もありましたが、整形外科医の指示に従ったストレッチと体幹中心の筋トレのおかげで、以前よりも走りが良くなったように、今回のレースで気づきました。走れない時期が続き悔しい思いもしましたが、それを乗り越えたところに、新たな世界がありました。私のランニング生活を支えてくれている家族と友人すべてに感謝します。



群馬サファリ富岡マラソンは、前半に3kmになだらかな上りがある他は、ほぼ平坦な走りやすいコースです。参加費は3,000円とお手頃で、お土産に特産品の下仁田葱やこんにゃくもいただけます。ただ、12kmで75分(6分15秒/km)、18kmで110分(6分06秒/km)と制限時間が厳しいハーフマラソンでもありますので、本気のランナーたちが多く出場します。地元中高生の陸上部も多く参加していて、地域と一体化している感じがします。こういう知る人ぞ知る大会こそ、私は好きですね。来年は40回の節目を迎える歴史ある大会です。また来年もこの土地を走るために、トレーニングを積んでいきます。

さあ、これで今年のレースはすべて終了しました。また日を改めて振り返りたいと思います。次回のレースは来年4月の長野マラソンです。2回目のフル、そして、地元の大会。これからの4ヶ月で故障をしない強い身体を作り直して、サブ3.75(3時間45分未満)を目指します。


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復興の願いとともに走る

2019年12月09日 | ランニング・筋トレ
昨日は、「第39回群馬サファリ富岡マラソン」に出場し、ハーフマラソンを走りました。結果の詳細は明日のブログで報告させていただきますが、群馬県富岡市は今秋の台風19号で大きな被害を受け、市内を流れる鏑川が氾濫し、匠味地区では土砂崩れによって3名もの尊い命が奪われました。コース15km地点がちょうど匠味地区でしたので、走りながら合掌させていただきました。

走りながら、来年4月の長野マラソンの時に、何か力になれないかと考えました。長野マラソンのエントリーの際に、チャリティーエントリーで1,000円を募金させていただきましたが、他にも何かできることがあると思い、このロゴがついたTシャツを着て走ることにしました。
ランニングやマラソンは、災害復興とは全く関係ないように思えますが、微力ながらできることは必ずあるはずです。金額の多寡ではなく、想いと気持ちを届けたいと思います。


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英単語集は一冊に絞る

2019年12月08日 | 英語勉強法
大学受験や英検受験の指導をしていてよく受ける質問が、「単語集は何がいいですか?」です。

大学受験時、私が使い倒した『試験にでる英単語』
私の回答は基本的に同じで、「複数の単語集に手をつけずに、自分のレベルにあったものを一冊に絞りましょう」と答えます。大学受験でも現在の学力に応じてそれぞれですが、中学レベルのものも覚えられていないのなら基本的な語彙が網羅されたもの、偏差値が60を超えていて更に上のレベルを目指すなら発展系の単語集に絞ります。英検なら級別に売られているので、選択はもっと容易です。

困ったことに、高校生は3年間で複数の単語集を学校から配布されます。例えば、長男(高1)の通う高校では、入学時に『WORDBOX Essential』(美誠社)が渡されました。
これだけでセンター試験から難関大学は充分だと思うのですが、最近になって『必携 英単語 LEAP』(数研出版)が配られました。
こちらは、『WORDBOX』より少しレベルが高い単語が多少多く収められている感じがしました。一年に2冊も単語集が配られると、生徒たちは一冊目を覚えかかったくらいに二冊目に入るので、暗記が定着しているか不安になります。まあ、進学校なので勉強する子はするので、その辺の心配は無用なのかもしれませんが・・・。ただ、この購入費を払うのは保護者ですし、以前の記事「スタバで覚えた英単語」でも書きましたが、教材で英語力が決まるわけでもありません。塾という教育指導現場にいると、副教材をこなすだけで精いっぱいで、本当の学力がついていない生徒を多く見ます。高校で配布される副教材の分量には、疑問を抱かざるをえません。

学校から指示がなく、また、自分で英語学習を進めたい人は、実際に書店に足を運び、現物を手に取って、「これだ!」という一冊を自分で決めて浮気しないことが大切です。そこに載っていない単語に出会った時は、その単語集の欄外に書き込んだり、カード化したりするなどして、追加していけばいいのです。


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不易流行であるべきセンター試験

2019年12月07日 | 2020年大学入試制度改革
本日(12月7日)の信濃毎日新聞朝刊の社説で、記述式問題導入延期について取り上げられました。以下に本文を引用します。

記述式見送りへ 政治主導 ひずみあらわに


文部科学省が進める大学入試の改革は、二つの軸をいずれも失うことになる。骨組みがぐらつく共通テストへの移行はいったん白紙に戻し、改革のあり方を根本から議論し直すべきだ。

英語の民間試験の活用を先送りしたのに続き、共通テストの国語と数学への記述式問題の導入を見送る方向で政府が調整に入った。年内に最終判断するという。

およそ50万人が受験する大がかりな試験で記述式の問題を課すことにもともと無理がある。見送りは遅きに失したと言わざるを得ない。大学や高校の現場から強い異論が出ていたにもかかわらず、実施ありきで突き進み、混乱を招いた政府の責任は重い。

延期でなく、導入自体を取りやめるのが筋だ。記述式問題を課す必要があるなら、各大学が個別の試験で出題すれば足りる。実際、多くの大学が既にそうしている。共通テストにあえて組み入れる理由がそもそもない。

採点に充てられる期間は20日ほどと短く、1万人規模の人手を確保しなくてはならない。大勢で手分けするほど採点にはぶれが生じる。入試としての公平、公正さが保てない恐れがある。

極力それを避けようと、試行テストの国語では、細かく解答の条件を付け、書き出しや文末の表現まで指定した。これで、思考力や表現力を見る記述式本来の目的が果たせるとは思えない。条件に当てはめて書くのでは、主体的に考える力や表現力はむしろ損なわれるという指摘も出ている。

採点業務は、通信教育大手ベネッセコーポレーションのグループ会社が請け負った。ベネッセは一方で模擬試験や対策講座も手がける。そのことも、入試の公正さへの疑義を生じさせている。

入試改革は、官邸直属の教育再生実行会議が2013年に出した提言を土台に検討が本格化した。複数回受験など大幅な制度の変更を当面見送り、柱に据えたのが記述式と英語の民間試験だった。

現行のセンター試験をなぜ変える必要があるのか、具体的に検証されたとは言いがたく、大学や高校で議論の積み上げがあったわけでもない。移行の初年を21年とした根拠もはっきりしない。

現場を置き去りにして政治主導で無理押ししてきたひずみがあらわになっている。入試のあり方は本来、大学が主体となり、二次試験を含めて考えるべきものだ。政府が前面に出て手綱を引き、現場を振り回すようなやり方そのものを改めなければならない。(12月7日)
2020年度大学入試制度改革の問題点が、時系列で完結にまとめられていて、非常に分かりやすい社説です。信濃毎日新聞は大学入試制度改革について、その首尾一貫した批判的態度を貫き、社説やコラムで何度も取り上げてきました。教育現場で身を置く者として、とても心強く思います。これまでの社説やコラムはこちらにまとめてあります。

さて、これで大学入試制度改革は白紙に戻り、センター試験の英語の出題が変わっただけで、他は現行通りとなります。今回の社説にあるように、現行のセンター試験に問題がない限り、そのまま継続すべきです。前身の共通一次から40年以上の年月をかけて磨かれてきた日本の大学入試制度の根幹をなすセンター試験。いきなり大きな変化を取り入れてはその長所が損なわれます。これからも時代に合わせて少しずつ変えていく姿勢が大事なのではないでしょうか。そこには不易流行の精神が求められます。


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「色男」の完全なる退場

2019年12月06日 | 2020年大学入試制度改革
先月、大学入学共通テストへの英語民間試験導入延期が決定されましたが、もう一つの問題点であった、国語と数学の記述式問題導入も見送られることが確実となりました。以下は信濃毎日新聞「信毎web」からの引用です。
国・数の記述式導入、見送りへ 50万人分の公平な採点懸念

大学入試センター試験の後継で2020年度開始の大学入学共通テストを巡り、政府は5日、国語と数学への記述式問題導入を見送る方向で最終調整に入った。与党幹部が明らかにした。約50万人の答案を短期間で公平に採点するのは不可能といった批判が相次ぎ、予定通りの実施は困難との見方が強まっていた。

公明党の斉藤鉄夫幹事長は同日午後、萩生田光一文部科学相と省内で面会し、導入延期を要請。斉藤氏によると、萩生田氏は「重く受け止める。受験生のことを考えると1年前までに方向性が決まっていないのは不安だろうから、年内がリミットだ」と述べ、近く最終判断する考えを示したという。(12月5日23時16分)
これで、2020年度大学入試制度改革の二本柱を失うことになります。しかし、これは当然の帰結。従来の大学入試センター試験に何も悪いところはなかった。記述式問題で受験生の思考力や論理力を試すのは、国公立大学の二次試験で既に行われていること。50万人以上が受けるセンター試験で行う意味はそもそもない。カネと利権が絡んだ政府主導の“改悪”に、受験生が食い物にされるところだったのです。

従来の形に戻ることになりそうで、一安心です。ただ、「英語」のリスニングが100点になるのはいいのですが、発音・アクセント・文法・英文整序がなくなり、読解だけになるのは納得できませんが・・・(苦笑)。

英語民間試験導入延期と国語・数学の記述式問題導入延期が決定されるまでの騒動で、私の頭の中に常にあったのは、大学受験英語の神髄を世に知らしめた、我が長野県出身の碩学・伊藤和夫先生の言葉です。先生が亡くなる12日前に記された『予備校の英語』のあとがきからの抜粋を紹介させていただきます。22年前、すでに今日の状況を予言されたような記述で、鳥肌が立ちます。
予備校が滅び、大学受験の中で受験英語が必要でなくなる時代が来れば、今の「色男」対「悪役」という体制のうち、後者が退場することになる。色男は大喜びだろうが、その時代に残るのは会話英語とカルチャー英語という、うまそうな匂いだけで実体のない、ごく薄っぺらなものでしかないと思う。ただそれですべてが終わるはずはない。この日本人の中で、一部少数ではあっても英語の読める人間が必要だという事態は必ず存続する。

(伊藤和夫『予備校の英語』あとがき より引用)
さあ、これで「色男」は完全に退場しました。私はこれからも一部少数の「悪役」であり続け、英語の読める人間を育ててまいります。


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スタバで覚えた英単語

2019年12月05日 | 英語勉強法
シアトル留学中は、大学の授業が終わると Starbucks か Tully's に毎日足を運び、必ずアメリカーノの Tall を頼み、その一杯で数時間、英語の勉強をしたものでした。

先日、1年半ぶりに地元・伊那市の Starbucks に行きました。迷うことなくアメリカーノのTallを注文。
その時、二つの英単語が頭の中で反芻されました。

insulator 断熱材、絶縁物
confectionery 菓子類

insulator は、紙コップに入った熱い飲み物などに付ける熱伝導防止の紙製ホルダーのことです。sleeve を使う人も多いですね。シアトルの Tully's でコーヒーを注文した際、店員から

“Do you need an insulator?”

と尋ねられ、insulator が何か分からなかったので、説明してもらったことがあります。その時に覚えた、私にとっては忘れられない単語です。

その後、ホームステイ先の家の中が真夏にもかかわらず涼しかったのでホストマザーに理由を聞くと、

“This house has good insulation!”

と返ってきました。難しい単語に見えて、実は日常生活で使うレベルの単語だというのが分かります。

confectionery は「菓子類」のことで、シアトルのコーヒー文化を学ぶ大学の授業で出てきたので覚えました。もっと簡単な単語は sweets でいいでしょう。しかし、サラッとこのような単語を使えると、大人っていう感じが出ますね。

難しい単語に見えて、実は、現在の中2生が教科書として使う『NEW HORIZON 2』の巻末にある職業を表す英単語の紹介で、confectioner(菓子職人)が載っています。

『NEW HORIZON 2』 136ページより
私が中学生だった頃は、こんな単語は載っていなかったですね。今の中学生は恵まれています。昔と比べて学校の教科書は実用的になり、書店の語学コーナーには良質な参考書類が溢れている。なのに、高3で英検準2級レベルの英語力を持つ生徒はたったの4割しかいない。ちなみに、準2級は高1レベルですし、指導経験上、準2や2級では英語力を担保するものにはなりません。

やはり、英語は教材ではなく本人の努力次第ですね。


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コーヒーと英単語

2019年12月04日 | 閑話
トラスト英語学院と同じテナントビルに入っている Hawaiian sounds さんから、ハワイのお土産をいただきました。
写真左側がコナコーヒーです。ハワイ島西岸のコナコーストで主に栽培されているコーヒーの総称をコナコーヒーといいますが、コーヒー豆の原産国のうち、唯一先進国で栽培されているため、高価になります。そのコナコーヒー100%を豆から挽いて、いただきました。

義兄からいただいたブラウニーと共に
酸味と苦味の絶妙なバランス。最高です!

パーッケージの裏に書かれている英語も勉強になります。
ボキャビルに最適ですので、いくつか英単語を紹介します。

lush 実り豊かな、繁茂した
vibrant 活力のある
robust 頑強な、濃厚な、コクのある
savor ~を味わう
batch 一束

英検だと全て準1級以上のレベルですが、この程度の英単語は現地では日常生活レベルですね。私も18年前に留学していた時に、日常生活で毎日のように目に触れていた単語たち。これが生の英語。robustは、ブライスキャニオンを訪れた時、レストランで引いた占いおみくじに書かれていたのをはっきりと覚えています。英単語帳で覚えるよりも、生の英語教材と共に覚えた方が、覚えやすいですし忘れにくくなります。工夫してボキャビルに取り組みたいですね。
今朝は、降雪予報から一転、綺麗な朝焼けと朝日が見られた信州伊那谷。今日も、やると決めたことを淡々と積み上げる一日にしましょう。


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motivation booster

2019年12月03日 | 閑話
私は2005年にブログ「英語道」を始めたので、かれこれ15年になろうとしています。ブロガーとしては最古参の一人でしょう(笑)。当時は、SNSがなかったので、ブログがネット上での貴重な交流ツールの一つでした。

そんな時代に、多くのブロガーの方と交流を深めることができました。私は2007年に甲状腺乳頭癌を患いましたが、その時の投稿記事にコメントを下さったのがHUMMERさんTimさんでした。どれだけ勇気をもらえたかは言葉では表せません。

しかし、その後、ネット上の交流の中心がTwitterやFacebookなどのSNSになり、ブログの存在価値が小さくなっていきます。そんな時代の趨勢とは逆行するかのように、私はTOEIC満点を取るために継続力を鍛えようと、2013年1月にブログの毎日更新を始めましたが、この頃から更新が放置されるブログが増えてきたため、年数回程度の更新しかないブログをリンク集から適宜削除するようにしてきました。

その一つにTimさんのブログ「航海日誌 ~英語海原を住く~」もありました。古いお付き合いではありましたが、年に2回程度の更新でしたので、残念ながら昨年末に、私のブログのリンク集からは削除させていただきました。

ところが、先週、「Timさん、更新されたかな?」と気になり、ブログを訪問してみると、ブログの更新再開とともに、ランニングを始められた様子が綴られていました。私は嬉しくなり、すぐにコメントを書かせていただきました。ブログにコメントを書こうと思うなんて、何年ぶりのことでしょう。

以下はそのコメントです。
マラソンと英語
Timさん、2年近くの間、ブログの更新が途絶えていらっしゃったので、記事のチェックをご無沙汰しておりました。諸事情があってブログの更新ができなかったとは思いますが、再開されたのを知り、とても嬉しく思います。Timさんとは2007年以来のお付き合いですので、もう12年になりますね。当時、私が大病をした時にもコメントをこまめに下さり、どれだけ元気をいただいたことか・・・。感謝です。

さて、ランニングを始められて、フルマラソンを目標にされているということ。私の最近のブログをお読みいただければ一目瞭然ですが、私は、3年前にランニングを始め、ゆっくり少しずつ積み重ねて、今年10月に初フルマラソンをサブ4で完走することが出来ました。Timさんが書かれているように、そこには成し遂げたものしか見ることや感じることが許されない世界が確かにありました。

ランニングは、誰にとっても最初は辛いし、長い距離を走るのは難しく感じてしまうかも知れません。でも、時間をかければ必ず目標をクリアすることができます。日々の小さな努力を積み上げる「継続力」が試されるのがマラソンであり、そのプロセスは英語習得のそれと似ています。Timさんは努力されて英検1級TOEIC900点以上の英語力を身につけられたのですから、必ずマラソンでも結果を残せますよ(^^)v

私の今の願いは、どこかのマラソン大会で、Timさんと一緒に走ることです。その日を楽しみに、私は走り続けます。

すると、Timさんから私のブログに返信をいただきました。
ブログを見てくださり,またコメントを頂きありがとうございました。
自分自身でもチェックしておらず,返信が遅れましてすみません。
再開というほどのことでもないのですが,何か思ったことを記録しておくには良い場所かなと思っているだけです。
とてもとてもfukkenさんとは比べることは出来ません。

今回のコメントを拝読し,頭から鳥肌が立ちました。
まずこんなにも放置してしまったブログに目を通していただいたこと,以前のことを覚えていただいていたこと,毎日更新,学習等々を継続されていること,色々な事が一瞬にして頭の中を駆け巡ったからです。
「英語道」はRSS登録し,欠かさず読ませていただいております。
fukkenさんのランニングの経緯も存じております。
実は私が数年前にやってみようかと思ったのはfukkenさんによる影響が大なのです。
ランニング仲間がいないため,勝手に仲間入りさせてもらっていました。
しかし私は挫折,fukkenさんは今やサブ4ランナー。まさにこの差なのです。
今回の再開(というにはまだ早いですが),英語道のランニング記事を最初から読み返しました。
文字通り一歩ずつ積み重ねてこられたのだなという事を改めて感じました。
これこそがまさに見習わないといけない点なのです。
継続は力なり,これがいかに難しいことか。成功はその先にしかないのに。
私はそれを痛いほど良く知っているはずなのに。

人生いつだって,何回だってやり直せる。
またここからやり直そうと思います。
このブログも正直放り投げようと思ったことが何回もありました。
ただ,こうやって再開すればこんなにも良いことがあったのです。
何もしなければ何も産まれない。

まとまりがなく,かつ長文となりすみません。
私もいつの日かfukkenさんにお目にかかり,お話させていただけることを目標にしたいと思います。
私もその時までに何か少しでも誇れることを成し遂げたいと思います。
今回はコメント頂き本当に有難うございました。


今の私の目標は、いつの日かTimさんと一緒にマラソン大会を走ることです。多くのことを語り合い、英語なりブログなりランニングなり、継続したものしか目にすることが出来ない素晴らしい世界を共有したいのです。

人はいつだって、やり直すことができる。
やり直そうと思った時が、行動する時。
何もしなければ、何も変わらない。
行動すれば、何かが動き始める。
私は、何かを始めることで自分を変えることが出来るのだという motivation booster であり続けたいと思います。そのためには、私自身がやると決めたことを毎日淡々と継続し、これからも小さな努力を積み上げていく必要があります。そう、「継続こそ力」なのだから。


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中3受験生たちの想い

2019年12月02日 | 指導現場にて
昨日は中3生対象の無料セミナー「そうだったのか!高校入試 リスニング対策」を行いました。向学心あふれる多くの中学3年生に参加していただき、あっという間の2時間でした。
受講生の感想を以下に抜粋させていただきます。
・忘れていた部分を改めて思い出させてくれ、これからのモチベーションに繋がった。(R・K君)

・「自分はできる」とおごりがあったが、今回のセミナーで己の無力さが露呈された。有意義な時間だった。(N・K君)

・リスニングがすごく苦手で、英語の点数が低くて悩んでいました。今回のセミナーではこれからの勉強方法なども知れて、今日からコツコツやっていこうと思えました。(N・Mさん)

・今日教えていただいたことをもとに、リスニングで満点をとり、更に他の部分でもよい結果が残せるようにしていきたいです。(A・Uさん)

・リスニングの他にも、いろいろな知識をつけることができた時間だったと思います。やるべきことはやる。自信がつきました。(T・S君)

長野県の多くの中3生にとって、高校入試は初めての大きな試練となります。羨望、焦燥、嫉妬、孤独、挫折、克己、奮起・・・。さまざまな感情が錯綜する中、親や教師などの周りの大人とぶつかりながら、みなが成長の階段を一歩ずつ登っていきます。その道程において、自分の人生を見極めて切り拓く力が、受験勉強を通して身についていくのです。

頑張れ、受験生たち!


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