鉄風味な写真日記

~管理人ガトーが、気まぐれにテキトーに書く日記と、撮って来た写真を貼り付けるトコです(笑)~

ヤフオクで43-86mm F3.5を3本衝動買い(苦笑)

2020-09-02 18:23:30 | その他


ワタクシ、標準ズームってあんまり好きではないんで、仕事用AFレンズ以外は叔父の形見分けで貰ったAi 35-105mm F3.5-4.5sしか持ってない。
そう、高感度使い放題なデジタルとは違いフィルムの頃は常用ISO400、メチャメチャ頑張ってもISO3200くらいなんで開放がF3.5のレンズなんて使いたくない…あと、ただでさえ暗いFEやF3のファインダーで開放F3.5とかのレンズなんか付けてたらファインダーがより暗くなり辛すぎなんで(苦笑)

そんな訳でずっと避けてた標準ズームだが先日、ヤフオクを見ていると43-86mmが結構安く落札されているのに事に気付いた。
そう、43-86mmって昔から使い辛い焦点距離に暗い開放F値ってイメージで正直、ほぼ視界に入らなかったレンズなんだが調べてみると前期型・後期型の2種類があるらしく、その中でも前期型は日本初の標準ズームレンズとの事…まあ、詳しくはニコンHPのニッコール千夜一夜物語「第四夜 Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5」を参照の事。
で、色んな人のブログを見てみたんだがコレが凄くてフレアやゴースト、歪みが特盛なアレなレンズで色んなブログのニコンレンズワーストランキングで、ほぼランクインしている駄目っぷり。

おお〜、なんか面白そう♪


そんな訳で早速欲しくなったんでヤフオクでAi改の43-86mmを手に入れたんだが、コレが噂に違わぬアレなレンズで一気に惹かれていきましたよ♪
その後、ヤフオクにてAi改造されていないオリジナルの前期型、そして格安の後期型も手に入れ堂々の3本体制…ええ、我ながらバカだなあと思います(笑)


で、↑がその3本の43-86mm F3.5。
左からオリジナルのZoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5、Ai改のZoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5、後期型のAi Zoom-NIKKOR 43-86mm F3.5で、お値段の方は税・送料込で左から2040円・3100円・1420円となります。

いやいや、全部足しても6510円って(笑)





そして↑はテレ側に伸ばしてみたの図…ええ、直進ズームでした。
うむ、色んな色で描かれた被写界深度目盛りが印象的です。

そうそう、こうして見比べてみると何気に左の前期型と右2本って距離指標が違いますな…ニッコールは大抵、ftが黄でmが白なんだが左の前期型はmが上でftが下と言うあんまり見た事の無い並びとなっております。




で、寝かしてみたの図…ご覧の様にレンズの色が左2本は黄色っぽく右のヤツが青っぽく見えるんだがコレはコーティングの違いで、左2本はモノコートで右のヤツがマルチコートとなっております。
ちなみに前期型にもマルチコートを施されたZoom-NIKKOR C Auto 43-86mm f3.5と言うモデルもあるとの事。

あと、銘板を見ると一番左のヤツはNippon Kogaku Japanとあるが真ん中のAi改と右の後期型はNikonのみとなっておりますなあ。





そして↑はマウント側から見たの図。
一番右のヤツはAiレンズと言う事でカニ爪の反対側に突起がありますな…あと、一番左の前期型はマイナスネジを使用しネジ留めも3箇所となります。



ココからは個別に紹介していきます。



↑はFフォトミックFTnに装着したオリジナルの前期型…コチラはシリアル44万台後半と言う事で1966年辺りに造られたモノと言う事で、同じ様な時期に売られていたFTnと一緒に撮ってみましたよ。





コチラはニューFもどきな黒いFアイレベルに装着したAi改の前期型…コチラはシリアル53万台と言う事でワタクシの生まれ年である1972年に造られたモノとなります。
まあ、この時期ならニューFだろうと言う事でコチラさんにご登場願った次第(笑)

そうそう、このレンズなんだがピントリングのローレットゴムが伸びているのか↑の様に離れた状態でなんか溝みたいになってるんだよなあ。
あと、前に貼ったEF510-507の牽く1086レはD5にこのレンズを付けて撮ったモノでした。




で、↑は先日手に入れたF2 Photomic Aに装着した後期型…コチラは90万台と言う事で70年代後半から80年代初頭に造られたモノとなります。
とりあえず、Ai化後のレンズなんで1978年製のF2でいいかなっと(笑)


ちなみにこの43-86mm、レンズ構成は前期型が7群9枚で後期型が8群11枚となり前期型と後期型では中身が全く別物だったりする。
なんでもこの変更は、前期型の周辺性能や周辺光量を改良するためらしいんだが正直、前期型ほど顕著に出ないが後期型もそこそこ歪むし開放だと収差や光量落ちが結構目立つレベルになるんだけどねえ。





そして↑は昨日、加島に試し撮りに行った際にiPone11で撮った記念写真(笑)
手前は先日手に入れたD40Xに付けた44万台の前期型で左奥がD500(2号)に付けたAi改の前期型、そして右奥はD5に付けた後期型となります。

ちなみに昨日貼ったEF65 2093の流し撮りは右奥のD5+後期型で撮ったモノでした…ええ、フルサイズで撮りたかったもんで。





コチラは昨日、D40X+44万台の前期型で撮ったキハ189系H1編成の「はまかぜ」4号…逆光で厳しい状況だったが何とかズーム流しで撮る事が出来ました。





そして↑は列車を待っている際に撮った新幹線の高架…黒い雨雲が近づいて来る恐怖感を表現してみました、嘘だけど(笑)
コチラもD40X+44万台の前期型で撮ったんだがf8まで絞ったんでクリアな画像になりました。

あと、このレンズだがワイド側は樽型にテレ側では糸巻型に歪むんで↑の様に直線のあるカットはどこかしらが歪むと言う宿命を背負っております(苦笑)





コチラは先日、D5+Ai改の前期型で撮ったカブ110…左が開放f3.5で右がf8で撮ったモノです。
一応、カブのラゲッジケースにピントを合わせているんだが開放の方はラゲッジ周辺以外はボケボケで周辺落ちも出ておりますが、f8に絞るとご覧の様にクリアな画像に早変わり(笑)





コチラも先日、D5+Ai改の前期型で撮ったモノです…コチラも開放で撮ったんでゴースト・フレア・周辺落ちのコンボです♪





コチラも同じくD5+Ai改の前期型で撮ったモノ…コチラも開放で撮ったんでゴースト・フレア・周辺落ちにパープルフリンジも加わっております(苦笑)





そして↑はD5+後期型で撮った223系W6編成の姫路行き新快速…明暗差の激しい陸橋下でのズーム流しなんだがそれなりに写っておりますなあ。






で、↑もD5+後期型で撮った夕方の空…とりあえず、マルチコートのお陰と言う事で(笑)




おまけ



そしてローレットゴムが怪しかったAi改のヤツだが撮影中、↑の様に取れてしまいました(苦笑)
で、↑のカットなんだが最初は他のカメラで撮ろうと思ったんだが43-86mmって最短距離が1.2mなんで結局、iPhone 11で撮る羽目に。

まあ、色々と制約の多いレンズなんだけどなんか惹かれるんだよなあ。










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