自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

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自然エネルギーの国・オーストリア旅日記③

2006-12-02 10:03:02 | 環境

今朝も早朝4時過ぎには起床。
昨夜は世界文化遺産の都市グラーツに入り、
夕食は自由にしたため、早めに床についた。

しかし、昨日は長いような短いような1日だった。

家族経営のオフナー社のミニバスをチャーターし、
3日間の南オーストリアツアーに出発。
8時にウイーンを出て、高速道路を西へ走り
ハンガリーとの国境にある世界自然遺産ノイジードラー湖へ。
途中、無数の風力発電用の風車が出迎えた。


オーストラリアに海があったのかと錯覚するような
水深2メートル足らずの中部ヨーロッパ唯一の草原湖(ステップ湖)は、
葦が群生していて、広大な湖は野鳥の聖域。
猛禽類(鷲)もたくさん見られた。
水質浄化や排水溝整備もきちんとされていて、
ウイーン市民の飲料水にも利用されているらしい。





ブリゲンランド州からシュタイヤマルク州へワイン街道も一部
利用し、南下。ノイジードラー湖周辺はワインの産地でもあり、
オーストリアの白ワイン生産の4分の1を占めている。


(人口5000人あまり城砦の町ギュッシングへ)

昨日の最大の目的地は一昔前ではまったく無名の小さな町、
ギュッシングだった。東欧との辺境の地として貧しい町だったが、
約10年前から周辺の痩せた山林からの木材を材料にした
木質バイオマスをエネルギーとして再利用するモデル地区として
再生した。
ギュッシングバイオマス発電所ガス化発電プラントを
オーガスティンさんが案内してくれた。
ギュッシングの町では電力と熱をバイオマスで100%まかなっている。




5、6年前から木質床メーカーの工場も移転してきて、雇用も増え、
以前は70%がウイーンに出稼ぎにでていたが、今では30%台に
減っているという。
EU、オーストリア、シュタイヤマルク州、ギュッシング市共同の
バイオマスの世界最大級の実験プラントといわれている。

大きなポスターを見つけた。
”OCO ENERGY MARATHON 2007”
毎年開催されているということだが、来年は9月30日開催とのこと。
日本で森林マラソンをプロデュースしてきたわが身としては
見過ごすことはできない。やろーかなー・・・と体内バイオマス発電が
はじまったような感覚になった・・・。


ギュッシングを出発して、まっすぐグライスドルフ、そしてグラーツを
向かう予定が、またまた、寄り道をしてしまった。






オーストリアが生んだ鬼才、ガウディ、エコ建築家とも呼ばれる
フンデルトバッサーが作ったHOTEL&SPA が近くにあると聞いたからだ。
BadBlumau という小さな村に寄り道してしまった。
突然草原に出現したカラフルな建築物には驚いた。
建物の先端にある大きな金の玉は大阪にもあり、ちょっと不評だとか。
ところがここでは不思議に調和していて、楽しい雰囲気を演出していた。
自然界には直線はなく、すべてが曲線でできているという理論から、
敷地内の建造物はほとんどすべて曲線で作られていた。
廊下が曲線で波打っているのは不思議な感覚。部屋の中も見てみたかったがさすがに
時間がなかった。
寝室が曲線だとはたしてリラックッスできるだろうか?

寄り道のツケはクライスドルフのカットになってしまった。
ここはオーストリアのフライブルクとも言えるエコロジーな町だと聞いていたので残
念。なんとかウイーンに帰る前にでも立寄りたい。

17時を過ぎようやくグラーツに到着。
宿泊のガストホフは部屋割りに苦労したが結果的になんとかなった。

直前にアキレス腱を切って現在自宅療養されている保田さんを見舞う。
彼女の回復を願いつつ、来年からのエコツアーの協力を要請した。

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