英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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昨今の英検2級レベル

2023年12月07日 | TOEIC・英検など

2023年度第2回実用英語技能検定の合格発表があり、受験したトラスト英語学院の塾生全員が二次面接試験に合格しました。

・2 級 4名

・準2級 4名

・3 級 2名

大学受験で満足のいく結果を得るには、準1級以上の合格が a must です。2級では物足りませんので、貪欲に上の級を目指していきましょう。

 

さて、英検2級のレベルは英検協会のHPによると「高校卒業程度」とありますが、教育現場にいるとこのレベルがいったいどの程度なのか、疑問に感じています。「高校」と言ってもレベルも様々ですからね。

私が塾業界に身を置いた20年前から感じていたことではありますが、「え?2級に合格しているのに、この程度のことも知らないんだ?」と思わせられる場面に数多く遭遇します。私が高校生・大学受験生だった昭和後期や平成初期の頃は、2級合格者の英語力はもっと高かったように思います。ですので、私は現在の英検2級の英語力は信用していません。

こんな風に書くと独りよがりの意見のように思われますが、同様に感じているのは私だけではないようで、先日のFacebookで、とある高校の英語の先生が次のように書かれていました。

「今の2級は、3年次進研偏差値40台、共通テスト4割程度でも受かってしまいますよね。でも、30年くらい前は、センターで8割近く取れ、偏差値は65くらいないと受からなかったと思います。そして合格者の大半は高3で、英語がすごく好きな生徒だったと思います。それでもなお2級を取れる高校生は貴重でした。でも今は高1で2級に受かるのも珍しくありません。相対的に英検2級程度は大したことないという認識に現場もなりつつあります」

このコメントを読んだ時、「やはり、そうか・・・」と妙に納得してしまいました。

ただ誤解していただきたくないのは、「英検2級を受けなくていい。受からなくていい」と言っているわけではありません。2級のレベルが昔よりも下がってしまったからこそ、本物の英語力を身につけるための通過点として、絶対に受からなければならないのです。そして、早くに準1級へとチャレンジしてもらいたいです。

東大や京大などの旧帝大、早慶上智、GMARCHといった難関大学では、準1級レベルの語彙と英文が当たり前に出題されます。むしろ、準1級以上の英語力がないと勝負できません。難関大学を目指す場合、遅くともは高3の夏、つまり高3時の春の英検で準1級合格しておきましょう。そうすれば、推薦入試を含めて、チャンスと選択肢がグッと広がります。

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