英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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英単語集は一冊に絞る

2019年12月08日 | 英語勉強法
大学受験や英検受験の指導をしていてよく受ける質問が、「単語集は何がいいですか?」です。

大学受験時、私が使い倒した『試験にでる英単語』
私の回答は基本的に同じで、「複数の単語集に手をつけずに、自分のレベルにあったものを一冊に絞りましょう」と答えます。大学受験でも現在の学力に応じてそれぞれですが、中学レベルのものも覚えられていないのなら基本的な語彙が網羅されたもの、偏差値が60を超えていて更に上のレベルを目指すなら発展系の単語集に絞ります。英検なら級別に売られているので、選択はもっと容易です。

困ったことに、高校生は3年間で複数の単語集を学校から配布されます。例えば、長男(高1)の通う高校では、入学時に『WORDBOX Essential』(美誠社)が渡されました。
これだけでセンター試験から難関大学は充分だと思うのですが、最近になって『必携 英単語 LEAP』(数研出版)が配られました。
こちらは、『WORDBOX』より少しレベルが高い単語が多少多く収められている感じがしました。一年に2冊も単語集が配られると、生徒たちは一冊目を覚えかかったくらいに二冊目に入るので、暗記が定着しているか不安になります。まあ、進学校なので勉強する子はするので、その辺の心配は無用なのかもしれませんが・・・。ただ、この購入費を払うのは保護者ですし、以前の記事「スタバで覚えた英単語」でも書きましたが、教材で英語力が決まるわけでもありません。塾という教育指導現場にいると、副教材をこなすだけで精いっぱいで、本当の学力がついていない生徒を多く見ます。高校で配布される副教材の分量には、疑問を抱かざるをえません。

学校から指示がなく、また、自分で英語学習を進めたい人は、実際に書店に足を運び、現物を手に取って、「これだ!」という一冊を自分で決めて浮気しないことが大切です。そこに載っていない単語に出会った時は、その単語集の欄外に書き込んだり、カード化したりするなどして、追加していけばいいのです。


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